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 並盛幼稚園ボンゴレ組!







ここは並盛町に古くからある由緒正しい並盛幼稚園。


並盛町に住むたくさんの子供達が毎日仲良くここに通っています。







朝、8時に門が開き続々と園児達が登園してきました。



「じゅうだいめ!おはようございます!!」

「ごくでらくん!!おはよっ!!」



"じゅうだいめ"と呼ばれた、目がくりくりの茶色い髪をした男の子は沢田綱吉君。

"ごくでらくん"と呼ばれた、目つきは悪いですが、綺麗な銀色の髪が目を惹く男の子は獄寺隼人君。



「ね、ね、ごくでらくん。教室まで手つないでいこ!!」

「はいっ!!」



二人はとても仲良しです。



「ツナにごくでら!おはようなのな!!」

「やまもと!おはよ!!」

「…おう」



"やまもと"と呼ばれた、常に笑顔で元気の良い男の子は山本武君。
綱吉君と隼人君のお友達です。



「おら、そこのガキ三人組ー!!早く教室入んねぇと遅刻しちまうぞ」

「あ!G先生おはようございます!!」

「おはようございますなのな!!」

「…おう」

「ん、おはようさん。ほらさっさと入れ」



"G先生"と呼ばれた、口は悪いが子供達には人気のある男の人は綱吉君達のいるボンゴレ組の先生、Gさんです。



「G!探し…って隼人君達ではないか!おはよう」

「…おはようございます」

「おはようございますなのな!!」

「初代さま!!おはようございます!!!」



"初代さま"と呼ばれた、愛想の良い金髪の髪をした男の人もGさんと同じボンゴレ組の先生、ジョットさんです。



「そぉいやジョット。俺の事探してただろ、何かあったのか?」

「む?別に何もないが?」

「はぁ??」

「Gが無断で俺の傍を離れたから探しに来ただけだ」

「んなっ!?」



この二人もとっても仲良しです。




教室の前でそんなやり取りをしていると、



「ちょっと君たち。いつまで待たせる気?かみコロスよ」

「きょくげんに遅いぞー!!!」

「クフフ、みなさんおそろいで。」



"かみコロス"が口癖な常にトンファーを持っている雲雀恭弥君。

"きょくげん"が口癖な五月蠅い位元気な笹川了平君。

"クフフ"が口癖なパイナップル頭の六道骸君が教室から顔を覗かせました。

みんなボンゴレ組のお友達で綱吉君達と先生方を待っていた様です。



「みんな待たせてすまないな」

「ほれ、さっさと教室入れ」



ジョット先生とG先生に促されて綱吉君達三人も教室に到着です。



「あっ!!ツナさんにみなさん!!おはようございます!!」

「ツナ君たちおはよう〜!!」

「…みんな、おはよう…」

「きょうこちゃんにハルにクローム!おはよう!!」

「おはようなのな!!!」

「…おう」



教室に入り、声をかけて来てくれた女の子達は"きょうこちゃん"と呼ばれる笹川京子ちゃんと"ハル"と呼ばれる三浦ハルちゃん、そして"クローム"と呼ばれるクローム髑髏ちゃんです。



「よし、これで全員揃ったな!」

「んじゃ、朝の会始めっからお前らこっち向けー」

「「「はーい!!」」」



漸くボンゴレ組の園児みんなが揃った所で、ジョット先生とG先生が朝の会を告げます。



すると綱吉君が先生達に見つからない様に隼人君に近付いてこそこそ話しかけます。



「ねぇ、ごくでらくん」

「なんですか?じゅうだいめ」

「今日もいっっぱい、いっしょにあそぼうね!!」

「っ!!はいっっ!!」









こうして並盛幼稚園ボンゴレ組の騒がしくも賑やかな一日が始まるのです。








end 

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