一時停止希望



アニメーションとか見ているとたまに羨ましく思う時がある

反則的な手段

一時停止とか、早送りとか、巻き戻しとか

リアルでは使えない手段を用いる事ができる

まあ、望んでも叶わない願いだってあるものだ





04一時停止希望





「……………」

「なぁ、ダメか?」



ここは日本国にある日本の家のとある一室である。

すっかり秋が過ぎて久しく、日本の居間にはこたつが鎮座していた。

そのこたつを挟んで日本とイギリスが神妙なる顔付きで、額を付け合わせている。



くわぁぁ



彼等の事はおかまいなしに日本の飼い犬、ポチは欠伸をした。

蚊帳の外はいたって平和は世の常………修羅場の常というモノか。

別に彼等の間で分かれ話が行われているわけじゃない。

恋人間のマンネリを防ぎ、相互理解の為の話し合い。

と、言えば聞えがいいが、夜の営みにエロ大使趣味のものを使いたいという話である。

目隠しとか手錠とかとか………。

何とも第三者にはアホらしい話でも、本人達はいたって真剣である。



「(老人に無理です!)」

「一度試してみたら良さとか分かると思うんだが………」



心なしかいつもよりイギリスの瞳が輝いている風に見える。

このままでは日本が新しい扉を開けるのは近いかも知れない。



「ちょっと!待って下さい!」



このまま押しきられては不味いと、日本は奮い起った。

『新たな世界なんて二次元で十分です!』と高らかに告げた。



「三次元じゃなくては分からない良さもある!」

「そう言われましても………」



自信満々に輝いていたイギリスの顔に翳りができた。



「俺の事……………嫌いか?」

「〜〜〜〜ずるいです!そんなこと言わたら………断れないじゃないですか!」



日本は顔を赤らめながら受け入れる事となった。








オワレ








▼イギリスを不敏にする魔法の言葉☆








………… 実 は 夢 だ っ た 。







orz
↑イギリスはこうなるに違いない(笑)


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