四つ葉のクローバー



▼新神

「やっぱり、神楽ちゃんは女の子だね」

少年が呟く、目線の先には少女がしゃがみ込んで何かをしているようで

少女は太陽のような笑顔で振り向き、手にとったものを見せびらかすように少年の目の前に手をだす

「やっとみつけたネ!!」

「せっかく見つけたんだからちゃんとしまっておくんだよ?」

少女、神楽はまたにんまりと笑う

「当たり前アル!!」

少年、新八は神楽がいくら大食いでも
巨大なエイリアンを倒せる怪力娘でも

心は誰よりも女の子な事を知っている


神楽は見つけたそれを大事に両手に握りしめて
ブツブツなにかを言っているようだ

「……よしっ」

その笑顔で満足したのか
新八は何を願ったのかあえて聞かなかった

「さ、もう帰ろ。銀さんが待ってる」

「うんっ」







(願い事、叶うといいね)




四つ葉のクローバーは一つ見つけると案外大量に見つかったりする
けど見つけてはしゃぐ女の子がいたら和む^^