※よくわからん状態 ※喧嘩しない池田と富松 突如として腹部に衝撃が走る。 もふりとした感触と、ごしごしとこすり付けられる熱。 下を向けがよく知る緑色が視界に入ってきて、思わず右腕が持ち上がったが、なんとか抑えた。 「…なにかあったのか?」 「…」 何も言わずただ俺の腹に頭を押し付けるこいつの姿は、なんだかいつもより小さく見える。生意気な態度がなりをひそめていて、拍子抜けした気分になる。 どうしていいかわからずに見下ろしていると、ぽうっと赤く染まった耳が視界に入って、どうやら甘えているのかもしれないと思った。 めったに見せない態度に戸惑う。でも、なんというか、かわいい、ような。 たまには甘えたいときくらいあるだろう、と納得して、苦笑する。ぽふっと頭に手を置くと、胴に回った腕に、さらに力が籠った。 そのまま暫くして、気が済んだのか、ばっと離れて俺に顔を見せないようにと足早に去っていく池田だったが、俺は恥ずかしいような悔しいような真っ赤な顔をばっちり目撃してしまって、なんだかむず痒い気持ちになった。 そのあと、この光景を目撃していたらしい数馬と左近にいろいろと心配されたり、なぜか大雨が降ったりしたが、まあこれは別の話だ。 ろじにこんな甘え方されたい。作ちゃんにこんな甘え方したい。…ピンポイントだな。 そんな感じの突発文。 きっと作兵衛に抱きついたら安心するだろーなーと思う。 作ちゃんの後輩になりたいです。食満先輩が上にいるとなお良い。一年生に甘えられたい。要約すると、用具委員会に入りたい。 |