現パロ




昼の日差しの暖かさに微睡んでいたら、近付く足音と名前を呼ぶ声が聞こえた。しかしあまりにも今の状態が心地良く、返事が出来ずにいた。聞こえていた足音が隣で止まり、腰を下ろした音がした。

「…寝てんのか?」

未だに微睡みから逃げ出せず、でもなんとか起きようと試みる。が、くっ付いてしまったのかと思うぐらい瞼が重い。

「お前が昼寝なんてめずらしいな」

何より、普段自分に対しての言動からは想像もつかない程の優しい手付きで、頭など撫でられてはしまってはよけい眠気を誘うばかりである。それでもなんとか起きようと一瞬うっすら開いた目に、飛び込んで来たその人の顔があまりにも優しく微笑んでいたので、ギンはこれは夢だ、このままこの微睡みに身を任せればきっと目が覚めるだろうと抗うのをやめた。

「おやすみ、ギン」

耳に届いた驚く程甘く優しい声音を最後に、ギンは意識を手放した。












44.眠る




120226

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この後一緒に寝ちゃった首領に照れ隠しで殴られる。
相変わらずギンクリへの夢を捨てられないw\(^q^)/








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