‡ S t o r y ‡
Act,1 『ウェルヴ=グラデュエイ=フォーラス』
無限に広がりを続ける巨大なる暗闇の中に、青く…一際、青く輝きを放つ美しい星が浮かんでおります。
この星には奇跡的にも水・空気・大地・木々といった物が存在し、何と微生物までもが育まれたのです。生命は気の遠くなる様な長い長い歳月の中で幾度も進化を繰り返し、遂には知能を持つ“人”なるものも誕生させました。
果たして、奇跡とも言えるこの現象を起こさせたのは“環境”や只の“偶然”でしょうか?それとも、偉大なる“神”の思し召し…?
学者の中でも憶測は飛び交っていますが、その真相は誰にも知り得ません。けれども、この美しい星は間違い無く神をも虜にする事でしょう。そして、何時しかこの惑星の名は人々によって“グランダラス”と呼称される様になります。
古代グランダラスの言語で『祝福の大地』という意味を持つ蒼く澄みきった星…。このお話はそんな惑星グランダラスから始まります…−−−
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