彼女とギャンブル
コンビニにて。
「みうー、買うもの決まったー??」
「・・・」
「どうしたの真剣な顔して」
「・・・これ」
「今ならオマケ付き・・・あ、みうの好きなキャラクターもあるんだね」
「・・・」
「そんなに見つめても中身は分からないよ?」
「・・・」
「いくつか買ってみる?」
「それじゃ意味ないの!」
「どうして??」
「他のはいらない。・・・だから、一発で当てないと」
「・・・なるほど」
「櫂はどれだと思う?」
「えー?責任重大だなぁ」
「いいから決めて」
「ん〜・・・これ!」
「分かった」
「え!?そんなにあっさり決めちゃっていいの?」
「・・・いいの。櫂の事信じてる!」
実は俺はかなりくじ運のいい方で、無事に彼女の欲しいキャラクターが出てほっとした。
もし違うのが出たらどうしたのと聞いたら櫂からもらったと思えば許せると言われて舞い上がってしまった。
彼女は本当に、俺を喜ばせるのが上手い。
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