星ひとつ落っことしてもいいですか


空を泳いだ海月


あおじろくひかったそれのなまえ


やわらかな孤独


きっとぼくら、世界の奥の奥で息をしている


深淵を覗いた


ふくりとした蕾を枯らして、仕様がない子ねって笑われた日


ちいさなボートはもう見えない


踝をかなしみに浸して


硝子の地面の上、宇宙を仰いだ






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