Меланхолия в воскресенье
曇り空は私を憂鬱な気分にさせる。ぽつり、雨が降ってきた。
巡り巡って、この涙はいつか雨を形成する。
ガラスに滴る水滴を見つめ、私はこの世はなんて地獄なのだろうと鳴り止まない電話の音を聞きながら思っていた。
優しくしてほしいけれど傍にいてほしいわけではない。
今日も彼は女の子と笑っているのだろう。まともに声もかけられないくせに嫉妬する。僕はなんてダメ人間なのだろう。
愛してほしいだなんて、この身分でいえることだろうか。
つつつ、と曇ったガラスにハートマークを描く。今日も彼はやって来ない。
君の夢をなぞる度、僕は惨めになるのかもしれない。だって君はもう居ないのだから。
平穏無事な心で彼の命日を迎えられる気がしない。その日が近づくにつれ僕の心は波打っていく。
雨が降る。傘はいらない。
梅雨の時期だけが憂鬱な気分にさせるわけではない。
今日はきっと、何をしても駄目になる日だ。
何をするにも気が進まないのは、きっとこの天気のせいだ。
全てのことがめんどくさい。そうだ、今日は一日お休みの日にしよう。
いっそ全てを投げ出して逃避行、なんていうのも良いのかもしれない。
スーツケースを転がして愛しい人へ会いに行く夢は、とうに褪せてしまったのか。
愛していた日々ばかりが眩くて思い出は美化されていく。
春に別れるのならば、ぼくは一生春が嫌いになるだろう。
君を失う暖かな季節は呪いにしかならないのだ。
いっそのこと死にたいと思ったのは初めてではない。
安心して泣ける場所なんて、僕には無いのだろう。
すべてを忘れてしまえたらどんなに楽だろうか。
誰かに愛してもらうには人生はあまりにも短すぎるのです。
無性に泣きたくなる夜、ぼくはテディベアを抱きしめる。
大丈夫、なんて嘘ばかり上手になってもしかたない。
今夜は一緒に眠ろうか。僕らが寂しくないように。
一番上のもお題としてお使いいただけます
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