拍手2012/4月 |
「なぁ、G」 「あ?」 「今まで黙ってたんだが…」 「んだよ」 「本当はおまえの事なんて、好きじゃないんだからね!」 「ツンデレかっ!?」 「ほ、ほう?こういうのをツンデレというのか、なるほど」 「白々しいわ」 「って、そうではなくて!俺は本当はGの事なんて好きではないんだぞ!?」 「…あ、そう」 「う、うむ…」 「……」 「………」 「…………」 「……………う、嘘だぞ!?今日はエイプリルフールだからな!本当は愛しているからな!本当だぞっ!?」 「わかってるっつの」 「本当か?本当にわかっているか?」 「おお」 「そ、それならいいが…」 「……」 「………」 「…………ジョット」 「む?」 「…おまえにずっと隠してた事があるんだ」 「な、なんだ?」 「実は、女なんだ」 「えっっっ!!!???」 「……」 「………」 「…………」 「……………本当なのかっ!!??」 「おまえアホだろ」 「え……なっ…まさか嘘なのか!?」 「当たり前だろうが!テメェ何年一緒にいんだよ!」 「む……だ、だがGはそこらの女より美人だからな、女だと言われても妙に納得するものが…」 「んなっ…!?」 「まぁ俺はGが男であろうが女であろうが、Gであるならどちらでも構わないのだが」 「………ばーか」 「むっ、馬鹿とはなんだ」 「だいたい俺が女じゃねぇって事は、おまえが一番よくわかってんじゃねぇか」 「え?」 「何度俺の身体をひらいたと思ってんだ?」 「なっ…!?」 「俺の知らねぇとこまで、おまえは知ってんだろ?」 「じ、G……そ、それは誘って……」 「さて、隼人たちでもおちょくってくっかな」 「えっ!?ちょ、このタイミングで!?」 「だっておまえ、俺の事好きじゃないんだろ?」 「えぇええ!!??だ、だからそれはっ!」 「俺はおまえの事愛してんのに残念だよ、ジョット」 「ちがっ……!!!」 「じゃな」 「じっ………」 「おい隼人!聞いてくれよ!!」 「っせぇな、んだよっ!?」 「ジョットの奴!俺に好きじゃねぇって言いやがったんだ!」 「……は?」 「エイプリルフールだかなんだか知らねぇが、俺に好きじゃねぇって!しかも二度も!!!」 「……………は?」 「だから……!」 「わかった、わかったっつの!!でもエイプリルフールなんだから嘘なんだろうが」 「…………で…………だよ…」 「あ?」 「嘘でもムカつくんだよっ!!!」 「…………(素直じゃねぇ…)」 |
end |