久し振りにお兄ちゃんと並んで歩いた気がする。

角を曲がる前の電信柱で、昨日の2人に会った。

『十代目、おはようございます!』
『ようツナ!それと妹!』
「・・・まゆこです。獄寺の癖にお兄ちゃんにだけ挨拶するなんて、」

『今何か言ったか?い・も・う・と!』
「あら聞こえなかったの?もう一度言ってあげようかしら?仕方ないわねー、」
獄寺は悔しそうに顔を歪めた後、私を見てにやりと笑った。

『お前、今日から並盛の生徒なんだな、』
「そうよ、それが何か?」
『て事は後輩だよな?先輩にその態度で良いのか?』
「は、?」
『先輩にその態度で良いのかって言ってんだよ、』
何だ、それでにやにやしてるのね。

「先輩だろうと、なんだろうと、貴方に優しく接するつもりも敬語を使うすもりもないわよ、」
『この野郎!』

『まあまあ、でも制服似合ってるぜ!可愛い可愛い、』
と山本、先輩は私の頭を撫でた。

「っ!」




まただ、




(また心臓が、)(はちきれそう)



ありがとう、ござい、ます。







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