ニートでマダオ上等なハルキお姉さんです。

MerryXmas!

適度な温度でジメっとした布団の中でゴロゴロしたいのに何故かブウサギ皇帝と私の飼い主(仮)なアスラン青年より手渡されたミニスカサンタのコスプレをしています。

え?

目が腐るってぇ?

腐っちまえ!!

ハロウィンイベントが嫌でシュリダンに引き篭もってたのが悪かったのか、クリスマス当日にこの仕打ち!

いい歳こいてコスプレって(涙)

腹いせとばかりにマルクトに招待されたキムラスカ陣とダアト陣にもサンタコスを着せてやったさ。

「にしても何気に女装が似合うね、エーメにシンクにフローリアン。イオンは何処にいったのかしら?」

いやーその辺の女の子よりも可愛いよ。

ダアトの男の娘に萌々しているティアさんにドン引きする彼等。

当然助けちゃやんねーけど。

そんな私の思考回路マルっとお見通しとばかりに

「ハルキさん、御久し振りです。可愛いサンタさんですね。今夜、是非プレゼント持って来て下さいねv」

なーんて脱処女宣告を受けた。

副音に永久就職の文字が垣間見えるYO!

しかも

「えー僕もハルキからプレゼント欲しい!!」

虎視眈々と私の股間と乳を見るのは止めてね、フローリアン!

「被験者なら害虫駆除しに行ったけど、その内戻ってくるんじゃないの。」

淡々と恐ろしい事を言わないでよ、シンク!

その害虫って私の変態保護者も入ってる?

あれでも一応防波堤なんだよ!

ブウサギ皇帝やマルクトの恥への!!

遠くから音素と怨念渦巻く衝撃音が生々しく聞こえるのは気のせいだよねぇ!?

チラリと見えた安全牌(ルーク)に駆け寄った。

「ルーク、MerryXmas!」

髪が朱なだけに服まで赤だから余計に目立つルークに私はしがみ付く。

私を引き離そうと必死なルークに悪いが、私は奴等の餌食にはなりたくない。

「ハルキっ!離せよ!」

ギチギチと鬩ぎ合う私とルーク。

お互い一歩も譲らない。

というか譲れない!

だって安全牌を逃したら緑っ子の餌食になるかもしんないんだもん。

「ハルキお姉さんを助けると思って!」

尊い犠牲(防波堤)になってくれ。

そして私の純潔を守ってくれ!

恥も外聞もかなぐり捨てて必死で訴えれば

「ダアト式譜術の的にだけはなりたくない!」

涙目で訴え返された。

「大体ハルキが悪いんだろ!ハロウィンはシュリダンに引き篭もりしたせいで俺がハルキ用に作られた衣装を着る破目になったんだぞ。ありえぬぇー」

ハロウィンがトラウマなのか目が虚ろなルー君が可哀想になり、私はルー君に

「ゴメン、でもブウサギ皇帝が用意した危ないビチェとか卑猥な水着とか着たくなかったんだよ!」

私の心の叫びに

「そりゃ着たくねーよな。」

うんうんと同意してくれるルー君。

あぁ、心癒される七歳児に私は鬼になる。

「でしょ、だから後ろの緑っ子の相手、ヨロピコ!」

ドーンとばかりにルー君の背中を突き飛ばし私はミニスカサンタコスで逃走した。



因みにちゃんと一人ずつXmasプレゼントはアリエッタ経由で届いているはずだよ!

ライガに食べられてなかったらね!








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後書


HappyXmas!!

今晩は、語部少女です。

SSSのXmas小説。

誰が良いかなーと思ったんだけどお猫様でXmasでギャグを書いてみました。

サンタ=プレゼント=子供=緑っ子

ということで落ち無し。

その後?

緑っ子に食われても良し。

逃亡成功してヒキオタになるのも良し。

ルー君に復讐されるのも良し。

その辺はご想像にお任せします。

お読み頂き有難う御座いました。