長編 小説 | ナノ
第一章〜恋の始まり〜


チャーミングラブVv  第一章 〜恋の始まり〜

キーンコーンカーンコーンッ

「やばっ!遅刻する〜!」

私は凍羅癒 麗覇(しみらゆ れいは)。中学二年生。女子の中でも
運動力がよく、頭もいい。男子にも、ケンカをしても
負けたことはない女子生徒だ。

ガラッ

「おはよー!」

麗覇が元気よくあいさつをすると三人の子が返事をしてくれた。
「はよー」

「おっはよー!麗覇ちゃん!」

「おはよー!もうチャイムなったよー!また遅刻ー?」

一人は茨木 金(いばらぎ くがね)。私と同じくらいの運動力で、頭もいい。
でも、私と違って、男子にはとてももてている子だ。
けど、男子の中では、金をいじめる子もいるけどね。
金は、実はいうと吸血鬼なのだ。生徒の人には知られてないけどね。

二人目は、視水 未来(みれみな みく)。私と二番目の仲がいい子だ。
よく、私をなぐさめてくれる子だ。

三人目は、茨木 銀(いばらぎ しろがね)。金の姉妹だ。
けど、銀は吸血鬼ではない。私の三番目の仲がいい子だ。

不思議だよね。なんで姉は普通の人間なのに、妹は吸血鬼
だなんて。考えられないことだ。

「また遅刻か?」

「先生に怒られるよ」

「別にいいじゃん。自分のせいなんだし」

「アハハハ〜」

「いいじゃん!別に遅刻くらい!それに、先生なんか怖くないしね」

こいつらは、黒金 紅煉(くろがねくれん)。二人目は、須賀等苦 佐井久(すからく さいく)。
三人目は、鈴木 錬太郎(すずき れんたろう)。四人目は、八木 苦芯(やぎ くしん)。

「まあ、しょうがないんじゃない?」

この人は、八木 苦芯。

ガラッ

「あ〜遅刻だ〜」

「あんたまた遅刻?麗覇以上じゃない?」

この人は、茨木 魔紅(いばらぎ まく)。

ガラッ

「くぉらーー!!麗覇!!魔紅!!まぁた遅刻か!!」

こいつは、渡辺先生だ。

「悪い?」

「しょうがないじゃん。眠いんだから」

「先生に文句言うな!!職員室へ来い!!」

「イ・ヤ☆」

私はきっぱり断った。

「僕もヤダよ・・・眠たいからね」

「無理やりでも連れてってやるからな!!」

先生はそう言うと、私と魔紅の腕を引っ張った。

「先生痛いからやめてください〜」

「殺りますよ?」

「うるさい!!黙ってついて来い!!」

「やめてください!先生!遅刻ぐらいよくすることじゃないですか!」

金は、先生を止めようとした。

「じゃあ、お前は遅刻したことはあるか?」

先生は悪者のような言い方で言った。

「ありますよ。今はしてませんけどね」

「今はしてないんならいいじゃないか!!こいつらは今でもずっと遅刻してるんだ!!
許せるわけないだろ!!」

「私が遅刻しないようにしたのは、遅刻すると男子にいじめられたりするからですよ。
ま、先生にはこの私の気持ちなんかわからないくせに。わかったみたいなこといわないでください
よ!!先生なんだからもっとわかってくださいよ。人の気持ちを。先生は自分のことしか考え
てないんですから」

「お前は先生の文句か?」

「そういうのは自分で考えてください。大人なんですから」

「スキあり!!」

麗覇はそういうと、先生の手から離れ、自分の席へと走っていった。

「金。お前は何が言いたい?」

「先生、質問です。先生は遅刻したことないんですか?」

「・・・麗覇!!職員室へ来いといっただろう!!」

「先生スルーしたー!」

「逃げましたね?したことあるんですか・・・そうだったんですか・・・」

「先生、他のクラスに迷惑かけてます。やめてください」

「うるさい!!こんの・・・っ!」

そのとき、先生は麗覇を殴ろうとした。

パシッ

先生のパンチをかるがるとつかんだ。私ではない。

「大丈夫か?麗覇」

紅煉が私を守ってくれたのだ。

「あ・・・ありがと・・・」

「紅煉!!」

紅「先生。生徒に暴力を振るのはいけないと、他の先生が言ってましたよ?」

「・・・今日の一時間目は自習だ!!」

バンッ

先生は思いっきりドアを閉めた。

「麗覇!」

「怖くなかった?」

「先生って・・・暴力振るんだ・・・スリル満点!!」

「お前なぁ・・・」

このとき、わかったのだ。私は、紅煉のことが好きになったということ。



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