お兄ちゃんシリーズ | ナノ


▼ お兄ちゃんと秘密の日常

「じゃあね、ルカ。バイバーイ」
「うん、じゃあね〜また明日!」

夏の太陽が照り照りしてる午後。学校が終わった僕は、校門前でお友だちと別れた。
背中にしょっているリュックにチェーンで繋がれた定期券を確認し、バス停へと向かう。

少し歩いた所にある停留所の前には、数人の人たちが集まっていた。大人もいるけれど、ほとんどは僕が通う、初等科から高等科までそろった普通学校の生徒たちだ。

10才の僕はこのバスで15分ほどかけて、毎日学校に通っている。行きは17才になる高等科の兄も一緒だ。

日陰で後ろの柵によっかかっていると、反対側の歩道に三人組の男の人たちが見えた。
皆私服で体が大きくて、ほとんど大人みたい。大きな声で笑い、肩を叩いたりふざけ合いながら歩いている。

「あ、お兄ちゃん!」

僕は前のめりになって、その中の一人に声をかけた。朝に見たTシャツ姿だからすぐに分かったけど、少し癖っ毛の長めの金髪がきらきらしていて目立ったのだ。

「……ルカ!」

振り返った兄は即座に僕に気づいて、仲間たちに声をかけた。「おーじゃあな、ダッジ!」という一番強そうな人の声も聞こえた。

車が来ないか素早く確認した兄が、道を渡って向かってくる。
嬉しくなった僕も駆け寄っていった。

「今帰りか? おかえり」
「うん。お兄ちゃんもおかえり! お友だちいいの?」
「いいのいいの。一緒に帰ろっか。なっ」
「うん!」

二人でにこっとして、ぷらぷらしていた手を兄に繋げられた。
ぎゅっと左手を握っている間も、背の高い兄が「ルカ、お前帽子かぶったほうがいいんじゃない? 日差し平気か?」と頭を触って心配してくる。

毎日言われるから笑っちゃうけど、僕はそのたびに「汗かくからやだあ」と言って兄を困らせるのだった。

そんな風にバス停で仲良く喋っていたとき。
目の前を自転車をこいだ二人組が走り過ぎ去ろうとしていた。そのうちの僕と同じ年ぐらいの男の子が振り返る。

「手、繋いでるー」

僕を見て笑いながらそう言った。すると周りにいた人たちにも、一瞬くすくすとした笑いが起きた。

え、僕とお兄ちゃんのこと?

目が丸くなってしまった僕だけど、思わず「そうだよ、いいでしょー!」と大きな声で彼に返事をした。
正直いって、なんで皆が笑うのか全然分かってなかったからだ。

でもその後大変なことが起きる。
僕に答えられびっくりした顔の男の子が、前を見てなくて大きな看板に自転車をぶつけ、どたん!とすっ転んでしまったのだ。

どうしよう!

僕は兄の手を離し、慌ててその子のもとに走り寄った。自転車を倒し尻餅をついた男子は、すぐに起き上がろうとする。

「わあ、あの、大丈夫っ?」
「だ、大丈夫大丈夫……」

男子は違う方向を見ながら、服をはたいたりしてるけど心配になった。

「ごめんね、僕が声かけちゃったから…」
「えっ。違うよ、オレのせいだから。なんかごめん」

なぜかその子の顔が赤くなっていって、頭を掻いたりしていた。よく分からないけど、皆の前で転んじゃって恥ずかしいのかも。

「あ、あのさ。オレ実は隣のクラスなんだけど。……よかったら友達ーー」
「俺の弟になんか用か?」

突然後ろの高い所から低い声が聞こえてきて、僕もその子もびくっとして振り返った。
兄がにこりと笑顔で僕の肩を抱いている。でもちょっと、いつもの笑顔とちがう。

「なっ何でもないですっ」

明らかに怯えた顔つきをした男の子が、自転車を持ち上げて逃げようとする。
でも僕はその子を一回引き留めた。

「待って! あのね、そこ怪我してるよ。僕絆創膏持ってるから。はい、あげる」

リュックから急いで取り出した一枚を手渡すと、驚いたその子は、途端にへらっとした笑みを浮かべ、受け取ってくれた。膝を擦りむいていたのが気になったのだ。

「ありがとう。じゃっ、また…」
「うん、またね。気を付けてねー」

そうやって僕たちは別れた。初めてしゃべった子だけど、こんな変な出会いもあるんだなぁ。怪我がすぐ治るといいな。

そんなことを考えていると、頭の上に大きな手がぽん、と乗った。

「ルカは優しいなあ。あんなどこの馬の骨か分からない奴にも…」
「うんっ。えっ? なにそれ?」
「何でもないよ。すごい良い子だなってこと」

優しい笑顔で褒められて嬉しくなった僕は、へへっと笑う。

「お兄ちゃんからもらった絆創膏、役に立ったね」

取り出した小さいポーチをしまって言うと、兄も嬉しそうにはにかんだ。
ここには色んな大きさの絆創膏が入っていて、僕もいつも安心できるお守りみたいなものだ。
お母さんも看護師さんで怪我したらすぐ見てくれるし、僕の家族は皆優しい。

「ルカ、手繋ぐの恥ずかしくないの?」

どこかそわそわした様子で、兄がいきなり問いかけてきた。

そっか。さっきのこと、お兄ちゃんも気になってたのかな。
僕はまた兄の手をぎゅっと握って体を寄り添わせる。

「ううん、恥ずかしくないよ。僕嬉しい。だってお兄ちゃんは僕の自慢だし、大好きだもん!」

見上げて自信たっぷりに言うと、兄はまるで感動したように震え出した。

「…………る、ルカっ!!」

外なのに、暑いのに、いきなり大きな体に抱き締められる。
僕は急に兄の顎が触れる頭のてっぺんまで恥ずかしくなった。

「離して、お兄ちゃんっ」
「なんで? 手繋ぐのはいいのにハグは駄目なの?」
「うん、ダメ!」
「変なの。じゃあ抱っこはいい?」
「もっとだめー!」

言うことを聞かない兄に抱き締められてる最中、気づいたらバスが来ていた。
他の人はもう乗り込んでしまっていて、いつもの運転手さんにガラス越しににこっと微笑まれてしまった。

「わあ、お兄ちゃん。もうバス来たよ!」
「え、ほんとだ、やべえ。じゃ行こっ」

僕たちはなんとかギリギリで、二人仲良く乗り込んだのだった。



にぎやかな住宅街にある、二階建てのお家に帰ってきてからは、僕と兄の秘密の時間が始まる。

リビングのテーブルで真面目に宿題をしていると、隣の床に座った兄が片肘をついて、和やかな顔で僕を見てくる。

「お兄ちゃん、算数これで合ってる?」
「ん? あ、ここ違う」
「うそっ。……じゃあこうかなぁ」
「そうそう、正解。ルカえらーい」

甘い声を出して頭をくしゃっと触られる。かと思ったら、兄は後ろから座っている僕を抱き締めてきた。
あっ。この感じは……。

「ルカ……キスする?」

僕が返事をする前に、ほっぺたのそばにあった柔らかい唇に、口がちゅっと閉じられる。
何度も軽いキスをされて、だんだん口が開いてきてしまう。それに気づいたお兄ちゃんが僕の唇をぺろっと舐めて、中に舌を入れてきた。

「んっ、ぅ、……ん、ぁ」

お腹に優しく腕を回され、顔だけ少し後ろに向けて、兄に口を味見される。
気持ちいいけど、なんだかいつもより長くて、ちょっとしつこい感じがする。

どうしたんだろう? 帰ってきてから、やけに僕にべたべたしてくるし。
それに、僕はもうひとつ気になることがあった。

「ねえ、お兄ちゃんのおちんちん、キスすると大きくなるね」

口を吸われている間、僕のお尻の後ろにぎゅうって硬いものが押し付いてるのが、分かったからだ。
兄のそこは、二人でくっついていると、よくこういう風になる。

「朝もそうだけど、ねえねえどうして?」

いつもの質問攻撃を始めると、兄の瞳は恥ずかしそうに揺れ動く。

「えっと……それはあまりにお前のお尻が柔らかくて気持ちーーいや、なんでもない。ていうか、ルカのおちんちんも硬くなってない?」
「ん、や……なってる、けど」

手のひらが僕の半ズボンに伸びてくる。内股を撫でられると、ふにゃっと力が抜けて兄の胸に体を預けていく。

「そこ触っちゃだめえ、お兄ちゃんのお話してたのに」
「……だめ? でも先にルカのこと気持ちよくしよっか。一緒に触る?」

撫でられてズボンの裾から手が入り込んでくる。兄の長い指で触られると確かに気持ちいい。
すると僕を抱く腕が、どんどん苦しいぐらいに力が入ってきて、後ろの息づかいが荒くなる。

「……お兄ちゃん? 大丈夫?」
「はぁ、はぁ、ルカ、どうしよ俺、ちんぽ我慢できなくなってきた」

あ、始まってしまった。
兄はいつもこうなのだ。僕のこと触りたがるけど、先に自分が変になってしまうことが多い。

こうなっちゃったら僕は、興奮モードになっているお兄ちゃんを、動物園の飼育員さんのように、なだめなければならない。

「お兄ちゃん、駄目だよ、お母さんが帰ってきちゃうよ」
「まだ大丈夫だってルカ、ほら、お兄ちゃんと気持ちイイことしよ?」

お腹がいっぱい空いた狼みたいな目でお願いされると、僕はどうしようかな?って少し考える。

その時だった。ピンポーン、とチャイムが鳴ったのと同時に、鍵ががちゃがちゃ開けられた。
すぐに反応した僕は、兄の腕を抜け出して立ち上がった。

「あ、お母さん!」
「ただいまー外暑いわ、もう」

玄関まで駆けて行き母を出迎えて、買い物袋を受け取る。
振り向くと、ソファから物欲しそうにこちらを見ている兄の顔があった。

「重いーお兄ちゃんも手伝ってー」
「……いや、ちょっと待って……今無理…」

耳を赤くした兄はなぜかずるっとソファに沈んだ。

しばらくして来てくれた兄と二人で冷蔵庫にしまう。母は病院での仕事帰りに、たくさん食料品を買ってきてくれたみたいだ。

「お母さん今日のご飯なに?」
「えっとね、ルカの好きな野菜炒めだよ〜」
「ほんとに? わあい!」
「野菜って……お前安上がりだなぁ。俺みたいにお肉たくさん食べないと大きくなれないぞ」

お肉をたくさん食べろというのも兄の口癖だけど、母に「あんたは食べ過ぎ、月いくらかかってると思ってんのよ」と突っ込まれ、たじたじになっていた。
僕は笑いながら兄のお腹に抱きつく。

「お肉食べたらほんとにお兄ちゃんみたいに大きくなる?」
「俺みたいになりたいの? じゃあもっとスポーツもして鍛えないとな」
「僕スポーツ苦手だよ。でももっとムキムキになりたいなぁ。どうしよう…」
「ええ、ルカがそんな風になるのやだ俺。抱っこ出来ねえじゃん。ほら、お腹もぺったんこだし」

まとわりつく兄にくすぐられ笑い声を出していると、「あんた達暇なら野菜切って!」と母に言われ、僕たちはせっせとお手伝いをした。



皆で雑談しながら楽しくご飯を食べ終わる。その後は、それぞれ自由な時間だ。
缶ビールを片手にリビングでドラマに熱中している母。ソファに座り、スマホを見ている兄。

僕はソファの後ろから近づいて、兄の首に手を回した。

「お兄ちゃん、お風呂入ろ!」
「おっ? おう。よし、入ろっか」

振り向いて嬉しそうに微笑んでくる。僕は一人よりも、兄弟でお風呂に入ることが大好きだった。

廊下の先にある脱衣所で着替えている間、兄のトランクスの真ん中の部分をよーく見る。
今は普通の大きさになっている。

「お兄ちゃん、おちんちんもう治ったのかな。今日は僕の診察、いらないかなぁ」

興味津々で撫でてみると、兄が腰を引いて、僕の両肩をがしっと持った。

「ちょ、ルカ、やばいって。中入ってから、ね?」
「……あれ? もう膨らんできたよ。どうしたの?」
「それは……そうやって触るから……」

こうやって話している間も、むくむく生き物みたいに成長していく兄のものが面白い。

「ふうん。じゃあお兄ちゃんは、僕とキスするときと、触られたときに大きくなっちゃうんだね」
「うわっ、声がでかいよルカっ」

口をやんわり大きな手に塞がれてしまった。目をぱちぱちする。僕は先生らしく、考えてるのになぁ。

「じゃあお兄ちゃん、行きましょう。今日も僕が見てあげますね」

お医者さんになりきり、兄の手を引いて、二人でお風呂場に入っていく。
ここで見てあげるのは初めてだから、楽しみだなーと思った。



お風呂場に入ると、僕と兄はシャワーの下で、一緒に体を洗った。
日に焼けた兄の引き締まった凛々しい体に、僕はいつも見とれてしまうんだけど……

今のお兄ちゃんは、僕の治療のせいで顔を真っ赤にし、せわしなくお腹をぴくぴくさせていた。

「わあぁ、お兄ちゃんのおちんちん泡まみれになっちゃった〜わたあめみたい!」
「る、ルカ、洗うならちゃんと洗って、俺のちんぽで遊ぶなってば」

バスタブの前の小さい椅子に腰かけて、背中をそらせた兄に注意される。でも一瞬その目がぎらっと光った。

「待って、わたあめか、美味しいよな。ルカも好き? じゃあちょっとだけおちんちんの先っぽ舐め……」
「あっ。今一番かたくなってるよ、お兄ちゃんの。じゃあ治療を始めますね」

何かを言いかけた兄だったけど、すでに何度もおちんちんを治してきた僕は、全部のコンディションが分かっていた。

両手のひらで包んで、真剣にこすることにする。すると兄は黙って、はぁはぁ小さい声を出してきた。

「なあルカ、いつも両手使ってるな。俺のしごくの難しいの?」

一生懸命手を動かしながら顔をあげて、僕は頷く。

「うん。だってお兄ちゃんの大きすぎて、片手じゃ足りないもん。……これダメ? 気持ちよくないかな?」
「……いや、すっげえ気持ちいい。もっとイイよ。ルカの手ちっさくて可愛くて、すぐイッちゃいそう」

喋りながら興奮してる兄が、時々腰をわずかに上げてびくついている。

僕はこうしてる時、気持ちいいって言われるのが好きだった。最初は分からなかったけど、お兄ちゃんはたくさん気持ちよくなった後に、あの白い液をいっぱい出す。

そうやっておちんちんがまたぐっすり眠れるみたいに休めるから、気持ちいいことはいいことなのだ。

「うーん。まっすぐ立っていて、てっぺんがぶらぶら揺れてますねー。もうすぐ出ちゃいますか?」
「は、はい、出ちゃいますルカ先生……っ、うあ、それマジやばい、もうで、出る……ッ」 

お医者さんの役に戻ってやる気が出たときに、さっそく兄はイッてしまった。
とろっとした液が何度も出るこれは、射精っていうらしい。
嬉しかったけど、もう治療が終わっちゃったんだなって少し寂しくなった。

「すごいね、今日もいっぱい出ちゃったねお兄ちゃん」

シャワーで兄の股の間を流してあげると、兄は「うん…」と短い呼吸を整えるのに精一杯に見えた。
立ち上がろうとした僕をぎゅっと抱き締めてくる。

「ルカぁ……」
「どうしたのお兄ちゃん?」
「……うう、お前が愛おしすぎる。……助けてくれてありがとうな。じゃあ、お風呂入ろっか」

照れたような笑みで誘われて、僕は「うん!」と大きなバスタブに一緒に浸かることにした。
お兄ちゃんが喜んでくれると、僕も嬉しい。だって大好きだからしてるんだもん。



うちの家こだわりの丸いお風呂は、隣に並んで入れるぐらい広々としている。

今日は泡の入浴剤も入れて、良い香りがふわんと漂う夢気分。
兄は僕のことを後ろから抱っこしていた。長い足の間に、僕はちょこんとお尻をつく。

でも、その日の学校のこととか、好きな番組の話とか楽しくお喋りしているときに、僕は大変なことに気がついた。

「……あれ? どうしよう。僕失敗しちゃったのかな…」
「ん? なに?」

真っ青になって振り向くと、兄の口がほっぺたにちゅっと触れた。
平気な顔してるけど、お兄ちゃんは気づいてないのだろうか。

「お兄ちゃんのおちんちん! まだ大きいよ! どうしてっ? 僕のせい?」

パニックになってしまい完全に正面に向き直った僕は、がっしりとした胸に掴まって見上げた。
あっという間に兄の顔が赤らんでゆく。

「ちょっと待って。ルカのせいじゃない。……そんなことないか? いや、とにかく、俺のせい」

僕の腰に腕を回して、肩にぽすっと額をのせた。
なんだろう。お湯の中だからだけじゃなくて、お兄ちゃんの肌がすごく熱く感じる。

「でも、まだ治ってなかったんでしょう? ごめんねお兄ちゃん…」

跨がったまま申し訳なくて謝る。すると恥ずかしそうに目を伏せた兄が、僕の頬を指で触った。

「ええと……あのな。一回目は治ったけど、またすぐこうなっちゃうの。俺すごく若いからね」

恥ずかしそうに話す兄によると、男の人は一日一回だけじゃなくて、何度か出すこともあるらしい。

「そうなの? じゃあ僕また頑張る。お兄ちゃんは心配しないで!」

元気に宣言すると兄は瞬きをし、すぐに嬉しそうに微笑んだ。

「優しいなー、ルカは。……でももう疲れちゃってない? 俺がするよ」

にっと口元を上げて僕の唇に軽くキスをする。
それからはお兄ちゃんの時間が始まった。

「ん、あ、ア、まっ、て」
「あー、すげえ、可愛いいぃ、ルカのちんぽ、ちっちゃい」

僕のおちんちんと自分のをぴたっと合わせ、擦り上げて勝手にしゃべっている。

小さいって良いことなの?
首をかしげたくなったけど、お兄ちゃんは嬉しそうだからまあいっか。

「ひゃあっ、んあぁ、むずむずするよぉ」

おちんちんをいじられすぎて僕が我慢出来なくなると、兄はもっと我慢できなくなったみたいだった。
僕のことをいきなり抱き上げて、バスタブのふちに座らせられる。
そして兄の口が、僕の股の近くにきた。

「だめだ、もう許してルカ、お前のちんちん舐めさせて、お願い」
「んん、えっ?」

ぱくりとくわえられてびっくりする。
うそ、お兄ちゃんが僕のおちんちんを食べてしまった……!

時々アイスクリームを舐めるみたいにぺろぺろして、大きな口で吸ったりしゃぶったりしている。

「だめええ、お兄ちゃん、やああっ、んあぁっ」
「……は、あっ……ルカ、声大きい、お母さんに聞こえちゃうよ」
「だって、やぁ、舐めちゃだめだよぉ、お兄ちゃんっ」

僕の太ももを開かせて、顔を真ん中に埋めて、ちゅぱちゅぱ吸っている。
あったかくて柔らかい舌のせいで、僕はとろけちゃいそうになる。

「はっ、あ、ルカのちんぽ、可愛い、すげえ、美味しいよ」

口を止めずに、気がつくと兄は右手で自分のを握って動かしていた。

どうして、僕の仕事なのに…!
ショックを受けるけれど、股の間の金髪頭が動かなくて、気持ちよくて腰が揺れてしまう。

「んあぁぁぅっ」

もうお手上げになってしまった僕は、結局口の中でいっちゃったのだった。僕のは兄みたいに白いのは出ないけど、『イク』ってことは教えてもらっていた。

兄も同じぐらいに腰をびくびく浮かせる。泡風呂の中で出してしまったらしい。

「もう、お兄ちゃんのばかぁ……僕が治したかったのに……」
「……はぁ、はぁ、ごめんな、ルカ。つい、やっちまった」

汗だくで激しく息を切らせる兄をじっと見ると、膨らませた口にキスされた。
抱き締められて、しょうがないなぁって思ってくるから、僕もお兄ちゃんに甘いのかも。

「やべ、母ちゃんに怒られる。流さねえと……」

その後兄は、焦り顔でお風呂の掃除をしていた。

その間、僕は一人で思い返す。
おちんちんから一日何回も出るなんてこと、知らなかったな。
もしかして、今までもそんなことあったのかな。

僕は兄の背中にぴたっと抱きついた。

「ねえねえ。一回で治らなくっても、一人で治療したら駄目だよ。僕がお兄ちゃんのおちんちんの先生なんだから。ねっ?」

心からのメッセージを伝えると、振り向いた兄の瞳がうるうるし始めた。
大きな体が僕の前でひざまずいて、目線が近くなる。

「嬉しいけど、全部ルカにお世話になってたら、俺せーえき無くなっちゃうよ」

そう自信なさげに呟く兄を見たら、僕はちょっと心配になる。
でもやっぱり、段々はてなマークが出てきた。

「それって悪いことなの? いいことでしょう?」

疑問に思って尋ねると、兄は口をぽかんと開けた。
そして何かを思い出したように、はっとなる。

「えーと。うん、全然悪くねえな。いいことだな。ルカならいいや……」

まっすぐ僕を見て、熱を出したみたいな笑顔を浮かべている。
よかったあ。お兄ちゃんも僕のこと、ちゃんと認めてくれたみたい。

よーし。これからも、僕が一番近くでお兄ちゃんのおちんちん、見守ろうっと。



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