a murde | ナノ

Great detective


犯人はこの中に居ます。中途半端な推理を頭に、僕はそう告げてしまった。

このペン1本で私は100人をも殺し続けてきた。

ざぶざぶと洗濯機が血染めのカッターシャツを洗っている。

犯人も被害者も探偵も、全て一人の人物だったのだ。

FBIだと叫びながら、彼は殺人の通報があった館の扉を蹴破った。

私の父が連続殺人犯だと知ったのは、私が18歳のときだった。

愛しい人を手にかけ、私はロンドンへと渡った。

今日を境に、この殺人事件は始まったのだ。

今日も検視実に遺体が届く。それに話しかけながら仕事をするのが私の毎日なのだ。

このバラバラ遺体を組み立ててみたが、5体の内1体、右腕が1本足りないのだ。

このイギリスで起きた一連の連続殺人犯は、移動式遊園地のクラウンだった。

連日、新聞を賑わせているのは例の殺人犯だ。コーヒーを啜りながら私は仕事に行く準備を始めた。

早く犯人を見つけなければ。連続殺人犯であろうことはもうチーム内で結論が出ている、プロファイルもした。30代男性で白人。人と関わる事が苦手なため定職には就けないでいる。最近奥さんか恋人と別れたかしたのが今回の連続殺人への引き金だろう。

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