あと3回雨粒が窓を叩いたら、君に会いに行くよ


手毬花に泣く


空の涙とそれに潜むばいきんたちを君はのみこんで、笑ってみせたんだ


びいどろの降る町


くるりと傘を回して、君はご機嫌


花を連れる雨


絹糸の降る夏


氷花に触れるその指が堪らなく欲しいのです


ビニル傘と透明の背徳






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