「もう慣れたなあ、これも」
「そうだな」
「あやしまれずにすむのはうれしいけどさあ…ふたりともあたまなですぎ!もげる!」
なぜか菜緒ちゃんがちいさくなってしまいました。
「菜緒ちゃんちいさい!」
「ちいさいな」
「菜緒、ちった、ちったいねー!」
「はっ…!おっぱいも…ない…!」
「なん…だと……!?」
「ぱいぱ?あえ?ぱいぱー?」
「こどものからだだから…。ゆきくんっ!ふくめくってもないのよ!ないから!だめえ!」
「はい、そこまでー」
「あうあう…!もとちかくぅん…!」
「自分より年下には優しくっていつも言ってんだろ」
「政宗、きさまよく我らのほほをもんでおるではないか」
「愛情表現だそれは」
「菜緒ちゃ、菜緒ちゃ、こっちおいで!おれさまんとこおいでー!」
「行くか?菜緒」
「ん。さすけぇー」
「ちっちゃあ…ふにゃふにゃだあ…」
「くすぐったいよぅ、んんっ、ぎゅうー」
「はぅう…!かあいい…!ちっちゃい菜緒ちゃんもかあいいねえ…!」
「さすけはちっちゃいわたしをまもってくれる?」
「まもる。まもるよ。だっておれさまのおくさんだもん」
「さすけ…!かっこいい…!」
「なんでガキ同士のノロケなんぞ見せられてんだ」
「微笑ましいっちゃ微笑ましいがなあ」
ちいさいぼくから、ちいさいきみへ。
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