桜色の詐欺師は言った | ナノ

桜色の詐欺師は言った

誰もが口にする絶望を君は今更否定する

さよならが響く前にもう一度温もりを

唇にのせた想いを音にすることはできなくて

無言の拒絶、気づかないフリ

髪を攫う風に君への思いをのせたまま

拒絶して、痛くて

確かな体温は淡い記憶の中に

半径25cm(この領域には入らないでね)

零距離の僕ら

彼女は、愛したのです。

拳銃一丁入るくらいの私と貴方の心の距離


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