兵士の痛みを国は知るべきだ
王の元に集まった愚か共の幻想
英雄ではなく、人柱だったのだ
生贄の羊が最後の夜に何を想ったのか
夜に消えた女
月の下で君を待つ
地獄に笑顔でおちていった
涙の痕を舌先でなぞる
重ねた肌から伝わる死の鼓動
君と僕は運命を共にした
ずっとガキでいたかった。そうして僕は目の前の現実から逃げて居たかったんだ。
全て消えてしまった後の世界に残るのは恐らくは、君の後悔だけなんだろう。
君の手を振りほどくしか出来なかった僕は、結局ただの弱虫だったんだ。
分かってるさ、大人は狡いって。けれどそんな大人を振り回す君は、もっと卑怯だ。
いつだって君はそうやって僕を駄目にする。
骨抜きに愛してよ
心が凍る瞬間の音
絶望と希望の狭間で見た夢
嗚呼、恐らくは百万の人の願いのカタチ
君が残した傷跡は存外に深かったんだね。

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