声を愛しただけだったよ
ちゅって可愛い音を立てて
僕の手に持てる君との約束
時間だけが残酷に過ぎて行く
たくさんの人格に愛された
囁く声がきもちいいの
熱くて熔けちゃう夜に
ひとつひとつを撫でて
色とりどりの愛が欲しい
人格者に成りたい訳じゃない
囁いたのはキミへの呪いの言葉
僕らはいつだって世界の表しか知らない
真っ赤なあなたのかおと青い僕の指先
可愛さを貴方が語らないで
君だけが全てじゃないよ
ああ、多分そうだったらいいなぁって思っただけ
猫があいした夕闇
安い愛情で揺さ振って
ただちに飛び降りろ
恐怖心よりも勝ち誇るもの

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