一周年記念 その二




「遊戯さん!」


貴方を人混みの中から見つけると、俺は凄く嬉しくなる。

その背中が俺の方に振り返って、遊戯さんが俺を見る。


「愛してます」

「じゅ、十代君!?」


そのまま走って抱きついていつものように囁けば、遊戯さんは声を上げた。

わたわたとした姿は、デュエルの時とは違って、すっごく可愛い。

体温を感じるように掻き抱けば、どこか甘い匂いがした。

こんなにも大好きだ。


「あんまり無防備でいないでくださいね」

「十代君?どうしたの?」




Hope Springs eternal




貴方に歯止めが利かなくなる。



下書き 110809
掲 載 110812
再掲載 111218
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