「…なあ、元親よ」
「ほーれほれ、小十郎ほれほれほれー」
「……(ハッ!)にっ!」
ぱしっ!ぺしぺしぺし…
「もと、」
「おおっ!いい反応だ!これならどうだ!?」
「フッ!ニヤァアッ!」
ぱしーっ!ぺしぱしぺしぱし…
「……ちか!俺の小十郎を弄ぶな!」
「男の嫉妬は醜いぜえ?政宗ちゃんよお」
「…申し訳ありませぬ政宗様…!この小十郎、迂闊にも眼前の誘惑に囚われてしまい…!情けない…!」
「おおっ!?いきなり人間になるとビビるな。まあ、猫がじゃれてこその猫じゃらしだからよ。仕方ねえさ」
「お前が言うな」
「んで?なんの話だっけ」
「今日は何の日か知ってるか、って話だ」
「2月22日だろ…何の日ってあったっけ」
「ハッ!もしや…!」
「イエス!猫の日だぜ野郎共!」
「それ俺の台詞じゃねえか」
「つっても特になんて、」
「取り出したりますは3つの猫耳ー」
「お前こういうの本っ当好きな!」
「まあよ!」
「いい笑顔だぜ…」
「おーい、ちびどもーちょっとこっち来ーい」
「なあにー?」
「どうかしたか」
「?」
「おっ、小太郎も来てたのか。ちょうど良かった」
「??」
「これ付けな。んで語尾は『にゃあ』だ」
「これ…こじゅうろさんのおみみ?」
「にゃあ?なぜだ?」
「…?……??」
「小太郎、こう付けるんだ、そうそう…お!似合ってんじゃねえか!」
「わ!ほんとだ!こたろかわいい!」
「む…こうか…?さすけ、おぬしも付けてみよ」
「ん!」
「…おお…おおお…、これはちょっと…燃えるもんがあるな…!」
「だろ?」
「政宗様…元親…」
「おっと小十郎!お前は猫のままだぜ?」
「…御意に」
「こっ、これは…!」
「ちょっ、菜緒!菜緒ー!」
「なあにー?」
「佐助と同じ返答だな!ちょっとこっち来てみ!」
「え?…おお…!おおお…!」
「えへへ、菜緒ちゃー。あっ、菜緒にゃあん!…あれ?」
「あああああ佐助かわいい!」
「きゃふうン」
「菜緒、我も付けたのだぞ」
「…!」
「あぅああああ…りっくんもこーちゃんもかわいいぃぃい…!」
「にゃあ」
「あっ、小十郎さんも猫姿だあ…!にゃんこ祭りだあ…!」
「ストップ!動くな…!動くんじゃねえぞ…!!」
「俺達の携帯が火を吹くぜ!!」
ピロピロピロ〜ン♪ピロピロピロ〜ン♪
「ちょ、撮りすぎだよ二人ともー!」
「「可愛いもんを撮って何が悪い!?」」
カメラ係はお任せします
prev | next