『ふんふんーふふーん♪』


よっしゃ、もう下校時間だ!
おれはもう自由なんだぁああああああ!


「あ、御鹿くん」

『んー?って、あれ学級委員の...
えーっと、そう緒方だ!』

「俺のこと覚えててくれたんだ、嬉しいな」

『そりゃ同じクラスだからな!....ん?』


緒方は何でこんなに近くにいるんだ?
上を向いたらすぐそばに顔があるくらいかなり近距離だ
な、なんかすっげぇ変な目で見られてんだけど.....
何でこの状況で笑えるんだコイツは!


『....、.....っ』

「ん?どうしたの?」

『ち、近くね?』

「そう?....これぐらいが丁度いいと思うけど」

『いや、でも...ひっ!』


このやろォおれのケツ触りやがった!
何かやらしい手つきで腰まさぐってやがる!
きめぇぇえええええええ!!!


『ちょっ!...やめっ、』

「.......、」


は、なに顔近づけてやがんだ!
近い近い!近すぎる!
ぎぃやぁあああああああああああ

ガララララララッ!!


「俺のすずになにやってんの?」

『た、たつや!』


来たぜおれの救世主!
たつやはおれのヒーローだ!
ドアの開け方が雑でちょっと怖かったけどな!


「、俺は御鹿と少し話してみたかっただけどよ」

「へぇ、じゃあそんなにくっつく必要はあったのか?」

『(......たつやこえぇー、)』

「まぁ、いい。もう話せたんだから用は終わっただろ?」

「.....チッ...、」


あれ、緒方出て行っちゃった
てか最後舌打ちしてなかった?
え、なんで!?


「.....すず、」

『ありがとな、たつや
おれちょっと怖かったんだ』

「じゃぁ、なんで俺を呼ばなかった」

『えぇー...、
まぁ無事だったしいいじゃん!』


って、誤魔化したつもりだけど通じなかったらしく
おれはたつやに抱きしめられた


「どれだけ心配したと思ってる....っ」

『....え、...ご、ごめん』

「これからは極力俺と離れないこと」

『え、それは、....はい。』


たつや目が怖ぇよ
でも今回はおれが悪いからしょーがなく折れてやるんだ!



どれだけ心配したと思ってる




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