(テンポと響)


 死んだあいつに“似ている”の幅が少しずつ広がってぼやけて曖昧に溶けていく、それはもうあいつじゃなくて俺だ、キャスターバニラ雨の匂い、サイテーの梅雨!

「テンポ?」
「あー、悪い」
「悪くはない」
「ちょっと自販行くわ」
「うん」

 何一つ似ていない、はずだろ、なぁ。勝手に死ねよ。





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