神様はクツクツと嗤うのです。
世界に送り出した少女が壊れていく様を視て、世界に波紋を投げかけ続ける傲慢な女の行動に魅せられて哂うのです。
容姿を変えるのは簡単な事だが、人の心を変えるのは神様にでも難しい事。
それでも神様は世界に送り出した少女に愛されるという補正を掛けたのです。
それはまるで呪いのように…
補正はあくまで補正。
補正の対象外だった者もいた。
どちらも異質であり異端であるのに、この差は何なのだろうか?
神様は思った。
もっと面白い劇を見てみたいと…
人も神も見下している傲慢な女の果てがどのような終焉を迎えるのか…
希望か、絶望か、それとも?
狂気を孕み世界を歪ませた傲慢な女は世界を嗤う。
踊らされているのは、神か、人か、彼女なのか…