◆力持ちなお兄ちゃん
ある夜、僕とお兄ちゃんは二人で寝そべるにはちょっと狭いソファで、イチャイチャしていた。
「あールカ柔らかくて気持ちいい……なぁ、そろそろ一緒に寝ない?」
「んーもうちょっと。今日はお母さんいないから、夜更かしできるチャンスなんだもん」
「そうだなー。でも居ても俺たち夜更かしちゃってるでしょ? ベッドでね」
後ろからちょっかいをかけてくる兄が、甘い声で僕の耳に息を吹きかける。くすぐったくて体をよじるけど、僕は今映画を見ているのだ。
テレビでやっているのはアクション映画で、ドキドキはらはらする。でも段々趣が変わってきて、メインの恋人同士のラブシーンが始まった。
そこまではいいのだが、僕の目はいきなり釘付けになった。
なんと男はベッドを使わずに、立ったまま彼女を抱き上げ、体に掴まらせて下からゆさゆさ動かし始めたのだ。
そんなアクティブな体勢を初めて見た僕は驚愕する。
「えっ? なんだろこれ。どうなってるのお兄ちゃん?」
「……んっ? うわっ、ちょ、ルカ、こんなの見ちゃだめだよ」
なぜか兄が真面目なトーンですぐにリモコンに手を伸ばしチャンネルを変えてしまった。その怪しい動きに僕は振り向く。
「もう、見てたのに。戻してよ〜お兄ちゃん」
「ええ? どうして見たいの、あんなエッチなの子供は見ちゃいけません」
目に本気を宿らせながら顔を近づけ注意されるけれど、僕はもう中等科二年生だし、お兄ちゃんともたくさんえっちなことしてるのになぁ。
「でもでも、すごくない? あんな事もできるんだ、あの男の人すっごい力持ちだね!」
僕はアクションもうまく体つきもムキムキのキャラクターを興奮して褒めた。それを聞いた兄の、髪と同色の金の眉がぴくっと反応する。
「んっ? そうか? あれぐらい俺だって出来るよ。つうかすげえ簡単だしなー」
「ほんとっ? 僕のことも抱っこできる?」
「もちろん。ルカ軽いし細いし。全然楽勝」
にこっと笑って頭を撫でられ、いつもはもっと大きく見られたい僕も、一気に気分がきらきらと照らされる。
結局その後、おしまいになった映画と交代で、僕は兄に「お願いお願い」とせがんで新しいポーズを試してもらえることになった。
「んっ……んぅ……やぁ、そこもう、濡れてるよぉ……お兄ちゃん、まだぁ…?」
「んー? そうだな……急かしてくるルカ可愛い よし、入れちゃおっか?」
僕はベッドの端に座る兄に股がっていた。兄は僕を気遣い、まず挿入してから立ち上がるという寸法らしい。
優しく広げられたそこに大きなおちんちんが入ってきて、思わず「んあぁぁぅ」と声をあげた。
同時に抱えられたまま目線がふわっと高くなり肩にしがみつく。
「ルカ、大丈夫? 怖い?」
「ううん、あぁっ、ま、まってぇ」
急にずぷずぷ奥に進んできて腰が言うことを聞かなくなってくる。
どうやら兄も同じ様子だった。
「あぁー……これやばい、ルカ、お尻の肉厚がちんぽ挟んできて気持ちイイ…」
うっとりしながらも腕の力がまるで揺らがずしっかり抱えてくれている。
「じゃあ動くよ? ……よっと!」
そして、立った状態の兄に下からゆさゆさ動かされる。
力の加わり方が普段と違って突然ぐっと奥を突かれ、声が出ちゃう。
「あっ、あぁあっ、やあぁんっ、ひゃぁっ」
「はは、可愛いールカの声、すっげええっち」
嬉しそうに揺らすお兄ちゃんに前からちゅっちゅされる。
頭の中まで気持ちよさに埋め尽くされ、みるみるうちに感動が広がっていった。
どうやってこんな事ができるの?
やっぱり真のアクションヒーローはお兄ちゃんだ!
「すごいすごいっ、やっぱりお兄ちゃんが一番強いよっ」
「そう? おちんちんも強い? 気持ちいい?」
「うんっ、僕のこといっぱい気持ちよくしてくれるの、すごいよぉ〜っ」
たまらなくて甘い声が出てしまった。すると兄が「うっ」と前屈みになる。
「あっ……だめそれ、ルカ、やばい、お兄ちゃん出ちゃう、ちんぽ絞り取られちゃうっ」
「んっ、いーよ、出してえお兄ちゃん、このまましてぇ……っ」
お願いするとビクビクビクっと出しきるお兄ちゃん。
もうイッちゃっている僕に何度も腰を入れて、中にもたっぷりの愛を注ぎ込んだ。
「はぁ、ん……こんなの初めて……お兄ちゃん、すっごいパワーだよぉ…」
「……う、うん、ルカが可愛すぎて張り切っちゃった……あぁ、やべえまだ全然硬いまんまだわ……もっとする? ルカ……」
「へっ? わあぁ、動いちゃだめぇっ、出したのでちゃうっ」
その後も暴走したお兄ちゃんのおちんちんに僕のお尻は攻勢を受けてしまった。
でも僕のお願いだったはずなのに、気に入ってもらえたのは嬉しいかも。
今度はお兄ちゃんの好きな新しいポーズも、お礼に試すのもいいかもしれないなぁ。
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