『うわぁぁぁぁああああああんっ


席替えなんてしたくないよぉぉぉおっ』




「御鹿、我が儘言ってないで移動しろ」




『渚と離れたくないぃぃぃいい』




「僕も離れたくないけど、仕方ないよ・・・ね?」




『田中と隣になる位ならトイレで勉強した方がマシだよぉぉおおっ』





御鹿すずは今駄々をこねてます




渚の隣を離れたくないと泣き出してる最中




「すずちゃん、僕だって離れたくないよっ



だからそんな泣かないでよ・・・」




『・・・だ、って、』




渚は私を自分の膝に乗せ諭すように話す




「授業終わったらすぐにすずの席行くからさ」




『・・・グスっ、わかった。』




「よし、いいこいいこ」




『えへへ、渚大好きーっ』




ぎゅー、っと抱きつくと渚も笑ってくれた






「おい、お前ら



・・・ここ教室なの忘れてんじゃねぇよ」




(うるさい田中、邪魔しないでよ童貞)


(ど、!?おい、葉月!!てめぇちゃんとそいつ躾とけよ!!)


(えー??僕そんな悪どいこと教えてないもーん)


(((あ、あざとい....)))