(柳哉)

「セーラー服? もう着ないね」

 高二の時文化祭で一雨に喧嘩を売られたので着ない。というのは建前。
 瞳くんを思い出すから絶対着ない。そういう思い出ももちろん吐きそうだ。
 もっと、吐き出してしまうのならば、先生を、あの写真を、俺からイヤホンを奪って柳哉くんはだめだねと笑った君を、思い出のように思い出すから、二度と着ない。



title by 最終点




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