「すず...っ!」

『あ、たつや!どうしたのー?』

「どうしたのじゃない!勝手にどこかに行くなっていつも言ってるだろ!」

『でもさここ学校だしさ、
おれだって用があるわけだしね
たつやは心配しすぎ、過保護すぎだよ』


そう、この超×10000過保護で心配性なたつやはおれの幼なじみでもあって、恋人でもある
愛されてるなぁ、って感じるから嬉しいんだけど...
なんて言うか、うん。
度が過ぎるんだよなぁ色々。


「...それはわかってるけど、
やっぱり心配なんだよ
そんな細腕で誰かに襲われたらどうするの?
俺だっていつも傍にいれるわけじゃないんだからちゃんと危機感は持たないと。
そんな可愛い顔して手を出さずにはいられないだろう
でもまぁ、手出した奴は俺が殺すけどね?」

『お、おう...』

「わかってくれて良かった
じゃあ、教室戻ろうか?」


ほら、と差し出された手を握って廊下を歩く
何だかんだ言って結局優しいたつやがおれは大好きだ!



俺の目の届く範囲にいてくれ




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