2016/03/11 08:56 私の頭の中には割と多めの物語が詰まっている。 小学校時代、ほかにあんまり娯楽がなかったので、隣の施設に立っていた「勤労福祉会館」というところにあった ミニ図書館にいっては毎日のように本を借りて読んでいた。 基本この勤労福祉会館は、「勤労者のための会館であって、児童用施設ではないため」本のセレクトがだいたい高齢男性向けであったところが特色としてある。 小学校も終わりのころには「漫画」も貸し出すというより常備されるようになったんだが、成人男性向けのものばかりで、よく考えたらこんなもん、子供に貸し出して大丈夫なのかよと今なら絶対禁止されるようなものばっかりだった。 ちなみに勤労福祉会館で私が読んでた漫画は以下の通りである。決して私の趣味ではない。 サイボーグ009/銀河鉄道999/デビルマン/バイオレンスジャック/まんが道/ブラックジャック/きりひと賛歌/ブッダ/ハレンチ学園/エコエコアザラク などである。間違っても子供が読むものじゃないだろうと今なら思うんだけど、普通に借りてました。すみません。でも私は当時12歳なので私が責任とるような問題じゃないと思う。 特にハレンチ学園が凄かったというイメージが残ってるんだけど、人肉食のシーンが子供心ながらに一番怖かった。逆にバイオレンスジャックは突き抜けているせいか、「ふたなりのオカマが(女性機能付け足したのにチンコ切らない人)」、モデルをレイプするシーンでは「そもそも地下街にモデルは食事も少なくて済むから生き延びられたわーってのはありなのだろうか?」とそこに至るシーンまでに現実感が12歳女子から見てもなさすぎて激スルーしてました。後々成人後に再び読む機会に恵まれて読んで、「何描いてんだ永井豪!」って思ったりしましたけど。 それとは別に当然本のほうが多いわけですが、小学生時代自分の学校の図書館の本もすべて読み切ってしまい、読むものがなくなったので(隣近所の友人宅にある本も軒並み全部読んでしまって読むものがマジでない)勤労福祉会館の成人男性用図書まで爆撃してたおかげで、結構な物語が頭に詰まる結果になりました。 で、読み聞かせですが微妙なんだよね。私がダルいし、私が面白いと思っても子供が読んでみたらつまんねみたいな反応されるから微妙にいまいち手ごたえがない。で近頃私も楽だし子供たちにもえらい受けがいいので、自分の中に残る物語を子供たちに色々交えながら語って聞かせる という方向で。 これが意外に劇的に聞きましてさ、椋鳩十のシリーズなんかちょうど教科書にもマッチングしている上に「私の感想込み(&うろ覚えなところはうろ覚えなんだけど私のこの記憶してる部分からの感じとしてこのような流れではなかろうかって予測物語でちゃんと補完する)のため、後からお母さんがここよくわかんないからパスっていったところ読んでみようかなー」と読んでくれるようになったりしたわけですよ。 これなら、子供たちが普通に読み聞かせしても「つまらん」ってところもさ、私が語るとわかるので面白いらしいんですよ。まあ私の解釈がダイレクトに子供たちに伝達されちゃうんで、想像力の幅を奪うことになるかもしれないけどさ……。でもさ学校でいい成績取るためにはこれでいいんだよ、もう私あきらめたわ。 で、そんな風に何でもかんでも乞われたら話すようにしてたせいか、近頃「聖闘士星矢 ザ・ロストキャンバス」に激はまりしてる次男が、この240年後かの本篇はどれほどおもしろかったのだ、教えてほしい、読みたいとか言い出して、しょうがないから聖闘士星矢 十二宮編を話してやった。 私は十二宮編までしか知らなかったのでそこまで最初話した。 勿論オープニングテーマソングを歌うのを忘れない。 「じゃららーらららららららーらら じゃらららーらららー セイントセイヤーッ だーきしめたー ずんちゃかずんちゃかずんちゃかこーころのこすもー あつくーもやせーきせきーをおこせーっ きーずついたー ずんちゃかずんちゃかずんちゃまーまじゃいないとーちかいあったはーるかーなぎんがー きゅううういいいいん ぺーがさすふぁんたじー そうさゆめだけはーだれもうばえないこころのつばさだーかーらー」(略) ちなみに効果音も全部歌うのがコツ。(なんのだw) そんなわけで、現在のロストキャンバスの黄金聖闘士と星矢の時代の黄金聖闘士とのメンツの違いも説明しつつ、(アテナが沙織さんでとかそんなのも含む)十二宮の物語をさくっと語ってやった。 次男がすげー珍妙な顔(つまらなそう)をして聞いてたので(長男は質問をさしはさむのでうるさいw)つまんないのかな、まーロストキャンバスは別の作家が書いた外伝な上にやっぱ二次創作だしなー多少面白さも違うかもって思ってたら 「お母さんッ! すごく面白いッ(逆切れ口調)」となんか顔が険しいままなのに滅茶苦茶大絶賛! なんなの、面白そうな顔して怖いから。 したらば、「続きは?!」とうるさい。長男は「どうしてベガサスだけアテナ特別扱いするの!」とうるさい。 しょうがないので 私的聖闘士星矢の世界観を交えて 冥王編に入った。 (なんでかっていうと、ザロストキャンバスが243年前だかの冥王編だから) ちなみに私、ポセイドン編も冥王編もよく知らない。ポセイドン編も一瞬見たぐらいで、冥王編知らなかったのでしょうがないからウィキで調べた。 あとはあらすじを教えてくださいと併用して、途中間違ってるかもしれんがだいたいこんな話と頭でストーリー再構成してから 語ってやった。 私的にすげーとびっくりしたのは(確かにちょっと私も 冥王編では誰が冥王に憑依されたんだろと疑問に思ってはいた)ザロストキャンバスで憑依されたのがアローンだったように聖闘士星矢の冥王編で憑依されたのがアンドロメダ瞬だったっていうwwwww つかそこまで星矢と仲良かったっけ?? まああのメンツの中で一番顔が良くて心が清らかそうなのは瞬かなって思うけどさあ。でも瞬聖闘士だし、結構カメレオン座の人とかとラブラブしてたりであんまり清くはない……ような・。・・・ww 妥協したのか冥王!!! まーそれもいいよ。でもアテナ(沙織)の星矢への執着度合いってなんだろうなと思ってさあ。で、私なりに執着の理由を考えてみたんだけど、 ペガサスって うちの息子たちからみて、アテナにとっての「テツ」ポジションだったんじゃないかなって。 いや乗馬に使ってただろーしよ。で、天馬可愛かったんでしょ。忠実だろうし自分になついてたし。で、アテナがどーしてか人間に生まれるっていうヘンテコな戦闘形態を託したときさあ、ブッダのカンタタみたいにペガサスも下界に勝手にくっついて降りちまったんじゃないの。 でも神様と違って天馬たって別に、神様とはやっぱ違う生き物なんだしさ、これが人間になったのはいいとしても、アテナと同じ特別扱いにはならんだろ。 だからどっちかっつーと、アテナの方がわざわざ ペガサスの近くに行こう行こうとしてたんじゃないかという仮説が立てられる。 冥王編で星矢が昏睡のまんまになっちゃったでアテナが奔走するのも、「テツがひん死になったらお前らも奔走するだろ」という説明で一発で納得させてやったぜ! ほんとかどうか知らんけど。 ※無断転載・引用(ブログ・キャプションサイトpixiv掲載内全て)禁止。 通報の協力今後とも宜しくお願いします。 非常に助かってます。 協力して下さった方々ありがとうございました。 comment (0) top|back |