long | ナノ

looong

今日でさよならさ、僕の一番愛しい人よ
大嫌いだなんてそんな泣き顔で言われても可愛いだけだよ
冗談だって、怒らないで聞いておくれよスイートハニー
ひとりでも多くの人が僕を嫌いにならないでくれたらそれでいいのに
何度ぼくが愛してると言っても君は本気にしてくれないんだろう?

好きになってほしいとは言わないよ、ただ嫌いにならないでほしいんだ
馬鹿だね、僕がこの世で一番君のことを愛しているというのにさ
ねえ、ジェシー世界が君に優しかったら、それは素敵なことだと思わないかい?
大好きだって簡単に伝えられたらいいのにって言ったよね
誰も見捨てない勇気がある君のことだからきっと

艶やかなルージュに短いスカート揺れるフリルが視線を奪う
月夜に吠える人狼の悲しい思いが木霊するの
「秘密」は二人の間で甘美に揺れるの
孤独な子供だった頃、まだお伽噺を信じていたの
このチョコミントアイスが溶けるまではまだここで君を待つ

そんなふうに微笑んで、まるで僕が悪いみたいじゃないか
長々とした誓いの言葉よりもキスのひとつで黙らせてよ
まるで夫婦喧嘩みたいなやりとりだって愛しいさ
この物語ならきっと僕のことは裏切らないだろう
君を救い出すたった一つの扉を見つけるために幾千年も旅をする

しぶしぶ僕は箒に乗って君の策略に嵌ったふりをしてあげるんだ
春が過ぎ去って夏が終わって秋が枯れて冬がやって来ても君は戻ってこないんだ
カランコロンと飴玉をビンの中で転がして遊んでいる姿がどうしようもなく切なくて
この杏飴が溶けるまでは縁日にいようと思っていたんだ
甘い蜜を滴らせて淫靡にぼくを誘ってよ

この声も心も祈りももう何も届くことない所まで
もしかしての希望すら危ういこの世の中で
星の産声を、聞いたことがありますか
ぼくらはシリウスまではいけないけれど
いつの日を切り取っても額縁から溢れ出ることのないように収めてあるんだ

あの夏僕らが飲んだレモネードの味を君は覚えているだろうか
嘘つき嘘つき嘘つきな君が僕は憎くて早く消えてほしくてそれでいて大好きだ
絶対的な君の存在が僕の中では揺ぎ無い目標人物なんだ
再び笑いあえる日々が来るなら僕は何でもしてみせるのに
世の中は不平等だって君が教えてくれたんだっけ

この金平糖の瓶が空っぽになったら君の人生から僕が消える
まだ大丈夫は本当は大丈夫じゃないって君はどうして嘘つくの
酷く傷ついたふりで僕にキスして
僕ら二人でどこへでも行けたんだあの日までは確実に
神様がいるならどうか僕を彼のもとへ連れて行って

涙を流してくれれば口づけをしよう
お願いだからそんな顔で微笑まないでよ
あの日君が僕に触れたその日から僕は
星空を眺める君を眺めているだけで幸福なんだ
恋愛的な感情よりもきっともっと奥深い感情なんだ

誰に分かってもらえなくても僕だけがわかればそれでいい
地に足つけてなんてできないからさ
君の言葉はよく切れるシルバーのように僕を突き刺す
もう何もわからないぐらいぐちゃぐちゃにして
ぼくらきれいなままでは終われない関係

欲望のまま本能のままに行動してよ
恥じることなんて何もないでしょう
口汚く罵って早く僕を突き倒して
この傷跡を見るたびに僕は今日の出来事を思い出せる
君が僕に触れるだけで僕の心はこんなにも喜んでいるのに

今更、優しくなんてしなくていい
酷くひどく僕を嬲って忘れられないようにして
君と同じ愛情僕はきっと返せないから
与えられるものは何もないのに
私の言うことなんてあなたはどうせ知らないふりなのでしょう

傷口に塩を塗るようなそんな一方的な愛し方
酷い君なんて僕を置いてどこへでも行ってしまう癖に
その時間を永遠にしてしまえれば
レンズ越しに笑う君だけを切っとって
すべてを無くして君はどうするつもりなんだい

朽ちた城の玉座に座る王様のように
王冠はきっと君の頭の上のほうが似合っただろうに
静寂の中僕のすすり泣く声だけが反響する
そう言ってしまえば君は泣いてしまうから
我慢しないで泣き叫んで良かったのか

優しく微笑む君を僕の暗闇に引きずり込んだのだ
どうか手を伸ばして僕に君を救わせて
祈ってまだ足りない君は未だに海の底
幸せの形はそれぞれだけれど僕はもう君を
一緒に居られないのならいっそ君を奪ってしまえば

よからぬ考え顔に出て君に見つかる秋の夜
チェックメイトの声とともに渋い顔をする君がすきだよ
ダンスホールは閉ざされない朝までずっと二人で踊ろう
甘い匂いを纏う君の背中に送るキス
ただひとり君を待って待って待ち続けるなんて

明日も明後日もその先もだって君はいないのだ
君がいなければ夢なんて見れないというのに
またほらそうやって僕を置いて行くのでしょう?
気づいてよ僕が君の想いに気付いているって
君は君が愛した人と一緒に冷たい地面の下にいるのに

一日また一日と君の存在が大きくなる日々
カーテン越しのキスが誰かさんにばれた日に戻しておくれ
放送のスイッチがオンになっていたことに君は気づいていたんだろう?
僕はまだ君に対して素直になれやしないんだよ
ねぇ、マーガレット。君は輝くような美しさと残忍さを秘めているんだね。

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昔々、本当に遠い、昔の話さ
恐怖に竦むがいいさ。何も変わりやしないんだ
きっと僕が望むよりずっと世界は美しい
君たちが僕をかみさまにしてくれたんだ
それが戦略だって?何を言っているんだい

生きているだけ運がいいって思いなよ
あぁ、有益な情報が欲しいのさ
正義なんてかけらもないんだから
困ってしまうだろう、可愛い人よ
君も僕も、本当に馬鹿だなぁ

もしも世界に僕らだけだとしてもきっと退屈しないだろう
大好きが溢れて零れて、拾う人は誰もいないのに
路地裏で迷子になった時のように僕の未来は絶望的だ
あまりにも美しい夕焼けを背に、君は微笑んでこう言ったんだ
もしも僕と君がふたりで生きていけるなら僕はそれ以上のことは望まないよ

こんなにも誰かを大好きになるだなんて、考えたこともなかった
その瞳も髪も声も唇もすべてが僕のものになればいいのに
きっとぼくらは結ばれるべき運命だったんだよ、きっとね
どれだけ君を見ていたって飽きることなんて永遠にないんだ
授業を受けているときだって君のことを考えているんだよ
ひかく的に長いお題。
お題というよりは文章。使い道があったら教えてほしいぐらいです。
一応、5つごとにまとめてあります。

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