遠い昔この村には将来を誓った男女がいた。
だがそれは男が原因で破綻し、女は海に身を投げた。
その後女は霊となり、蜜月の恋人達を試す。
夜男が一人になると姿を現し誘惑し、男が頷いた時はその魂を黄泉へ連れ行く。
恋人を選べば2人に祝福が…


※緑はゾロ、青はサンジの会話文です。(ＺＳ編とＳＺ編があります)




ＺＳ編


「ゾロ…起きろよ、ゾロ！」

「んあ･･？」

「トイレ、行きたくねぇ？」

「ない、寝る」

「おい待てって！オレは行きてぇんだよ」

「ならさっさと行ってこい」

「ぃゃ･･だから、さ…」

「…てめぇ、昼間の話気にしてんのか？」

「別にそんなんじゃ…」

「俺が、てめぇ置いて逝けるとでも？」

「ゾロ…」

「手放す気はねぇ･･一生、横にいろ」

「ん…、なんかプロポーズみてぇ//」

「それはまた今度、ちゃんと申し込む」

「ぇ…///」

「覚悟しとけ？」


ＥＮＤ





ＳＺ編


「サンジ…起きてるか？」

「ん〜･･どした？」

「トイレ、行きたい…//」

「ぅん？」

「昼間の…一人にすると連れてかれるって…」

「あれは『女の霊に惹かれると』だろ？オレが欲しいのはゾロだけだ」

「……」

「ゾロ･･トイレ行ってきな」

「でも…」

「戻ったら教えてやるよ」

「…？」

「オレがどれ程ゾロを愛してるか…欲してるか…」

「んんっ///」

「覚悟しな、今日は加減しねぇから」


ＥＮＤ

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