夜長文庫(企画) | ナノ


星の煌めく丘にわらう
永遠の夜長へ
夜の観賞用植物
ぼくらはだって、夜がだいすき
月はいつか私を殺す
結局星にはなれなかった
死んでもいいよ、君となら
傷付くふりが得意なぼく
昼の焦燥夜の楽園
霞む視界もいとおしい
そんな夜長が忘れられない
ぞくりとするほど透き通る
魂に刻んだくちづけ
最愛にして至福
君だけをどうか忘れていて
ひるはよるにかてない
繋いだよるのやわらかさ
これが私のたからもの
しあわせなしろうさぎ
君と僕とじゃ零になれない
そんな瞳じゃワルツも踊れない
君はどんどん綺麗になるね
僕はこれを恋とはいえない
あまりにも短い夢だった
迎えに来てよ、手の届くところまで
影があなたを連れ去っちゃう
君と僕では生きてる時間が違うんだ
夜の宴
Het verhaal van mijn favoriete "nacht".
よるのうつくしさをきみにあげる
優しい君は死んでほしい
「こんばんは、よるのしはいしゃさん」
深夜0時、愛の国フランスにて
君は永遠に溶けない氷
泣いてるあの子を抱きしめるすべ
掬ってパクって飲み込んで
夜空をゼリーに閉じ込めろ
生意気盛りのテディベア
きみとぼくとはいっしょでしょ?
私の名を呼ぶ甘い声
チューリップティーを召し上がれ
神話に近しい人類史
錆び付く心
氷で出来た指輪を君へ
真実よりも奇なること
一生勝てない睡眠欲
悪意の心臓
形見は海に投げ捨てて
マフラーはいらないわ
とろける雪のやさしさ
ゆきのうさぎを飼いならす
羊の数じゃ眠れない
コートも脱ぎ捨てておきましょう
宵闇に誘う君の声
愛してほしいと泣いた夜
深海に響く歌声
はらわたまでも喰ろうてしまえ
君は確かに居なかった
何たる無様な透明人間
お前の加護は僕だけでいい
報われない恋愛劇
これじゃあ息もできないわ
心を撃ち抜く貴方の言葉
掌で弄ぶチェスの駒
何物の色にも染まるものか
貴方の色に染める星空
美しさは貴方、醜さは僕
最後の晩餐は貴方
貴方の優しい掌が忘れられない痛みとなる
紅茶のミルクはお先でいいかな?
風船のような恋
「いつか終わりは来るのかしらね」
水氷華
宇宙を掬うティースプーン
かわいいを詰め込んだ宝箱
私の好きな硝煙の香り
一番近くで見張ってあげる
お菓子のお城は崩れない
賽子で世界を弄ぶ
付け込む隙も与えない
定番な愛は言わないさ
君がそこにいればいい
宝物は手の届くところへ
誰かが泣く夜誰かが笑う
君はごみ溜めで震える子猫
君が泣かないで良い様に
僕が星空を盗んだ犯人です


星の代わりのこんぺとう
流れ星は魂の軌跡
甘くて苦い物語
一つまみ分の愛情
王子の残骸、姫の微笑み
舞踏会には間に合わない
一緒にワルツを
悪い夢なら優しく起こして
キスで目覚める魔法は無いわ
12時過ぎから始まる夜会
御伽噺はもういらない
ベッドの上でしか紡げない
綺麗な終わりには毒がある
グラスに注いだ毒を飲み干す
夢物語はお好きですか?
まやかしでもいい、愛してほしい
じっくりご賞味くださいな
魔法の鏡も私を映す
「誰が一番美しいの?」
薔薇のような唇で愛を囁いてほしいだけ
意地悪な継母は火炙りに
魔女はもういないのよ
熱い鉄の靴で踊れ
独りぼっちのダンスホール
プロムナードをご一緒に
唯一無二の私の狼
毒林檎だけじゃないでしょう?
食べるなら残さないでよね
小人もママもいないから
硝子の柩は要らないわ
マッチを擦っても幸せは訪れない
凍える心を明るく燈して
悴む右手に貴方はいない
夕暮れ、ぽつり、なみだ
今度は私も離さない
私を運ぶ泡沫の舟
少女の愛した魔物の話
獣になるほか無かったのだろうか
素直になれない私の三か条
スクリュー・ドライバーにさようなら
星夜の名残
恋に似合わない私たち
魔物に生まれ変わるまでの200年
その瞳は私の幸せを形成する
宇宙飛行士よ月まで逃げて
好きになったらそれが最後
夕方は君に会えない
そのぬくもりを知らない心
きっと僕を嫌いになるよ
深夜の雨は心を冷やす
涙はいつか私を濡らす雨になる
見下す瞳が美しい君
ずっとそばにいるくまさん
森の少女は優しかった
永遠を謳う魔物
感傷的に感情的に
近付きすぎてはいけないの
翼は溶けて地に落ちた
墓前に咲いた赤い薔薇
親愛のキス
君は魔物になってしまえよ
馬鹿の行進
うるさいくらいの君がいい
いつもより饒舌なうさぎ
西洋妖新奇譚
「わかるかい?世界はこんなにも愛に満ちているんだよ」
これが恋だと言わぬのならば何が恋だと言いましょう
韓紅のつきうさぎ
打ち上げ花火に恋をする
もっと世界を見たかった
獣は人間の心を持つのか
散弾銃でぶち抜いて
うそつきのなみだ
「探しちゃだめよ」
ワインでお祝いいたしましょうか
「不思議の国はもうないんだよ」
終わりはないと思っていたよ
この手紙が届くころ
夏空を切取った
きらきらぼしを閉じ込めた
片道切符の成れの果て
「それでも君が大好きだった」
ノストラダムスも嘘をつく
ガラスの靴は砕けてしまったし、ドレスは襤褸切れに戻ってしまった
懐かしさには嫉妬がつきもの
過去の私を連れ去って
やわらかい君は死んだ
カンタリニオンニュの星術師
加減を知らない王の右腕
君の心臓は僕を殺す
氷は水にお還りなさい
氷で出来た宝石箱
素敵な言葉で彩りたい
白雲に君を遠ざける
手に入るはずだった愛情
勇敢も蛮勇も紙一重
聖母は目を背けて言った
貴方に薔薇を僕には毒を
君のキスでは物足りない
胸元のリボンの愛らしさ
お狐様の恋愛占い
天才も変人も紙一重
王子様にはなれないけれど
私と並んで歩いて
君がいた証
世界もいつか灰になる
腐った世界を見下ろして
神は終焉を見たか
可憐に華麗に佳麗に
ゆるり、道中、あなたを想う
アガパンサスを貴方に贈る
楽園からの追放者
如何しても駄目なのね
溶けて、消えて、溜息
新月だからあなたが見えない
これが私の完全犯罪
恋するコピーキャット
血濡れのドレスは洗っておいて
贈り物には毒を一降り
密室はだめよ、逃げられないわ
狂った世界じゃ考えられない
雨を編んで
その雫が流れるが如く
いっそ捨てることができたなら
何も言わずに側に居て
君の隣は僕のもの
夕暮れ特等席
塗り潰したのは私でした
遠くへ駆け出すあなたの背中
祈りも想いも届かない
寂しい嘘で愛してほしい
愛は囁けど紡げはしない
溶ける覚悟もないくせに
別れ際に振り向いてしまうのはあなたの事が愛しいから
殺伐とした愛
私の骨を煎じて飲んで
泣けよ、哭けよ、さぁ啼けよ
私の時計で生きて
カランとグラスにこぼす宝石
つぎはぎのあめ
コックロビンよ可愛く啼いて
花嫁のガーターベルト
ここで散りゆくさだめなら
かこちがお上品なあなた
ガレット・デ・ロワに秘めた想い
美味しく食べてねヌストルテ
紅茶の隣にいるスコーン
微睡みのブラウニー
微笑むビスコッティ
チュロスはホットチョコレートと召し上がれ
ひとりにしないでプリャーニク
正義のザッハトルテ
ダークヒーロー・シュトレン
フィナンシェの王国
愛に狂った桜餅
ゆっくりたべてね、お大福
エッグタルトがこっちをみてる
初恋サルミアッキ
月餅の来た道
夢みるビスケット
マカロンは悪くない
ましゅまろのゆめ
代わりに君が死んだらいいよ
月の見える深海
私の中の猛獣使い
夜を涙で塗り替える
あの子は言葉に呪いをかける
「ご覧?これが終末さ」
私の嫌いな女の匂い
花火の裏でキスしよう
大航海時代の幕開けだ
船で世界を旅しよう
昨日の夜は二人の秘密
小声じゃないと出来ないはなし
月を手折った
花言葉で紡ぐ愛情
紫煙を燻らす
心臓を喰う屍
氷の心は水となる
絵の中からさ、ぼくを救って
文学の中で生きていたい
ロマン病
雨が降っても傘はささない
背中の爪跡
遠くへ、遠くへ、届かぬ所へ
素直にごめんと言えたなら
愛を語るには言葉が足りない
君は借りてきた猫のよう
わかりやすい愛情表現
目を細めてきゅっと笑って
「魔法をかけてあげる」
世界から愛を取り除く
時計の針は戻らない
死を招く黒薔薇
いばらひめの目覚めぬ運命
あなたに救いを
人間になり損ねてしまった
雨の中でも君を探す
ごみ溜めの中でも愛してほしい
行く宛のない愛情
残骸讃美歌
月は私の断頭台
死にたがりのエチュード
蒐集終了
未来史が出来そう
今宵も素敵な大団円
水氷は離れないふたり
君は優しい飯テロりすと
誰かを通して見ないでよ
ゆっくり布団でお眠りなさい
あの子の流した涙は私
夜は私を支配する
朝にはまだ早いから
はちみつ味のキス
冬に勇気を奪われる
秋に初恋を奪われる
夏に体温を奪われる
春に布団を奪われる
茶会事件に私の刃
誰かの代わりになりたくないよ
不安で潰れそうになる夜
昨日までは優しいあなた
紅茶はほらもう冷めてしまった
水の温度と氷の零度
チョコレートはもう溶けてしまった
考え直してごらんなさい
この嘘にいつか凍ってしまうから
腐りかけが一番おいしい
いのちの賞味期限
指先から凍っていく
沈む氷に溶けた水
「もう、ほんとに君ってやつは」
闇と僕とを呑み込んで
丸呑みする心臓
溶けて消えて元には戻らず
きっと君は三番目
そんなんじゃ話にならないわ
簡素な言い訳
質量保存の法則に当てはまらない君
瞼にキスしておやすみなさい
優しいキスを背中に落として
首筋に伝わる涙
沼の底を覗いてごらん
優しい掌
ふわっとゆるっと
骨まで君を噛み砕く
咀嚼する幸せ
もぐもぐ、ごっくん
人目も憚る
もうじき星になる君
願い事3回


ずるいずるいよ、君なんて
流れ星になってしまえ
灰は被ってないけれど
かぼちゃを馬車に変えた夜
いつも素敵はあなたから
微笑む君と微睡む日曜
境界線の向こうから、僕を迎えにやってきて
硝子の靴は隠しておくから10数えたら探しに来てね
いばらの森で守られて100年先まで眠りにつくの
お伽噺の主人公にはなれないけれど
月曜は殺伐
強くやさしく抱きしめて
あなたにはチューリップが一番似合う
おねがい、わらって
あなたの腕の中で眠る
いいわ、いいわ、もう、いいわ
誘惑の夜
うさこのもちつき
月のうさぎはお出かけらしい
仮面をかぶった悪魔たち
世界のすべてを掻き集めてさ
かわいいもので私を創る
この体はね、お砂糖でできてるの
ペチカの傍では溶けちゃうわ
しらたまのようなぼく
未来だけはね、教えてあげない
暁だけは覚えていてね
宵闇はすべてを包んでしまう
明け方はまだ眠っておいて
私は朝の魔法使い
夜は至福と少しの寂しさ
昼は微睡
指折り数えるあなたのはなし
夜は私を駄目にする
昼は私を殺すのか
朝は私を離さない
「代わりならいくらでもいるじゃあないか」
僕は別にいなくても
大丈夫、君は一人で生きられる
放り出すから冷たくふって
飼いならした獣はいらない
虚しくなるだけならばもういっそ
待ってたって君は来ない
もう言葉遊びは終わりにしよう
幾つもの夜を数え尽くした
私の骨を拾ってほしい
我慢ができない赤ずきん
月曜日をひっぱたく
こんぺいとうののろい
瞬きするたび恋をする
幾千万の言葉より君からのたった一言が欲しいんだ
大好きは腐ってしまうから
好きを伝えたら死んでしまう病
今日もどこかで鐘が鳴る
だから早く僕の手を取って
「君は死んでしまっただろう」
嘘つきな君が大好きだった
なんて愚かな恋だろう
結ばれないと分かっていても
そうして僕はまた恋をする
深淵から覗く者
あなただけが居ない日々
日だまりに散る
にわか雨と共に流しておくれ
もう一度だけ私を食べて
涙は見せないって決めたから
色褪せる前に掻き消して
心臓は最後に取っておいてね
泣きながら啼きながら
白く滲んで憎らしい
消えてしまったって誰も気付かない
幾千年も貴方を待ってる
お揃いのマグカップ
恋人実験
好きの温度差
世界に色がついたとき
見切り発車はいつものことさ
それはまだ、あやかしと人間の境界線が曖昧だった頃
友達ごっこはもういらない
彼女はどうして死んでしまったのか
運命は僕らを選ぶのか
「君もそう思うだろう?ロリータ」
誰にも話しちゃいけないよ
今夜のことは内緒にしてね
ゆっくりもったり
夜の帳を下ろす頃
ルールも罰もあたし次第
来世に期待していてね
宵闇に消える
村雨恋模様
ノアの過ち
野兎と鬼ごっこ
仄火はやがて大樹を焼き尽くす
氷と水の境界線
ゆっくり私は毒を吐く
くだらない世界だ、本当に
どうか私を間違わないで
死にたいくらいが丁度良い
息する様に嘘を吐く
喧嘩腰くらいが丁度良い
深淵の矜持
ハッピーエンドに未来はない
ヤマアラシのジレンマ
「このことは、マダムには内緒」
知らなくて良いこともあるんだよ
水と氷は仲良しね、だってあんなに近くにいるんだもの
甘い甘いお砂糖と輝く月で出来てるの
水も氷も混ぜれば一緒
あの日の木漏れ日
星空を産み落とす
原稿用紙16枚分のお題
トランクケースに詰めた夢
私の命は40$
案外、どうにかなるかもね
王子様のキスはない
馬鹿みたいに信じたあたしが馬鹿だった
ユーラチカの夢物語
明日あたしが死ぬときは
どうか笑って看取ってほしい
ゼロ距離から狙い撃ち
独りぼっちで泣いた夜
泡沫に酔う
だから、誰もいないって
赤い靴、紅い口紅、朱い頬
それは天国まで持っていけないよ
やってみなくちゃわからない
「だめよ、だって心臓が落っこちてしまうもの」
命の重さと角砂糖
「嘘をついていましたの」
心が虎になる前に
千切れた心を数えたら
近づく足音、響く銃声
きっと月に近すぎた
水はいつしか氷となって私の運命を形成する
どうしても会いたいんだ
水氷と粋憑
水と氷で窒息死
くじらの箱庭
孔雀の夢
あたしはあなたの足手まとい
愛情感情論
素敵な私の鑑定士
今宵は星が奇麗に見える
あなたは本当に禍々しい
この心臓は紛い物
あなたに影を残す
始まりは偶然にして奇怪
封じ込めるは恋の呪い
銀の弾丸で撃ち抜いて
せめて貴方が泣かないように
水の優しさ氷のナイフ
水も氷も変わらない
千年越しの恋心
喧嘩するほどなんとやら
愛なんて囁かないでよ
素直になれない君に告ぐ
僕らに愛は似合わない
同じ風景を見たいんだ
殺し合いぐらいが丁度良い
今更ながらの愛してる
僕が僕とは限らない
目を瞑ってる間に消えて
死へのカウントダウン
ゆらゆら、ふらふら
ぺたりぺたりと這い寄るもの
何も変わらぬ非日常
ゆっくり愛して
まどろみの中に消えゆく
「ねぇ、聞いてよナイトメア」
優しい声で絵本を読んで
おやすみなんて言ってあげない
あきらめて一人で死んで
「あたしはこんなにずるいから」
漆黒の淵から覗いてほしい
貪欲な無邪気さ
星空のしずく
雨はやまない
あなたの面影があるうちは
便利な思考回路
「次の世界に期待しようか」
13段目の階段
鳥籠に囚われたままでいて
貴方は私の模範囚
抱き寄せるだけでかかる魔法
ずっと待ってただけなのに
紙飛行機なら届くかな
「まるで地獄ね」
終焉のエチュード
私の知らない貴方がいるの
「これが終焉か」
美しく光るもの
白いお月様はいつか割れるわ
ベラスネーシュカの吐いた嘘
永遠はいらないから愛してほしい
無数の残骸を抱き寄せて
私の色に染め上げて
すべて無にして
零に返して
だってあたしはここにいるのよ
幻なんかじゃないもの
「振り返ってはいけないよ」
ここから逃げて遠くまで
貴方が私を溶かしてしまう
お願い、私に触れないで
昼下がり君に問う
泣きたいくらいが丁度良い
冷たいくらいが丁度良い
寂しいくらいが丁度良い
泣きたいくらいの深夜2時
理由は無いけど僕は好き
どうでもいいほどの愛情
ゆっくり消えていきましょう
あぁ、ジェシカ。どうして君は裏切った?僕はこんなにも君を愛しているというのに!
おやすみなさいで始まる童話
甘美なる裏切り
役に立たない恋心
どうにもこうにも愛せない
またそうやって泣いたふりをする
すべてが終わった月曜日
好奇心は君をも殺す
予めの人生
僕を覚えていてほしい
君だけは許さないでいて
ぽつりぽつりと落ちる声
君の気持は85日
エンドロールはふたりだけ
虎になり損ねてしまった
愛してほしいの?残念ね
持ち合わせてはいないのよ
魂まで喰らい尽くせ
いいこが隠したわるいこ
かみさまがゆるさない
逢魔が時に沈む影
傷口を抉るあなたの声
不実な果実
綺麗な言葉だけ君にあげたい
花と散る
桜吹雪の彼
冬の窓際
僕が僕だけのものであるならば
ちらつく雪
大嫌いな君に向ける花束
好きになれるまでの距離
君に向ける切先
嫌いが勝って顔も見れない
迂闊に恋をするべからず
ここまでくると、可哀想
もはやこれまで
物語はこれでおしまい



空想読書
「奇跡なんていらないよ」
ぬくもりがあんなに恋しいなんて
僕らは愛をまだ知らない
きっとこの先も知らないだろう
物語の中でしか生きられない
指先に接吻
「ですから、私を好きになってはいけないと、あれ程申し上げたでしょう?」
うつつもままならない
燃ゆる貴方の影法師
いらないないないいらない子
沈んでどぼんと海の底まで
這い上がって来なくていいから
もう二度と恋をさせないで
「こんな僕が大好きでしょう?」
深紅のドレスは引き裂いた
王冠なんて飾り物
それなら今すぐ誓おうか
今までとは違う夢
君だけが要らない世界
吐き気がするほど美しい
ミックスジュースの中身は秘密
真実はみせないで
親愛なる君へ
愛を捧げる
こねこのあいじょう
夢を見れない羊たち
愛してやまない僕ら
夢の中では幸せにして
僕らは世界を忘れすぎてる
夢喰い人
手に入れてからは、くすんで見えた
触れ合う肌が、髪が、唇が、すべてが好きだと言っている
狂気を看取って
私を忘れて
せめて最期は君の瞳を
うまく私を見つけてね
ぎゅって抱きしめて殺してほしい
なんでもないような目で見ないでよ
腐ったレンズが君を殺す
貴方は私の影になる
硝子のお靴は似合わない
毒林檎を食べさせて
「悪い魔女さん、わたしを殺して」
忘れていくのは君の声
不確かなものは記憶だけ
ひとりふたりと消えてゆく
暗闇賛美歌
まるで子猫のように
些細なことでは言わないわ
終末一緒にダンスを踊ろう
これが最期の人生だから
君は何者にも代え難い
祖国に勝利を
捧げる生贄は君
どうにもおかしな幸せ話
甘くて怖い昔話
「寓話のような人生だったわ」
主人公にはなれない
キスで起こしてジュリエット
微笑みさえも凍りつく
あなたは悪くないのにね
運が無かっただけなのにね
鶯日和
満月に微笑み
あなたを食べる卑しい狼
指先から伝わる体温
爪先にキスを
触れる指先
記念すべきは、君とのおもいで
「着いて行ってはいけないよ」
体温が奪う恋
銀盤はまだ暖かい
リンクに戻ってキスをしよう
「狼に食べられてしまうからね」
ガラスの靴は投げ捨てて
果てない空を見上げてる
涙の海に溺れては
お前の涙は見たくはないよ
お願い、どうか
グッバイ愛し子
「おいてかないで」
おいおい泣いてしまうのか
蝶々結びは得意なの
悪いことなど何もない
あなたが正しい、ただそれだけの事
酸いも甘いも混ぜ込んで
酔った世界に乾杯しよう
縁も恋も結んでしまえ
あなたは泣いてくれるのかしら
ハロー、ミスター
迷うことなかれ、人の子よ
いつかの極彩色
「誰をかもをも殺してしまった」
許してよ、ばか
きれいに忘れてさようなら
わたしなんてさ、捨て去って
言うなれば狂気
優しいゆりかご
牡丹の彼女
秋桜の丘
愛することはできるけど
上品な罵り
夕闇に紛れて影を撃つ
浪漫の欠片も無い噺
すべてを救っちゃ未来がない
あたしはいつか獣になる
「溺れた先には何があるの?」
英雄全書
歴史と魔法が交差する
少女の慟哭
禁忌の扉
君が生まれる前の御話
「すべてを叶えてみせませう」
「あなたに永遠を」
優しい夢を見させておくれ
愛におぼれて潰れる心臓
夢の中から抜け出せない
僕らはやっぱり眠れない
モスクワの春
眠れぬあなたに羊の歌声
かさつく唇
誰の声も聞こえないの
ぬくもりを求めて手を伸ばす
するりと抜けるは誰かの右手
撃ち抜かれては、のた打ち回る
愛情というには程遠く
見様見真似の恋愛譚
初恋の甘美なる心臓
僕らは今更愛を囁く
鉛の心臓
撃ち抜く銃弾
冬のような彼
亡者の行進
誰もが予想しうる最悪の結末
英雄になんてなれない
悪魔になりたかった天使
僕の心臓を食べて
蜜柑から生まれる
ペンギンの憂鬱
贖罪の唄
恋は足枷
君と僕らは出られない
永遠に私のものよ
愛しい幼子
言葉遊びがお好きですか
海に沈んだお月さま
肩越しの愛言葉
大好きな君を食む
問答無用に切り捨てて
嫌い、大嫌い
追いかけて、見捨てて、忘れ去って
手足のついた真実
1000人殺した劇場作家
最低。大好き
愛してないわ
大好きって最後にいって
死んでも死にきれないのですよ
まぁ、大丈夫
どんな罪も君とともに
最高をあなたと
うさぎがぴょこんと
よだかの麒麟
首からさげたカメラに祈り
カランと一杯
世界が燃える
証明する理学者
2倍の愛情
夢を見るのは自由だからさ
宇宙飛行士にはなれないけれど
「さぁ?私は知らないわ」
利口なふりして高みの見物
二度とその口、利けないように
愛をこめて憎んでくだされ
明日の私から、昨日の私へ
時間を壊して踊りたい
ゆめゆめお忘れなされるな
キスで解けるは呪いの魔法
「あなただけがね、いらないの」
恋愛譚は聴き飽きた
物語はね、覆せない
王子の呑み込む短剣
最後まで立っててみせよう
ハッピーエンドは嫌いなの
毒林檎売りの甘い罠
魔法の鏡は無いけれど、私が一番美しい
あなたは誰になりたいの
だれにも邪魔はさせないからさ
手を引いて深海まで連れて行って
上手く泳いで私を見つけて
恋に溺れちゃ死んじゃうわ
魔法使いだって所詮は人間
毒をもって征する
そうね、少なくとも、あなたはね
カランと溶ける氷の如く
コップいっぱいの愛情
大きな箱は空っぽだから
やがて腐る想いなら
月だけが届かない訳じゃない
本当のあなたは死んだから
極稀にある、普通の咄
悠然と、幽然と
死は平等に訪れる
いつかみんな骨になる
狐の見た夢
秒読みの世界
全ては貴方の掌の中
賢い猫は城を手にする
醜いアヒルなんていないのよ
そなたの願い聞き受けようぞ
もう一回、チャンスをください
お話を噺してよ
君が大好きだった、ピエロの話し
わずか5000年前の話しなんだけどね
お星さまは枯れちゃったから
手を繋いで飛び降りて
問題しかないわ
皮肉的なリアリスト
与えられた晩年
最果ての調香師
永遠を望んだのに
愛しいマリア
愛らしく舞って
鳥の声さえ憎らしい
私の狩場
生贄の唄
並行世界を駆け抜けろ
幾つもの夜が消えた
その名を呼んではいけないよ
涙を隠してしんぜましょう
今夜だけは泣いてもいいよ
一途な恋はこんなに儚い
クラウンの大失敗
ぶつかる本音
カーテン越しにキスをする
湖の精霊
鏡を合わせて見える世界
レンズ一枚
僕が嫌いな君なんて
あぁ、だから大嫌い
一人は好いけど独りは嫌よ
「独りを選んだのは君だろう?」
せっかくなので、私と一緒に
めでたしなんかじゃ終わらない
そうしてふたりはしあわせになりましたとさ
あくとうのなみだ
静けさに酔う
巣食う狂気
愛が見えない
「もう、だめね」
前なんて見えやしないじゃない
触れないでただ、そばにいて

白い音楽
わがままな唇
流れに逆らう深海魚
覚えたての嘘で殺して
だから私は月に行けない
そうなる前に迎えに来てよ
もうじき夜が明けるから
一秒ごとに毒を吐く
跪いて誓ってよ
貪欲な彼

コンクリートジャングルに埋もれる個性
「これ以上何になれというのです?」
溜息ばっかじゃ飽きちゃうわ
泳げないから月も見れない
惜しみない憎悪を貴方に
愛を語るには遅すぎた
嘘つきは毒をも吐く
燈火を吹き消して
1000年物の恋心
宇宙に棲んで
終盤の激動
猫集会議
甘い病

そんなんだから息ができない
寂しい思いはさせないからさ
あなたはもっと嘘つきよ
ガラスの靴に口づけを
呑み込まれる恐怖
許されぬ恋ならば
運命共同体論
圧倒的淘汰
墓標に口づけを
独りぼっち同士の恋
カゲロウにさようなら
嘘もつき通せばまた真実
憂鬱な世界から抜け出そう
犬も食わないなんて冗談じゃない

しょせん恋でしょう?
意地悪な僕ら
背徳的な彼女

例え何処に居ようとも
アシンメトリーな双子
ごっこあそびの支配者
何もかもをも忘れてさ
踊り狂ってほしいだけ
月のうさぎも涙を流す
すったもんだの恋愛譚
きらりとひかる流れ星

ハンプティダンプティにはなりたくない
誰も好きになってはいけない
「隠し事をしていましたの」
泡になって溶けてしまえ
好きを黒く塗り潰して
良きも悪きも君次第
アリスの恋愛占い
ありふれた世界
石燈籠に燈る
圧倒的甘美
形ないもの
優しい香り
掌握する右手
柔らかなあなた
書き殴りのノート
君の手で僕を葬って
くだらない日々に終止符を
骨の髄まで溶かしてあげよう
フォークとナイフでいただきます
かつては同じ方向を向いていたのに
「君は最初からひとりぼっちじゃないか」

ユリに咲く
水芭蕉の花畑
午後のうたたね
処刑台に消える処女
鼓動すらも煩わしい
溺れる覚悟もないくせに
この世は嘘で満ちている
据え膳食わぬはなんとやら
「もしもの話をしていいかい?」
どうしても右腕が足りないんだ
こんな私を見ないでほしい
鋭利な刃で仕留めてあげる
最期の晩酌をあなたと共に
まだ君が僕をすきならば
存在のない宝石箱
愛ゆえ、ですよ
目覚めの魔法
浅葱の羽織

あなたはなんにもわかってないわ
柔らかな日差しはあなたを殺す
あなたがあなたでいるうちに
月宮に帰れるはずだった
また、やってしまった
「まるで別世界ね」
上品な暗殺者
秘密のお城


溢れる想いは涙に乗せて
天使のふりをしたあなた
レトロン・レトロ
抱きとめてほしい
ちぐはぐなあなた
私をはなさないで
厚さ3センチの恋
悪魔と駆け落ち
0.1ミリの距離
彗星の降る夜
深夜の約束

「いったい何を言っているんだい?」
触れるだけでは足りないよ
最近の悲劇といえば

ふと気づくとできたもの
誰もいないダンスホール
惜しみなく殺しておくれ
僕を大事に使っておくれ
毒では死なない君に捧ぐ
圧倒的勝利の前に跪け

優しいキスで殺してほしい

くらげの恋
予定は未定

編纂する過去
振りかざす刃
お月様の恋愛
沈没船の女神
木彫りの心臓
刷り込み効果

悪童の淡い恋心
はちみつガール
上級妖怪の憂鬱
王冠にキスして
わがままな恋人
唇が触れる距離
過激な愛情表現

メアリーの置手紙
大好きを貯めた壷

あなたと私の備忘録
アーニャの空想物語
友達以上、愛人未満

暖炉の奥に隠した手紙
一緒の布団で眠らせて
愛は確かにあったけど

「言ってよ、僕だけが好きだって」

心を溶かして
指切りしましょ
Goodbye,darling
意地悪だなぁ、君は
嘘で塗りつぶしてほしい
テディーベアを君に捧げる
恋心も一緒に燃やしておくれ
愛情とは程遠いものでございました
甘いパンケーキに垂らした嘘
つよくぎゅっと抱きしめて
カワイイが詰まった傀儡
世界が終わるその前に
愛される分愛したい
幸せな傀儡子


わんつーさんしで飛び込んで
抱きしめあった寒い冬の日
英国紳士とティータイム
だって、そんな世界
「ええ、満足だわ」
とりあえずの恋
最後の切り札
一瞬の煌めき
花束を貴方に
月からの使者
どろりと溶ける
あたしの幸福指数
大粒の涙を溜めたグラス
この世の全てを望んだ王様
たとえこの身が滅びようとも
さよならはまだ、言わないで

胸に咲く花
冗談も程々に
玉座が崩れる
声も心も忘れてさ
とうに王冠は朽ちたから
永遠なんて不確かなもの
惜しみない愛情をあなたに
とまると溺れてしまうから
清々しい朝のことでした。
姿なんて見えやしない
殺し合うほど仲が良い
終末はあなたと共に
踏み外した代償
甘い恋の魔法
緊急魔女裁判


深く光も届かない所まで
全ては正義から始まった

飼い殺しにされるくらいなら、いっそ
眩い物ほど手は届かない
蜜を与えて
雑踏に消える
影さえも残らない
一途な恋でした

地獄の底まで共に歩もうか
貴方が私をだめにする
深みへ落ちるほど
歴史を変える物語
消えるぬくもり
楽園からの追放
幻でもかまわない
暗闇に葬り去って
ある程度の愛情と狂気
泣いたりなんてしないから

僕を忘れて生きていて

聖処女の掟
真実の赤い果実

「王様だぁれだ」
命の重さは一匁
世界を半周した手紙
女王様にワインを一杯
空はあんなにも高いのに
それが最高の死だとしても
「無い物ねだりはもうやめだ」
どうか僕にも笑顔をください
お月さまからの転入生
3ガロンの愛情
半透明な恋

「にゃんともたまらん味ですにゃ」
愛なんてどこにも無いじゃないか
背中合わせの僕と君
口移しの毒林檎
歪んでいく愛情
零秒の恋人
ごみ溜めのワルツ
魔法にかけられた
クラウンの晩餐会
溶けて消えるも刻の内
あの子の涙は宝石になる

グッバイレディ
僕をわらってよ
友愛カニバリズム
魔法少女は喚かない
それが世界の望みなら
世界を終わらす君の声
恐ろしくも甘美な君の毒
「ぼくがかなえてみせましょう」
ドーナッツの真ん中のような人生

君と生きて死んでいければそれだけで充分だと思っていた

幾千の時を越えてもあなたに恋をする
「君が先に殺したくせに」
ティラミスに秘めた熱情
やがて私は地球を融かす
偏食的な彼女は骨を喰む
道端に咲く花よりも
月に手紙を送る夜
僕の心臓をあげる
リコリス味の恋
蝶々結びの恋

▽▲▽

どこまでも貪欲な君に告ぐ
あたしに合うものは無いのにね
愛情も愛憎も似ております故
良いわよなんて言わないわ
皿ごと毒でも飲んでしまえ
愛情なんて不確かなものよ
私は騙されてあげないから

跪いてねだってくれる?
僕の心臓はひとつだけ
簡単にはねあげれない
沢山啼いて良いんだよ
早くしないと凍っちゃう
Извини, я солгал тебе.

お口の周りに残った残骸
冷たい瞳はうさぎを孕む
まだ香りだけは残ってる
零した物は星になる
Een zoete maaltijd die mij niet past.

一心不乱に捧げる祈り
毒の林檎を喰みなさい
通過料はキスじゃない
地獄にはまだ還れない

貴方に助けは要らないわ
死ぬなそうぞ?お独りで
在るべき所へ還りなさい
Ага.Позволь мне убить тебя.

だって君の瞳が揺れているんだもの
いい加減、言葉になんてしなくても
好きな子のことは分かりたいでしょ
昨日の今日で変わる心はもってない
仕方ないから、僕の心臓をあげるよ
ねぇ、だから僕に笑顔をちょうだい

すぐに君は消えてしまう
傷ついた鏡にうつした心
大嫌いだった、今までは
余裕のない顔も素敵だよ

1087+36題で1123題。
夜長文庫さまの企画に参加させていただきました。ありがとうございました

BACK
×