二週間以内にお前を落とす
「うわ、どうしたのすずちゃん
そんなげっそりしちゃって.....」

『さつきちゃぁあああん!』

「あぁ...、なんか分かった気がする
あれでしょ、さっき連れて行かれた青峰くんのことでしょ」

『あの人、あおみねって言うんだ』

「え、知らなかったの!?」

『うん、なんにも知らない』


そう、なに1つ知らない
バスケ部のエースくらいは知ってるんだけど
第一印象が地黒の青髪の男の子だから

インパクト大だ。


『それ以前に何で私なの...』

「ほんとにね、接点0だっけ?
アイツほんっとにわからない....」


どーしよー、って余所見して歩いてたら何かにつまずいた
なにこれ、写真集?うわわ、おっぱいでか!


『堀北マイ?知らないな、てか不健全だ』

「最近の高校生はそんなもんなんだよ」

『へー、そうなんだ...ぁ?
あれ、ガングロだ。色白のさつきちゃんはどこに行ったの!?』

「てめぇ喧嘩売ってんな」


やだーこわーいガングロが怒ってるー
、とか言ってる場合じゃなくて。
手に持ってた写真集はいるのまにかガングロの手にあった


「さつきなら俺がきた瞬間どっか行ったぞ」

『は、はくじょうもの!』

「まぁ、俺的には都合いいけどォ...」


じりじりと近づいてくるガングロ
なんだよ、こっちくんなよ
そのでっかいおっぱい拝んどけよ、


「2週間だ」

『え、え、え?』

「2週間以内にお前を落とす」


はっ!!これって宣戦布告なのか、そうなのか!?
てか、私の胸は何でこんなにドキドキしてるんだ
......まさか、不整脈、


「聞いてンの?」

『はい!もちろんですとも青峰くん!』


元気よく、愛想よく、敬礼までして返事したのに
目の前のガング、....青峰くんの眉間にシワがよった


「ちげェ...」

『え、なにが』

「"大輝"だ」

『.....だ、いき...くん。』

「...まぁ、普及点にしといてやるよ
またな、すず」


頭ぽんぽんされた
、ちょっとドキッてしちゃったよ、ねぇ




タイムリミット






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