『あっ、やだぁっ...あ、あっ...』

「あーあ、もう花子ちゃんの中ドロッドロじゃん...」

『やぁっ!だ、め!ゆび、したら...も、あっ!』

「またイくの?...いいよ。イッて...?イく時は?なんて言うんだっけ?」

『だっ、め...ッやぁ...あ、あっ...やぁ...』

「ちゃんと言えよ。リョータ、だろ?」

『やっ、イッ...リョー、タ...ッあ!リョー、ああっ!』





あれからどのくらいの時間が経ったのかわからない。教え込まれる様に舌と唇で秘部の突起を弄られた後、何度も"イく"と言う快感を覚えさせられた。何度か秘部の突起でイかされた後、秘部の入口を何度も何度も魔王宮城の舌でなぞられて、時折私の愛液をジュルッと吸う音が聞こえると、恥ずかしいのに抵抗もできないまま魔王宮城からされる行為を受け入れてしまっている。私の膣内に魔王宮城の舌が入り込むと頭の中が熱くなって、魔王宮城の手で開かされた足に力が入った。何度か私の膣内に出し入れされた魔王宮城の舌が引き抜かれると、今度は魔王宮城の指がゆっくりと膣内に埋め込まれる。今まで感じたことのない異物感にヒュッと息を飲んで耐えたけれど、魔王宮城の舌が私の秘部の突起をなぞると、気持ち悪いよりも"気持ちいい"が勝ってしまうのだ。そのまま何度も何度も指で膣壁が擦り上げられて、刷り込まれる様に何度も指と舌でイかされていく。何度かイくと、魔王宮城の指が徐々に奥へ埋め込まれて、お腹側の膣壁を指で擦り上げられるとビクッと勝手に身体が震えて混乱する様な快感が私を包んだ。途端に「此処?」と何かを見つけた様に魔王宮城が小さく笑って、何度もソコを指で擦り上げられる。気持ち良くもなんともなかった筈の膣壁の感覚が、塗り替えられていくみたいで怖いのに、魔王宮城の指でソコを何度も擦られると頭の中が真っ白になって、ジワリと滲んだ視界が更に滲んでいく。壊れそうな頭を手で押さえて、必死で奥歯を噛み締めながら我慢していると、ちゅっと魔王宮城の唇が私の秘部の突起に吸い付いた。『やだ』と怖くなって声を漏らすと、魔王宮城の指が再び私のソコを擦る。ゾクゾク身体中を駆け巡るあの感覚がして、イきそうなんだと言うことに気づいて魔王宮城に告げると「イく時は?なんて言うんだっけ?」なんて言われて、訳も分からず教えられた通りに"リョータ"と必死に口から漏らした。途端に吸いつかれた秘部の突起がビリビリと痛いくらいに快感を拾い上げて、膣壁が何度も擦り上げられる度に目の前がドロドロに溶けていく。"リョータ"と再び教え込まれた"イく"時の言葉を口から漏らしながらビクンッと腰をのけ反らせて喉を天井へ逸らすけれど、魔王宮城の指は止まることがない。『やぁっ、やめて』と必死に訴えながら下腹部へと視線を下ろすと、魔王宮城は秘部の突起から唇を離して「なんで?花子ちゃんの為に優しくしてんだろ?」と笑みを含んだ声で言ってから膣内にもう一本、ゆっくりと指を埋めていった。魔王宮城の言った言葉の意味を理解できないまま、指が増やされたせいで擦り上げられる面積が広くなると、頭が、へんに、なって...。魔王宮城の指が膣内で動く度にグチュッと卑猥な水音が部屋に響くのと同時に、ビクッと私の腰が勝手に震えて、魔王宮城の舌が私の秘部の突起をなぞる毎に自分ではない様な声が漏れていく。ドロドロに溶かされた様に下半身が自分ではない別の生き物みたいで、悲鳴の様に漏れていく声が止められない。頭を抱えていた手に力を込めると、また、バチっと目の前に電流が走った様な、あの感覚が身体中から込み上げてくる。




『あっ、やぁっ、やあ!こわれ、ちゃ...ッ...』

「大丈夫...まだ壊さねぇって...」

『やめっ、てぇ...あっ、ああっ...だ、めぇ...ッ!』

「フッ...ダメダメって...中またヒクついてきてんじゃん」

『あぁっ...あ、だ、ぇ...う"...やぁ...あ、あッ!』

「花子ちゃんの身体はさ、中が気持ちいいって...もう覚えたよな?」





そう言いながら手を止めない魔王宮城の指が、グッと強く膣壁を擦り上げてくると堪らなくなって"リョータ"と口から言葉を漏らした。ガクガクと勝手に痙攣を繰り返す腰とは裏腹に、麻痺した様に身体が動かなくなって、乱れた呼吸が漏れていく。バクバクと止まらなくなった心拍数が壊れたように煩く響いて、血が昇った頭では何にも考えられなくなる。ボーッと焦点の合わない瞳を天井へ向けていると、視界に魔王宮城の顔がぼやけて見えた。「あー、もう顔とろっとろ...」と言いながら私の唇の周りに垂れた唾液を吸い上げる様に魔王宮城の唇が私に吸い付く。ヌルッと口周りを這った魔王宮城の舌が私の唇に移動して、ジュッと唾液混じりのリップ音を奏でながら唇を塞がれると、魔王の唾液ではない何かの味が私の口に広がって、それが私の愛液なんだと理解すると恥ずかしくなってきて、無意識に魔王宮城の指を膣内で締め付ける。フッと鼻から漏れた魔王宮城の笑み混じりの吐息が聞こえると、ゾクッと私の背中に何かが走って、それと同時に膣内に埋め込まれていた魔王宮城の指がゆっくりと引き抜かれていく。膣内から引き抜かれた指が私の秘部の割れ目と秘部の突起を何度か擦って、だらしなく開いた私の口に、魔王宮城の舌が入り込む。舌を絡め取られて、口内を舌で弄られて、上顎を優しくなぞられる。ゾクゾクッと駆け抜ける何かを感じると、堪らなくなって魔王宮城の服をギュッと手で握りしめる。遠くの方でカチャカチャッと聞こえた金属音と、服が擦れる音が聞こえた後、私の秘部に熱い何かが押し当てられた。ヌルッと私の秘部の入口に押し当てられたかと思えば、滑る様に秘部の突起がその硬い何かに擦られる。再び秘部の入口に何かが押し当てられると、魔王宮城の唇が私の唇をゆっくりと吸い上げてリップ音を鳴らして離ていく。荒くなった熱い魔王宮城の吐息が私の口元にかかるのを感じて、滲んだ視界で魔王宮城の瞳を見つめた。「我慢してたから、すげーガチガチ」とふーっと長い息を吐きながら呟いて、私の秘部の入口に押し当てられたナニかが、ゆっくりと私の膣内に押し入る様に入ってくる感覚に戸惑って『な、に』と焦った様に魔王宮城に問いかける。




「何って...挿れてんだけど...?」

『あっ、なに...が...まっ、て...』

「もう十分ほぐしたからそこまで痛くねーって...ッ...うぁ、せま...」

『やぁっ、これ...やっあ、あっ...ッ!』

「奥まで、ゆっくり挿れる、からさ...ッ...」

『まっ...!これお前、の...ッ...!!』




私の中を無理にこじ開けようとしてくるナニかが、魔王宮城の自身だと気づいて"お前"と口にした瞬間、どちゅっと音と共に一気にお腹の奥まで入ってきた魔王宮城の自身のせいで、ヒュッと息を吸い込むと「お前じゃなくて、リョータだろ?」と少し低くなった魔王宮城の声が聞こえた。苦しいほどの圧迫感に息が止まって、頭の中が混乱する。ガクガク震えた腰の痙攣が止まらなくなって、理解する前に腰が仰け反った。「あ、やべ」と聞こえた魔王宮城の声が近くにいる筈なのに少しだけ遠くで聞こえた様な、瞼を持ち上げている筈なのにチカチカと目の前が光っている様な、不思議な感覚に呑み込まれる。息を吸いたくてパクパクと口を開けるも声なんか出てこないし、今までの"イく"時とは比べ物にならない何かが私の身体中を駆け巡った。「なーにイッてんの?」と笑み混じりに聞こえた魔王宮城の声が聞こえて、ようやくハッと我に返ると、目を細めながらじっと私を見つめる魔王宮城の瞳と視線が絡まる。途端に私の頭がフル回転を始めると、徐々に羞恥心が込み上げてきて『やっ...』と眉を寄せて魔王宮城の服を掴んでいた手に力を込めると、魔王宮城の唇が私の唇を塞いで、ヌルリと私の口内に魔王宮城の舌が滑り込む。グリッと膣奥を優しく擦り上げられる様な感覚が怖いのに、魔王宮城の舌が私の口内を犯していくと、堪らなくなって身体が震えた。角度を変えて口付けを何度も繰り返されて、唇が離れる度に魔王宮城の熱い吐息と私の吐息が漏れていく。頭で処理しきれない快感が怖くて縋る様に魔王宮城の舌に舌を絡ませると、魔王宮城の服を掴んでいた私の手が魔王宮城の手で包まれる。そのまま私の手を服から引き剥がす様に掴んできた魔王宮城の指が私の指にゆっくりと絡まって、そのままベッドへと押し付けられていく。ギュッと思わず魔王宮城の指が絡んだ指に力を込めると、魔王宮城が唇をゆっくりと離して、眉を寄せながら困った様に小さく笑った。「なんでそんな...可愛い事しちゃうかな...」と吐息混じりに囁いた独り言の様な呟きに、何故だかドキッと私の心臓が早く脈を打って、同時に膣奥がグリッと再び捏ねる様に擦り上げられる。『あっ!』と漏らした声を塞ぐ様に再び私の唇が魔王宮城の唇に塞がれて、何度も私の口内を魔王宮城の舌がなぞった。何度も何度も膣奥が優しく捏ねられて、ゾクゾクッと込み上げてくる何とも言えない感覚がジワリと私の熱を上げていく。圧迫感で苦しくて、異物を体に入れた様な違和感と、熱を帯び様な私の膣の入口が鈍く働く私の頭の中をぐちゃぐちゃに壊しているみたいだ。これが快感と呼ぶものなのかも分からないまま、絡め取る様に私の舌を掬い上げた魔王宮城の舌に舌を絡める。塞がれた口の隙間から粘度を帯びた水音が聞こえる度に、ヒクッと膣内が痙攣を繰り返して、私の中に挿れられた魔王宮城の形を頭の中で浮き彫りにしているみたいだ。興奮した様に漏れていく私の熱い吐息が、無意識に力が入ってしまう私の下腹部が、膣奥を捏ねる様に擦り上げられる度にジワリと滲んでいく視界が、ゾクッと何かかが背筋を走る度に握ってしまう魔王宮城の指に絡んだ私の指の全てが、私が感じている快楽を魔王に伝えているみたいで恥ずかしいのに、止められなくて、魔王宮城が唇を離して「気持ちいい?」と囁く様に言った言葉に呑まれていく。全てを見透かしている様な魔王宮城の瞳を焦点の合わない瞳で必死で見つめて、私の唇スレスレの距離にある魔王宮城の唇を求める様に空気を食んだ。薄く瞬きを何度か繰り返すと、眉を寄せて目を細めた魔王宮城の唇が私の唇を食べる様に塞いでいく。それと同時に一気に引き抜かれた魔王宮城自身が、どちゅっと音と共に私の膣奥を突き上げた。突然の出来事に、快感に、まだ慣れてもいない膣内の圧迫感に、ヒュッと息を飲み込むと魔王宮城が私の唇をジュッと唾液混じりにゆっくりと吸い上げて唇を離してから「我慢してんのに駄目でしょ...んな自分から求めちゃ」と震える様な声色で呟いて再びゆっくりと自身を引き抜いていく。ゾリッと魔王宮城の自身が先程指で教えられた"気持ちいい所"に擦れると、期待でもする様に、私の熱くなった吐息がはぁっと漏れる。抜けそうなギリギリまで魔王自身が引き抜かれて、ゆっくりと再び私の膣内に割り入る様に埋め込まれていくと、魔王自身の先端が再び私の"気持ちいい所"を掠めていく。堪らず声を漏らすと、魔王宮城の吐息混じりの笑みが聞こえて何度も何度もソコが擦られる。漏れる声が止まらなくなって、指に絡んだ魔王宮城の指を強く握った。ジンジンと痛みを感じる様な入口とは裏腹に、私の中は喜んでいるかの様にヒクヒクとヒクついて、魔王宮城の自身の形を身体中で覚えこんでいるみたいだ。ゆっくりと、だけど確実に送られてくる快感に身体中が溶けてしまいそうになる。それが怖くて腰を少し引くと、魔王宮城が「逃げんなって」と言いながら、追いかける様に繋がったソコに体重をかけていく。魔王宮城が体重をかけたせいなのか先ほどよりも奥深くまで魔王宮城の自身が入り込むと同時に膣奥がグッと押されると、腰を上下に揺らした魔王宮城の動きに合わせて膣奥が擦られる。「あー、すっげぇ...吸い付かれる...」と呟きながら耐える様に眉を寄せた魔王宮城が突然私の秘部の突起に指を這わせて、ビクンッと身体を震わせると「花子ちゃん...奥も気持ちいいって、ちゃんと覚えて」と言いながら、私の唇を塞いでいく。容赦なく私の口内に入り込んだ魔王宮城の舌が、私の上顎を優しくなぞったかと思えば、秘部の突起が魔王宮城の指で優しく捏ねられる。ヒクヒクと自分の意思とは関係なくヒクついていく膣内の感覚と、膣奥が擦られる度に汗が身体中からじわりと滲む。滲んだ視界で焦点を合わせ様と何度も何度も薄く瞬きを繰り返して、込み上げてきた快感を逃がす様に足先でシーツを蹴り上げる。膣奥を揺さぶる様に刺激されていると脳みそまで揺れているみたいでどうしようもなく怖いのに、指で擦られる秘部の突起が快感を拾い上げて、声を漏らしたいのに魔王宮城の舌が吸い取る様に口内で蠢いた。自然と浮いた腰が、下腹部の痙攣が、塞がれているはずなのに口端から垂れる私の唾液が、全てが、自分の意思では止められない。身体中に溜まった熱が、頭の中が白くなっていくあの感覚が、込み上げてくる。身体中を走り抜ける快感に堪らなくなって魔王宮城の唇から逃げる様に顔を逸らした。『イッ、ちゃ...』と声を漏らすと魔王宮城が私の耳に唇を寄せながら「教えたよな?イク時は?」と吐息混じりに囁いて、私の耳の中に舌を入れ込む。も、う...あたま、こわれ、る。と壊れそうな思考で考えて指に絡んだ魔王宮城の指を強く握りながら"リョータ"と何度も口から漏らすと、"イく"時のあの感覚と快感が身体中を駆け巡る。バチッと目の裏で電流が走った様な感覚と、真っ白になった頭の中で何かが弾けた。ビクッと震える腰を仰け反らせて、魔王宮城の指に絡んだ指の力を抜きながら、はーはーと全力疾走した様な呼吸を何度も繰り返す。魔王宮城が私の耳の中から舌を抜いたかと思えば「まだ、イけんだろ?」と言って再び私の秘部の突起を擦り上げながら、私の膣奥を再び自身で擦り上げる。『だめ、』と倦怠感で震える身体を抑えながら魔王宮城へ視線を戻す様に顔ごと向けると魔王宮城は「なんでも、してくれんじゃねーの?」と言ってニコッと笑った。ボヤけた視界で魔王宮城の左右の瞳を見つめる様に瞳を揺らして『やっ...』と言ってからゴクリと生唾を飲み込むと同時に私の膣内がヒクンッと疼く。それが恐怖なのか不安なのか、はたまた期待からだったのか、この時の私には、分からなかった。























『ぅっ...ひっ、ぐ...も、や"ぁ...あっ、リョー...ッ!』

「あー...ッ...へへ、なーに?またイッてる?」

『まっ、て...い"っ...あ、ぁ...だッ...めぇ...』

「駄目な割に、子宮が俺の先っぽに吸い付いてきて...」




「俺の精子欲しいって、ねだってんじゃん」と言いながら、魔王宮城が私の腰を持って何度も何度も膣奥を突き上げて、同時に私の秘部の突起を指で擦り上げていく。ビクビク跳ねる様な腰の動きが止まらなくなって、荒い息も漏れる声も、止まらなくなる。魔王宮城の手で広げられた足を閉じる事も出来ないまま、なす術もなく快感に呑まれていく。「花子ちゃんの奥ずっとギューって...ッ...もう、気持ちいいの止まんないね」言いながらバチュパチュッと肌のぶつかる音が水気を増して、それが汗なのか、それとも自分の愛液の音なのかも分からない。繰り返し送り続けられている快感に抗えないまま、込み上げてくる感覚に再び"リョータ"と途切れ途切れに漏らすけれど、魔王宮城の腰は止まることはなくて「んだよ、すげーイくじゃん...」と笑みを含んだ声で呟いた魔王宮城がギリギリまで自身を引き抜いて、どちゅっと音とともに私の膣奥を突き上げる。私の膣奥が潰されそうなほどの勢いで突き上げられたのに痺れる様な快感が身体中を駆け巡ってヒュッと息を飲み込んだ瞬間、秘部の突起を弄っていた指が離れていく。その指が滑る様に私の膝裏を掴んだかと思えば、私の膝を折りたたむ様に曲げてくると、体重をかけながら私の膣奥の奥まで自身を埋め込んで「俺も、そろそろ出すから」と言って先ほどよりも激しく抜き差しを始めていった。なのに、私は抵抗もできなくて、突き上げられる毎に痺れる様な快感に浸る様に甘い声とは言い難い声を口から漏らしていく。肌のぶつかり合う音が激しさを増していって、膣奥を捏ねる様に突き上げられると頭の中でバチッと火花が散った様な、電流が走った様な不思議な感覚がして、瞳に収まりきらなかった涙が目尻からぽたりと流れ落ちる。まるで、身体中の神経が下腹部に集まっているみたいだ。嫌だとか、駄目だとか、もう無理だとか、そんな言葉が私の口から止めどなく漏れていくのに魔王宮城がそんなことで止まってくれるわけもない。ただ、私の膣内でより一層大きくなった様な、更に硬くなったような魔王宮城自身が膣壁を擦る度に、脳みそまで引き摺り出されているみたいだ。




『あ"っ、ゃ、や"ぁっ...ぅ、あっ...ひ、ぐッ...!』

「あー、まじで...可愛い...ハッ...」

『イッ...や"っ...リョー...ッ...ぁっ、あ"っ...』

「ッ...やっべぇな...きっつ、い...ッ...花子ちゃん、気持ちいい?」

『ひっ、ッも...ちぃ"...ぅッ...あっ、ぁ、あッ...』

「えー?へへ、なーに?ま、じ...ハァ...何言ってるかわかんねー...」

『あっ...や"ぁぅ...う"っ...くっ、あッ!...ひっ、やぁ...』

「すっげぇな...もう中、痙攣しっぱなしじゃん...ッ...うぁ、やば...」




イッたすぐ後に込み上げてきた快感が、タガが外れた様に波の様に襲ってくると、私が"リョータ"と口にする前にイッてしまった。それでも止まらない魔王宮城の腰の動きに堪らなくなってベッドシーツを握りしめると、魔王宮城が何かを呟いて再び私の膣奥をどちゅっと突き上げてくる。何度も何度も無遠慮に膣奥を突き上げてくる魔王宮城自身に、もう何が何だか分からなくなって、頭でどうにか理解しようとするけれど、積み上げられていく様な快感に思考がどんどん壊されていく。「花子ちゃん、出すよ」と激しい腰の動きとは裏腹に優しい声で魔王宮城が囁いてきて、"あー"だか"うー"だか、言葉とは言い難い返事を口から漏らすと、魔王宮城の唇が私の唇を優しく塞いだ。だらしなく開いた私の口内に滑り込んだ魔王宮城の舌が私の上顎を優しくなぞると、まぶたを開いている筈なのに目の前がチカチカと光っているみたいで、頭の中が本当に壊れてしまったんじゃないかと思って怖くなるのに、魔王宮城自身が私の"気持ちいい所"を何度も擦ると、そんな恐怖心は何処かに飛んでいって私の頭には快感しか感じなくなる。再び"イく"時の感覚が込み上げてくると、悲鳴に似た様な声をあげて絶頂を迎えていく。途端に更に早くなった魔王宮城の腰の動きのせいで、私の"気持ちいい所"が何度も擦れて、同時にどちゅっと音を立てて膣奥を突き上げられるともう頭の中はぐちゃぐちゃで、魔王宮城の鼻から抜けた小さな声の様な熱い吐息が顔にかかると同時にグッと膣奥が押し上げられて、膣内に温かい何かが入り込む。唇が離れて「すげー...で、てる」と囁く様に聞こえた魔王宮城の声で、あ、中に魔王宮城のが出されているんだ。なんて冷静に思ってしまった。けれど塗り込まれる様に私の膣奥が魔王自身の先で捏ねられると、先ほどの熱の余韻なんだろうか、再び私の膣内がヒクンッとヒクついて、身体中が震えた様に動けなくなる。途端に静かになった部屋にお互いの荒くなった息遣いが響いて、思わず魔王宮城の左右の瞳を追う様に瞳を揺らす。何度か魔王宮城が私の唇に唇を落として、軽いリップ音を鳴らした後、魔王宮城は自身を私の膣内がゆっくりと引き抜いていく。終わったんだ...と思いながら怠くなった身体をベッドマットに預けて、重たくなった瞼をそのまま下ろそうとした途端、魔王宮城が私の腕を掴んで「壁に手ついて、膝で立って」と言いながら私の上半身を無理やり起こした。『え...』と重たい瞼を持ち上げて魔王宮城を見つめると、魔王宮城は「え、って...一回で終わると思ってんの?」と言いながら本当に不服そうに眉を寄せて私を見つめる。え、いやと言うか...。『もう無理』と泣きそうになって眉を寄せて魔王宮城を見つめた私の腕を無理やり引きながら、私の身体を壁に押さえつけて「無理って決めんのは花子ちゃんじゃねぇだろ?」と後ろから囁いて、私の膝を無理やり立たせていく。ゾクッと背中に走った何かに期待する様に私の膣内がヒクッとヒクついたのがわかって、私の膝を立たせた魔王宮城の手が私の内腿を優しくなぞった。魔王宮城に言われた通り、壁に手をついて快感で倒れそうな身体を支えながら、もう立てないくらいにガクガクと震える腰と足に力を入れる。魔王宮城の指が内腿から滑る様に私の秘部の入口に移動すると、クチュッと卑猥な水音が私の下腹部から聞こえて顔がカァッと熱くなっていく。「俺の精子と花子ちゃんのえっちな汁で此処ぐちゃぐちゃ」と笑み混じりに後ろから聞こえた魔王宮城の言葉に否定する様に頭を左右に小さく振ると、魔王宮城が「もっとぐちゃぐちゃにしてあげよっか?」と私の膣内に指をゆっくりと埋めながら意地悪そうに囁いた。先程まで魔王宮城自身が入っていたせいか、魔王宮城の指をすんなりと受け入れた私の膣内が魔王宮城の指で押し広げられていく。膣壁の"気持ちいい所"を指でピンポイントに擦り上げられると下腹部が無意識に痙攣を繰り返して、再び私の口からは自分の声ではない様な声が漏れていって「俺の、挿れて欲しい?」と私の耳たぶを甘噛みしながら問いかけてきた魔王宮城の声に、支配、される。



『あっ、ぅ...ッ...い、れて...くだ、さ...ッ...』

「誰の?」

『...ッ...ま、お...の...ひッ!あっ、あぁ...』

「"リョータ"だろ?」

『ぅっ...あぁ...リョー、タ...リョータの...ッ欲し...いっ、あッ...』



私が口にした途端に魔王宮城の指が私の膣内から引き抜かれて、私の秘部の入口に魔王宮城の自身が押し付けられる。ドクドクと期待した様に跳ねた心臓の音が私の身体を揺らしているみたいに煩く響いて、魔王宮城の熱い吐息が私の耳に微かにかかった。身体を支える様に壁に置いた私の手の上に魔王宮城の手が置かれて、ゴクリと生唾を飲み込むと、魔王宮城自身が私の膣内にゆっくりと埋め込まれていく。キュウッと疼いた私の膣奥が、魔王宮城自身にゆっくりと押し上げられて、満たされる。




「あーあ...花子ちゃんってすげーえっち...まだ挿れただけのに、んなヒクヒクさせちゃってさ...」

『あっ...あ、あ...やっ...ッ...おく、こわれ、ちゃ...ッ...』

「だから、まだ壊さねぇって...んっ、締ま、る...」

『やぁ...ぁ"っ...だめ、あっ...あぅ"...ッ!』

「んー?此処好きだよね?此処」

『ひっ、ぐぅ...ぅっ...あぇ...あっ、あぁ...ッ』

「花子ちゃん、好き?」

『あ"ッ...!す、ぅ"っ...すき、...きぃ...あぁッ...』

「へへ...俺も...すげぇ好き」




最初から無遠慮にどちゅどちゅと奥を突き上げられて、目の前がチカチカと光ると同時に頭の中が真っ白になる。逃げたくて腰をそらそうとしたけれど、目の前が壁で逃げ場もなく、踏ん張って立っていた膝は限界を伝える様にガクガクと震えていく。膝が震えていたせいかズルッとベッドシーツで膝が滑って、腰が下がると更に奥まで突き上げられて私の頭で理解する前に限界を迎えてしまう。訳もわからずビクビクッと腰を痙攣させていると、再び魔王宮城が容赦なく腰を打ち付けてきて、もう、本当に、頭が、おかしくな、る...。魔王宮城が腰を打ちつける度に結合部からは卑猥な水音が鳴り響いて、耳を塞ぎたくて壁についた手に力を込めると、私の手を包んでいた魔王宮城の手に力が入った。「勝手にイッただろ?」と耳元で聞こえた魔王宮城の声にゾクッとして"ごめんなさい"とうわ言のように繰り返すと、魔王宮城はググッと膣奥を押し上げながら捏ねる様に腰を揺さぶって「イく時は、"リョータ"だもんな?」と笑みを含んだ声で囁いてから、私の耳の中に舌を入れ込む。逃げられない快感に堪らなくなって再び"ごめんなさい"と何度も呟くと「どーしよっかな...あー"リョータ、大好き"って言ったら許してやるよ」と囁きながら私の膣奥を擦り上げて「早く」と急かすよう吐息混じりに囁いた。追い詰めてくる様な快感から逃げたくて"リョータ、大好き"と途切れ途切れに呟くと「もっと」と言いながら魔王宮城自身がゆっくりと私の膣奥から遠ざかる。指で何度も擦り上げられた私の"気持ちいい所"を魔王宮城の自身で何度も何度も擦り上げられるとぐちゃぐちゃな頭が更に壊れてしまいそうで、怖くなって"リョータ、大好き"と再び呟くと、吐息混じりに笑った魔王宮城の声が微かに私の耳に響いた。その瞬間、入口ギリギリまで引き抜かれた魔王宮城自身が私の膣奥を一気に突き上げて、また頭が混乱する。『...あ...あ"、ぁ"...ッいあァ"!』と悲鳴に似た声を上げながらビクビクッと身体中を痙攣させて達した私の膣奥を魔王宮城が何度も何度も突き上げてくると、タガが外れた様に私は悲鳴に似た声を上げながら『やめて』と何度も口から漏らした。だけど魔王宮城は止めてくれるどころか「学習しないねー...イく時は"リョータ"だ、つったろ?」と言いながら私の手の上から手を離して、私の腰を掴むとどちゅっと再び膣奥を突き上げていく。チカチカと瞼を持ち上げているのに光った様な目の前と、焼ける様に熱くなった頭の中では何も理解できないまま、壁と魔王宮城に挟まれたせいで逃せない快感に呑み込まれて、正常な判断なんかできる訳もなかった。その後"リョータ、大好き"と何度も口から漏らしたけれど、魔王宮城の腰は止まる事がなくて、いつまで続くのか分からない行為を繰り返す。途中、魔王宮城が「これで、やっと...俺のもんだ...」と呟いた声が聞こえたけれど、その意味がなんなのかわからないまま、重たくなった瞼を静かに下ろした。



fin.
▼あとがき▼


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