真田幸村


役者:黝(あおぐろ)様

出没時刻:主に宵四つ前後

装い:3衣装。時に着流し等

登場:(抜ける様な蒼天の元、甲斐武田の本拠地で在る躑躅ヶ崎館の一角を借り赤揃えの戦装束に身を包み利き手に持った十文字槍を構えゆっくりと瞼を閉じると丹田に力を入れるように一呼吸。研ぎ澄ませた五感で感じ取るは風の流れに葉擦れの乾いた音、降ろした瞼の裏に在る暗がりの中で一筋の光明を掴むかの如く構えた姿勢の侭、戦場に身を置く者ならば気付くだろう皮膚に痺れを感じさせる程の集中力を張り巡らせては右から左へと薙ぎ払うような素早い一閃、後にスッと薄く開いた双眸の横を過ぎるは真っ二つにされた朽葉。途端、多数の野鳥が羽ばたきに意識を削がれ振り仰ぐように天を見遣れば言い様の無い"何か"を感じ深く霧煙る森の奥深くへ入り込み、己の前に姿を現した常ならば其処に無い筈の不可思議な屋敷の存在に暫し言葉を失う事と相成り)――…面妖な…私に"来い"と、言っているのだろうか…(向かい風に吹き抜けていた風も何時の間にか追い風と成って己の背を強く押し武骨な鎧の上に纏いし六文銭の衣が裾を棚引かせながら、強く握り締めた得物を供とし不可思議な其の屋敷へと身を進め)


<人物紹介>
武田軍所属。日の本一の兵。身長185p。
勇往邁進。志操堅固。謹厳実直。清廉恪勤。一意専心。胆大心小。




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