短編集 | ナノ


▼ 騎士の俺は嫁が欲しかった

ザイルランド王国を統べる王の臣下として仕える、ターゼル公爵家長男に生まれた騎士の俺には、ある使命があった。
身持ちの堅い一途な女性を娶り、花嫁として迎え入れ、後継ぎとなる子を設けること。

貴族の名家ともなれば容易い夢に聞こえるが、我が家には代々伝わる秘術に基づく嫁選びの儀式が、秘密裏に行われていた。

「では行ってらっしゃいませ。ニホンには特に一途な女性が多いと聞いております。ご武運を」
「ああ、行ってくる。素晴らしい花嫁を見つけてくるぞ」

儀式を取り持つ魔術師長と固い握手を交わし、己を鼓舞する。
選抜された魔術師らに囲まれ、魔法陣の中心に立った俺は、まばゆい光に包まれた。


やがて瞳を開けた先に現れたのは、乱雑にものが溢れかえる部屋で片肘をつき、床に寝そべる一人の男だった。

現実とも見まごう動き回る薄い絵画を食い入るように見つめ、そこから伸びる線に繋げられた黒い石のようなものを握りしめ、「ああまた死んだ、くそっ!」と悪態をついている。
呆然と眺めていると、やっと俺に気づいた男は怪訝な目を向け、のっそりと起き上がった。

「なんだてめえ、どっから入ってきた? あー、田舎で鍵開けっ放しだからって不法侵入すんなよ」

目の前に立った男は思いの外身長が高く、目線は変わらない。体つきもがっしりしていて、黒髪黒目以外は、自分の世界の異国人に似た雰囲気のように思えた。
それに目鼻筋が通っていて、タレ目がかった瞳が印象的な、美しい顔立ちだ。

「金髪に青い目……留学生か? 変な格好してんな。なに、オタクでイベント帰りなの? つうかお前何人だよ。ニホン語わかるか」

矢継ぎ早に並べ立てる話の内容はよく分からないが、男の口ぶりからここがニホンという異国であることを知る。魔術師長に説明された通りだ。
時間が惜しく、さっそく自己紹介を行うことにした。

「言葉は問題ない。突然訪れた無礼を許してほしい。この家に住む未婚の女性と話がしたいのだがーー」

来訪の目的を真摯に話す俺に対し、男は豹変した。
拳をぐっと握り顔を真っ赤にして怒り狂っている。
確かにこの家に女性は二人いたが、一人は男の姉ですでに既婚であり、もう一人は男女の双子の妹で学生寮に暮らし、まだ十四歳だという。

俺の胸ぐらを掴み「綺麗な面して人さらいに来やがったのか、てめえッ」と凄まれ、咄嗟に長剣に手を伸ばしたが、丸腰相手に騎士のする事ではないと踏みとどまる。

そうこうしている内にいつの間にか男と揉み合いになり、なぜか俺は床に押し倒され組み伏せられていた。
男は強かった。ジュードーの有段者であると自慢げに言い放ち、俺の腰に跨り、ぎっちりと動きを封じる。

退いてくれと頼んでも興奮した男には聞き入れられず、参ってしまった。
求めていた女性に宛がなくなったことも至極残念だったが、これほど姉妹思いの兄がいるとは、しかもその男の目の前に転移してしまうとはまるで想定外だったのだ。

そこで妥協案を提示した。

「すまない。どうか怒りを鎮めてくれ。ではこうしよう。姉妹たちが叶わないのならば、君が俺の嫁になってくれないか?」

本当は女性の方が好ましいが、もう贅沢は言っていられない。
自分の世界では男のほうが数が多く、婚姻はもちろん妊娠出産も可能だ。
それに直感ではあるがこの男ならば、初めて自分でもそういう気持ちになれる気がした。魔術師らが見込んだ血筋だからだろうか。

しかし俺の提案は憤慨していた男の時をまたたく間に奪い、固まらせた。
不気味に黙り込んだ後、くくく、と小さな笑いを漏らす。

「ほう。そうか、お前中々面白い趣味してるな。俺を嫁にしたいとは間違いなく頭が湧いてるとは思うが、その貪欲さと根性だけは認めてやるよ」

褒められて嬉しくなり脈が有るのかと浮かれた瞬間、にやりと笑った男に突然上の服をまくし上げられた。
シャツをはだけさせられ、胸に手を這わしてくる。
男は同性間の触れ合いに抵抗がないのだろうか、「うおっ筋肉すげえ、俺よりバッキバキじゃねえか」と興奮した様子で弄ってきた。

密着してそんな風に触られると、俺の中でも急激に熱が込み上げてくる。

「もうその気になってくれたのか。それは喜ばしいが、君のためにも段階を踏んだほうがいいのでは。俺としては時間をかけて仲を深め、愛を伝え合ってからーー」
「いいや、体の相性は早いうちに知っておいた方がいい。俺の為を思うなら、いいだろ?」
「……そうか。分かった。出来るだけ優しくしよう」
「へえ。お前ぶっ飛んでる割に結構ちゃんとしてんだな。じゃあ俺も優しくしてやるよ」

男は俺にのしかかる力を強め、動かなかった。だがすぐに重なった腰の辺りに不思議な質量を感じた。
勃起している。
しかし自分の履物を脱ごうとはせず、なぜか俺の下衣に手をかけズルッと全て取り払った。
下着ごと奪われ、勃ち上がった自身を見られ、さすがに羞恥が募る。

けれどそれで終わりではなく、男は俺の逸物を口に含んだ。なんの躊躇もなく口淫され、この世界の男の積極性に驚いてしまう。

「くっ、……っああ、ま、まってくれ」
「すげえ、口の中でビクビクしてるぜ? お前エロいな、気に入った」

男の手慣れた技巧に対し若干心に傷を負ったが、快感には抗えなかった。それに嫁にしたいと思った以上は全力で受け入れたい。

覚悟を決めた俺の足を、男は持ち上げた。「えっとゴムとローション、あ、あった。久しぶりだから緊張すんな」そう独り言を言いながら、両足を広げられる。
その時点でやっと俺は、男が何をしようとしているのか察した。

「おい、まさか……俺に挿れようと思ってるのか?」
「ん? そうだよ。大丈夫、俺上手いから。気持ち良くしてやっからな」

笑顔でぬるついた指を俺の尻穴に挿し入れ、緩やかに円を描くよう動かした。
自分でも稀に見る大声を上げ必死に抵抗したが、男の力には敵わない。

初めての感触に腰がびくつき逃げようとするが、増やされた指に良い場所を探られ、情けないことに俺は感じ始めてしまっていた。

「っあ、ん、あぁっっ」
「そろそろ平気かな? よし、んじゃ俺の挿れるぞ」
「ま、まって、無理だそんな、俺のよりデカイぞ、そんなの見たことない」

怯えながら縋った言葉が、男には褒め言葉に聞こえたらしい。
にんまりと笑って礼を言い、容赦なく俺の中へと侵入してきた。

「あ、アァァッ」

男を抱いたことはあっても、抱かれたことはない。体格的にそれが自然と感じたし、自分がそういう目で見られ得る感覚を知らなかった。
けれど目の前の男は劣情を惜しげもなく俺にぶつけ、滾らせた肉棒をずんずん俺の奥まで挿入し、欲望の尽くす限り腰を揺さぶってくる。

「くっ、んあっ、や、やめ、ああぁっ」
「ああ、いいぜ……お前ん中、サイコーだ……やっぱ俺の嫁になれよ……」

貫きたかった体に、貫かれている。
屈辱を感じながらも、不思議と絶望的な気分にはならなかった。

この時はまだ、俺は諦めてなかったのだ。一回抱かれたぐらいなんだ。
花嫁を娶るという目的の為ならば、自己犠牲だって必要だ。わざわざ異世界までやって来たのだ。
そのぐらいの覚悟が生まれていた。

しかしそれから男の家で何度も抱かれた。
この男は、恐ろしく強い。
最初の頃は背後に立つことを許さなかったし、すぐに後ろを取られ羽交い締めにされた。

なし崩しに抱かれる度に体は慣れていき、段々自分も拒否感を示さなくなり、男の力と与える快楽に従うようになっていった。
騎士としては恥ずべきことかもしれないが、俺は男のことが嫌いになれなかった。

機会さえ得られれば抱きたいと思うぐらいの、魅力的な人物だ。
交わるときも多少の強引さはあるが、所々に人を気遣う優しさがある。むしろ二人で寝台にいる時のほうが、優しい顔が見れた気がした。


ふとした時に男に見とれ、綺麗だと言ったら、ムッとした顔をされた。
自分の世界では男女問わず褒め言葉なので驚く。
女顔と揶揄されたことがあるらしく気にしているようだ。だが女には見えない。
匂いも男らしいし体も作り込んである。そのことを告げると男は喜んでいた。

上機嫌になり「どうせなら格好いいと言え」と要求してくる。
言うとおりにすると笑顔になった。
初めて見せた表情に胸がときめき、可愛いと口走りそうになったが止めておいた。

それなのに男は俺を寝台に引きずり込むと「可愛い、綺麗だ」などと囁いてくる。
自分は駄目でも俺に言うのは良いのか。
反発すべきなのだが、強く抱いて求めてくる男の情熱を前にすると無下にはできない。
むしろ嬉しいと思い始めてる自分がいて調子が狂う。


ある日男の部屋を掃除していると、ベッド下に大量の冊子があるのを見つけた。
色付きの裸体の絵だ。しかし全部男性画だった。
ガン、と頭が殴られたような衝撃を受ける。
鍛え上げられた肉体と大きな逸物を晒し、卑猥な体勢をとる男共になぜか無性に憎しみがわく。
自分の国にはここまで精巧な絵冊子はないが、用途は簡単に想像がつく。
俺というものがありながら、こんなものを見て興奮していたのか。

「おい。これはなんだ」
「何ってオカズだ」
「おかずなら机の上に並べただろう!」

夕食時にする話ではないと思ったが、何食わぬ顔で俺の料理をうまいうまいと言われ、密かに喜んでいる自分にも腹が立った。
男は隠しておいたのに掘り出したのかと呆れ顔だった。
隠すような後ろめたさがあるのかと詰めよると目を丸くされる。
しかしすぐに頭を撫でられ抱きしめられた。

「そんなに怒っちゃって、焼きもちか? お前可愛すぎだろ。男なら普通かと思ったが、お前はしないのか」
「俺は騎士だ。そ、そんな破廉恥な真似はしない」
「え、残念だな。じゃあ何見てオナニーすんの?」

また訳の分からない用語を喋ってるが容易に察した。
なぜこの流れで俺の自慰の話になるんだ?
男の誘導に乗らないように黙っていても「体に聞いてやる」と偉そうに宣言し上に乗ってきた。
結局自慰の仕方を吐かされ、いつもの流れでそのまま抱かれて泣かされることになった。

体はどんどん男の手に馴染んでいく。ほぐされ開かれ奥へ奥へと男自身を埋め込まれる。
抵抗する気力がないというよりも、する気が起きなくなっていった。
俺も下から腰を揺らし、動きを合わせる。それに気づいてにこりと笑う男に優しく抱きしめられ接吻をされ、胸の奥が異様に苦しくなる。

もう認めたほうがいいのかもしれない。
これは惚れた弱みというやつなのか。
男と触れ合うことが嬉しく、それ自体が無くならないのならば、俺が抱かれることにも不満はいつの間にか消え失せてしまったようだった。


そんな日々が続き、ある朝、身体の異変に気がついた。
男が働きに出かけ、皿洗いをしている時だった。
うっ、と胃のほうから何かがこみ上げ、せり上がってくる。
流しに手をついて体を支え呼吸をし、すぐに勘づく。

妊娠したかもしれない。

目の前が真っ暗になった。
すぐに考えたのは男のことだ。この事を知ったら、どんな反応をするのか。
俺の世界では男は妊娠しても、腹が目立つ頃にならないと母性のようなものは生まれないという。
自分もそうらしく、まるで感慨も何もない。ただその事実とこの先どうすればいいのかという自問だけだ。

元の世界に帰る方法として、転移術を行った魔術師長は、数ヶ月後に迎えを寄こすと言っていた。
身の振り方を決めなければならないのに、まだ時間はあると思いながら、男との生活に幸せを感じ、いつの間にか拠り所として暮らしていた。

そのツケが回ったのだ。
腹を押さえてため息を吐く。
大きな感情はまだ生まれないが、無茶をしてはならないということは自覚した。

「なあ、今日もしたくないのかよ」
「……調子が悪いんだ。今度にしてくれ」
「大丈夫か、心配だ。病院行こうぜ」
「だ、駄目だッ」
「そんな嫌がるなよ、怖いのは分かるが、俺もついてくからさ」

何かと理由をつけて男との交わりを避けていると、段々男の目に焦燥が宿り始めた。
心配してくれているらしいが、医院などに行けば妊娠が分かってしまうかもしれない。
この世界には女性しか有り得ないのに、大変な事態になるだろうと予測できた。

自分の国でも男の妊娠はわずか数百年の歴史しかなく、最初に発見された時は見世物にされ研究対象として国の機関にたらい回しにされ、口にはしたくない無残な結果をもたらしたと文献にも記されている。

そんな事になったら俺は全てを失う。心配げに見つめてくるこの男のことも。
抱くことは出来ないのに寝台の上で後ろから優しく抱擁され、男の寝息を近くに聞いていると、勘違いしてしまいそうになる。


しかし隠し続けた事実は、予期せぬ方法で暴かれることがある。

「ヴァレリー。これは薬だ。トイレする時に使え」

男は俺に白い長い棒状のものを渡してきた。
以前熱を測ると言って無理やり脇の下に挟んできたものと似ている。
病気じゃない為断ろうとしたが、しつこい男に負けて説明を聞くと、小便をその棒の先端にかけろと意味不明なことを要求してきた。

かけてどう薬になるのかと問い詰めたが男は譲らなかった。
その上終わったら確認させろと言ってくる。狂気に思えたが、最近の自分は男の要望に何も応えられないことに負い目を感じていて、仕方がなく言う事を聞いた。

手順を終え、嫌でしょうがなかったが白い棒を男に見せる。
すると男は目を見開き、微動だにしなくなった。「やっぱりそうか、まじかよ、すげえ…」と独り言を呟いている。
しかしすぐに俺をぎろっと睨みつけてきた。同時に大声を張り上げられる。

「馬鹿野郎、なんでお前は早く言わねえんだ、心配するだろうが! こんなめでたい事隠してるなんて、ひでえ奴だな!」

怒鳴りながらなぜか俺の体を優しく抱き寄せてきた。
腰をしっかり抱かれるが、腹の部分は触れないように気遣われている。その動作と台詞で確信した。
とうとう妊娠を知られてしまったのだと。

「何をしたんだ、分かったのか、俺が……子供出来たって」
「ああ。男でも妊娠検査薬使えるんだな。お前の体すげえな、どうなってんだ。人体の神秘だろ」

男の口調は揶揄したものではなく、愛おしそうに俺の背を撫でてきて、感激している様に見えた。
嫌じゃないのだろうか。

「まああれだけ中に……したからな。怒ってるのか、ヴァレリー。俺の子供出来て、嫌か?」
「え? なぜ俺が、そんなことを」
「だってお前ずっと塞ぎ込んでただろ。触るのも嫌がったし」
「それは違う、お前に知られるのが怖くて……関係が壊れるかと、思ったんだ」

気持ちの弱さを表す言葉が漏れ、ふがいなく目を伏せると、男は急にいつもの調子で「馬鹿かお前は、俺を何だと思ってる、結構長く同棲してるっつうのにまだ俺の気持ちに気づかないのか」と早口でまくし立ててきた。
わけが分からず言い分を聞いていると、男には俺が妊娠しても飽きたり捨てたりする気はないと言う事が分かった。

俺は騎士で自分の子を宿してくれる嫁を見つけに来たというのに、男に抱かれ身体を愛されるうちに、そんな女々しい思いに囚われていたのだ。

けれど男は俺の腹を嬉しそうな顔で撫で続けた。
身ごもった自分以上にすでに愛情を向けている様子なのが分かる。

「俺は、どうすればいい。生んでいいのか」
「おい。まだそんなこと言ってんのか。戻れなかったらここで生め。親戚に助産師いるし助けてくれんだろ。戻れた時は俺も一緒に行くから、お前は何も心配すんなよ」

頭にぽんと手を置かれ、日常会話のように普通に告げられた。
一緒に行く? 俺の世界に?

俺は男にもう一つ嘘をついていた。
出来るだけ長く共に過ごしたいという気持ちから、その時までは帰ることを考えたくなくて、戻る方法が分からないと告げていたのだ。
いつからこんな軟弱者になったのかと頭を抱えたくなる。

けれどこの男はこの先のことまで、真剣に考えてくれていたのか。
信じられず何度も聞き返すと男は珍しく何度も辛抱強く答えてくれた。俺のそばにいると。
関係は変わらない、父親になってもお前が好きだと、その時初めて言われた。

男にそんな覚悟があったことなど知らなかった。けれどその誤算は、孤独に陥っていた俺をどうしようもなく幸せにした。
 


数ヶ月経ち、俺はこの地で出産をした。結局誰も迎えは来なかったのだ。
最初の子は男の子だった。助産師の女性は数え切れないほどの子を取り上げ、何が起きても驚かない百戦錬磨だったようだが、俺の出産の際には終始驚きの声を上げ興奮していた。
隣で涙ながらに手を握っていた男を叱咤し、お産を終えた後は俺達を笑顔で祝福してくれた。

子を抱かされた俺には、すでに認めざるをえない強い感慨が湧いていた。
愛する者が二人になった。なんという幸せなのだろう。
目を細める男も同じ気持ちを共有しているようだった。


元の世界へ戻れたのはそれから数年後。
俺をこの世界に召喚した魔術師長がわざわざ迎えに来てくれた。
すてに予感はしていたが、二つの世界では時間の概念が異なっていたらしい。
魔術師長は、あちらでは数ヶ月しか経っていないと言い、すでに三人の子に恵まれていた俺を見て絶句していた。

最初は俺を身ごもらせた男に激怒していたが、段々子どもたちの親しみやすさに魅了され、何故かそのまま一週間ほど滞在していた。
この世界と行き来は出来るというので、俺は子供たちを連れて一度帰ることにした。騎士としてすべき事はたくさんある。本当は男といっときも離れたくないが、仕方がない。
しかし男は当然のようについてきた。理由は俺と同じらしい。勿論子供達のこともある。

「戻る時は俺も一緒だと言っただろ。つうかいつも一緒だ。お前とはもう離れられねえよ」

一緒になって数年経つというのに男の愛情は変わらない。それが俺は嬉しい。
日々感じる幸せを、こうしてたまに真剣な顔をして愛を告げられることによって、さらに強く感じる。

嫁を探しにきた俺は今こうなってしまったが、愛し合っていれば形は気にしなくてもいいのだと思える。
それに気づかせてくれたのは、いま俺を大事そうに抱きしめている、この男に他ならない。

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