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школа

しかたない。奥の手を使おう。この試験の点数を決めるのはこの番号の書かれた鉛筆だ。

明日から試験だというのに、まったく持って勉強ははかどらないし、一緒に勉強している馬鹿二人もゲームに夢中だ。だから三馬鹿って呼ばれるんだなとしみじみ思った。

せっかくの学園祭だというのに、当日はあいにくの大雨だった。

まさか、理科室が爆発するとは思っていなかった。

調理実習は、結果から言えば散々だった。

屋上に行きお弁当を広げる。購買から戻ってきた友人たちと一緒に食べるのが日課になっていた。

僕がアメリカの学校へ転校したのは、単なる親の仕事の都合というわけでなはない。

歴史の時間はどうにも眠たくなる。戦国時代なんて小中でやったんだからいいじゃないか、と思いながら眠らないように黒板を睨みつけるのだ。

僕のクラスでは、学園祭の出し物はお化け屋敷をすることになっている。

誰がテストなんて考えたのだろう。生徒は勉強する時間が増えるし、教師だって問題を作り採点をするのは楽じゃない。ほら、誰も得なんてしないだろう?

小中高付属のこの学園はとにかく広いし人数が多い。初等部の弟を門まで送り、僕はもと来た道を引き返し高等部へと向かった。

寝坊した、と気づいたときにはもう一時間目が始まる時間だった。バックパックにプリントと宿題を詰め込み紙袋に入ったサンドイッチも一緒に詰めて自転車を走らせる。送ってくれる親は仕事だしスクールバスはもう行ってしまったからだ。

カリカリとペンを走らせる音だけが聞こえるなか、ぼくは問題用紙を真四角にしてオリガミに変身させた。日本の友達が教えてくれたようにそれで鶴を折るのだ。

僕のクラスの学園祭の出し物は、満場一致で男女逆転喫茶店に決まった。

今日も遅刻だ。始業のベルがジリリリと鳴り響いている。

彼はいつもカフェテリアの奥のほうの席に座っている。今日も例外ではない。

雨が降っているからチアの練習は屋内になったのがいけなかった。

スクールバスに乗り込み悪友と悪戯の相談をするのが日課だ。

学校風味
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