お父さんにお世話してもらう僕 | ナノ


▼ 33 恋人の気持ち

一ヶ月前、とうとう僕とお父さんは結ばれた。
それだけでもすごい事なのに、父の口から「恋人だ」って言ってもらえた。

今でも時々信じられなくて、夢を見てる気がする。でも、なぜか最近の父は目が合うとキスしてきたり、後ろから抱きしめてきたりするから、本当に起こったことなんだと毎日密かに感動するのだ。

「お父さん、おはよう」
「ああ。おはよう、ロシェ」

朝、居間に現れた父が背中を曲げて、車イスから見上げる僕の頭を撫でた。

「朝食準備してくれたのか。ありがとな。でももうちょっと寝ててもよかったんだぞ。今日休みだろう?」

そう言いながら食卓前に腰を下ろす父の横に、僕も車輪を止める。
確かに今日は平日だけど支援学校は休校の日だ。でも僕は少しでも顔を合わせたくて、一緒に起きていた。

「いいんだよ、行ってらっしゃい言いたかったから」

焼いたパンをかじる父の隣で、幸せを感じながら話しかける。すると「そんなのお前のベッドまで行ってやるよ」と上機嫌に返されて逆に照れた。

しばらく見ていたら、あることに気がつく。父は今日、電気技師の作業着ではなくおしゃれな服装だった。爽やかな薄いブルーのシャツにスラックス姿。前にもあったけど、会社の取引先の人と昼食を取るらしい。

「ねえねえお父さん。ちょっとシャツ、開けすぎじゃない?」

問いかけると、眼鏡の中の瞳が意外だと言わんばかりに向く。
僕は動くほうの右手を勝手に伸ばし、開けられていた第二ボタンを一生懸命とめた。

「…そうか? 最近暑いだろ。なんでそんなこと気にするんだ」
「なんでって……えっと、少しセクシーに見えちゃうから」

大真面目に指摘すると、珍しく父が声を出して笑った。もう、本当にそうなんだよと言い張ったら、父はまだおかしそうに僕を見やる。

「そう見えるの、お前だけだから大丈夫だよ。仕事場も男しかいない」
「そ、それは安心だけど。店員さんとかもいるし…」

また父が笑む。だんだんしつこい自分が恥ずかしくなってきて、でも心配だからと引き下がらずにいると、父が大きな体を向き直した。

「どうした。あんまり朝っぱらから可愛いこと言うな」

あやすように頬を触ってきて、顔を上向くと口に軽くキスをされた。珈琲の味がしてさらにどきどきする。
だって、お父さんが格好いいからだよ。そんな風に主張するのも子供っぽすぎるから、僕は赤いままで我慢をした。

その後、玄関で父を見送る時間になる。身を屈めて靴を履く父のセットされた黒髪が揺れる。僕はその隙に、床に置いてあった革の鞄を片手で持ち上げた。結構重い。

「はい。お父さん」
「ん? ああ、ありがとう」

普段はそんなことしないけど、なんだか無性に世話を焼きたくなった。背を伸ばした父は僕を見下ろし、車イスに向かってまた曲げた。

「気を付けろよ。なにかあったら仕事中でも電話しろ。あと、今日はリハビリだったな。三時前に一旦戻るからな」
「うん、わかったよ。準備しとくね。お父さんも気をつけてね」

心配してくれる父にしっかり頷く。今日は学校はないけど、週に一度のリハビリの日だったから、父に送迎をしてもらう必要があった。

出かける前に抱きしめられて温かさを感じ、みるみる幸せ気分に浸る。
でもハグが長い。嬉しいけど時間大丈夫かな、と考えた。

「どうしたの?」
「……分からん。早く帰りたくなってきた」

耳慣れない言葉を囁かれ、びっくりしてる間に横顔にちゅっとされる。それから唇も丁寧に塞がれる。
さっきまで世話を焼きたがっていた僕のペースはすっかり奪われ、朝なのに力が抜けていく。

「ロシェ」
「へ……?」
「今日、一緒に……いや、なんでもない」

体を起こして逸らされた瞳が気になり、僕はとっさに勇気を出す。違ったら、と思ったけどチャンスだとも感じた。

「今日一緒に眠る?」
「……ああ。いいのか…?」
「うんっ」

元気いっぱいに答えると、父も驚き混じりに微笑む。
すごく嬉しくなった。なぜなら最近は週末だけ同じベッドで過ごすことが多かったからだ。

「じゃあ行ってらっしゃい、お父さん」
「行ってきます。ロシェ」

なんだか時間がかかってしまったけれど、ようやく念願の台詞を言えた。父は嬉しそうに手を振り、家を出発した。

扉が閉まってからもしばらく余韻を噛みしめ、ずっと暮らしてる家族でありながら、こんな時間もいいなぁって思った。
やっぱり父と恋人になれたから、こんなにも世界が違って見えるのかなって、夢見心地な気分だったのだ。



僕達親子に起こった変化は確かにあったけれど、もちろん人には言えない。それは新しいリハビリ担当のレイさんにもだった。
彼は初めて出会った同性愛者で、優しく気さくに話してくれるから、僕も今まで色々相談させてもらっていた。

十六才の高校生の僕より、一回りほど年上の男の人だ。父とのことは秘密だけど、僕も男が好きみたいなんだって言ってしまってからは、時おりそういう話題にもなった。

「ーーうん。やっぱりストレッチの効果感じるね。このまま続けてみようか。お父さんも、大丈夫そう?」
「うん。家でしてくれるよ。麻痺側も少しずつ動きが出るようになってきた気がするんだ」

訓練室で成果を話し合っていると、レイさんも喜びの笑顔になる。「よし、ちょっと休憩挟もうか」と提案され、僕らは壁際の丸テーブルに並んで座った。
持ってきた飲み物を口にしながら、また会話に花が咲く。

「そういえばロシェ君、好きな人とはどう? 何か進展あった?」
「えっ、えっと……うん。毎日やり取りしてて、かなり良い雰囲気だと思う」
「おー、すごいね! 年上の人なんだよね。でも、くれぐれも慎重にね。ロシェ君可愛いから、手玉に取るぐらいがちょうどいいんだよ。何かあったらすぐ相談していいからね」

頼もしく胸をたたく彼の面白い表現に笑ってしまったけれど、相談を受けてくれたレイさんにきっちり話せないことが、少し申し訳なく残念にも思った。

「ねえ、レイさんはどんな人がタイプなの? 年はどのくらいがいい?」

彼には今決まったパートナーがいないことは教えてもらっていたものの、ふと詳細を尋ねてみる。そういえば、レイさんは前にこう話していた。自分は褒められたことじゃないけど、あまり特定の相手を作らないんだって。

「俺はね、実は結構年上が好きなんだ」
「えっ! そうなの? 意外だなぁ。僕と同じだね。……も、もしかしてお父さんぐらいの人も?」

自分でも何を聞いているんだろうと思いつつ、つい口から出てしまった。朝のシャツのこともだけど、異様に父の周りが気になった。
レイさんはにかっと笑って太い腕を組み、身を乗り出す。

「そうだな、ロシェ君のお父さん、クールで格好良いなって思うよ。でもわりと熱いところもあるのかな? ……あ、この話内緒だよ」

意味深に笑いかけられて、どぎまぎする。でもすぐに冗談ぽく「俺は公私混同しないから心配しないでね」とからかわれてしまった。
レイさんには、日頃の態度や話からも、僕が結構なファザコンだということはバレている。

彼は優しくて楽しい人だけど裏表がなくてはっきりしている。それに積極的なタイプだ。もしレイさんが相手だったら勝てないかも…なんて馬鹿なことを想像してしまった。

恋人同士って言ってもらえたからか、安心する反面、ライバルなんか出てきたらどうすればいいんだろう?って早まったことも考えた。



そして、リハビリ施設から帰宅したその日の夜。
僕と父は夕食後、居間で団欒をしていた。ソファで隣に座る父の距離がさりげなく近い中、僕はこのあとの予定のせいで気分が高揚し、お喋りになっていて、父は聞き役に回っていた。

「ねえねえ、そういえば。お父さんって男の人、好きじゃないよね」
「……あ? 当たり前だろう」

どんな質問なのかと互いに思ったはずだけど、確かめたかった。もちろん、女の人がライバルでも不安だ。
でも、今は僕が恋人になったんだって、自信を持ちたくなっていた。

即答されて密かに喜んでいたら、念を押すようにおでこを近づけられる。

「いや、お前は特別だぞ、もちろん。……つまりな、お前以外は好きにならないから安心しろよ。ってことを言いたかった」

目をじっと見て伝えてくれる優しいお父さん。僕の一番欲しい答えをくれた。

「僕も好き…!」

幸せいっぱいの気持ちで抱きつくと、なぜか「はいはい」と言われて頭を撫でられる。そこに僕はちょっと引っ掛かった。

「今のなあに? 僕のこと子供扱いした? 僕もう高校生だよ。それにお父さんとも大人の本当のエッチしてーー」

つい矢継ぎ早に主張すると、ぎょっとした顔つきの父の手に口を押さえられてしまう。

「分かったよ。悪かった。でも言い方に気を付けろ。……まあ、お前は俺の子供だが、たしかにもう恋人だもんな。……だから、……そろそろベッドに行かないか? ロシェ」

やや悩ましい表情に甘い声が乗り、ぴんと来た僕は徐々に顔が火照ってくる。いま恋人って言った。父はもう甘めモードになっているみたいで、空気に押された僕はようやく数度頷いた。

「じゃあ、行くか。運んでやるから」

軽やかに述べ、抱き抱えられる。そのまま僕はその日もう車イスに乗ることなく、父の寝室で朝を迎えるのだった。





「ん、んぅ、っむ」
「……ロシェ」

二人とも、横向きでシーツに寝そべり、僕はたくましい腕の中で熱い口づけをされていた。父の手のひらが背中をつたい、腰を抱く。お尻を優しく揉みほぐし、ジェルでぬるついた中へと、指が入り込んでいく。

「っん、あ……んぁ、あぅ」

長い指が押し入って、丁寧に探られる。こんな場所が気持ちいいことも、キスされながらだと快感が激増することも、全部父に教えてもらったことだ。

やがて熱っぽい肌が離され、ベッドがきしむ。つむっていた目を開けると、ちょうど父がゴムを装着している場面で、興味深く見てしまう。

「ロシェ、この体勢で大丈夫か? 違う体位も試してみるか」

脇に両手をつき落ち着いた声で問われて、僕は思わず「えっ?」と聞き返してしまった。体位?と急いで考えを巡らす。

僕と父が初めて本当のセックスをしてから、一ヶ月が経つ。毎週末には父の部屋で過ごしていたから、これで四回目だ。
だがポーズは正常位というやつしか試したことがない。片側の麻痺のある僕を父が気遣ってくれたためだ。

触れ合いのときは色んなことをしてしまったけれど、挿入するとなると父はさらに体への負担を心配していた。

「でも僕、あんまり分からないよ。お父さんの好きなポーズにしていいよ」
「お、俺か? いやお前の楽なやつにしたい。…まあ、揺らすからあんまり意味ないかもしれないが…」

父が真面目な顔で考えてくれている。でも僕は、早くして欲しいなぁって下半身がうずうずしていた。

「僕はね、お父さんのおちんちん入りながら、ぎゅうって抱きしめてくれれば、すごく幸せなんだけど。あといっぱいキスもしてね。だから近いほうがいいなぁ」

がっしり太めの腕を握って早く、ってねだるようにお願いした。
父は一瞬目を見張り、さらに無言で熟考している様子だった。
僕はペニスがまだ硬いかなって心配になるけど、心配無用だった。

しかしその後、予想外のことが起こる。

「おっ、お父さん、これ本当に大丈夫かな?」
「ああ、俺がしっかり持ってるから、平気だよ」

なんと僕達はベッドの上に座っていた。父が重ねたクッションを背にして座り、僕はその上にまたがる。
この体勢でお互いのものを触り合ったりはしたことあるけど、セックスはどうなんだろうと緊張が走る。

僕は父に助けられて膝立ちになった。
真ん中にあてがわれたペニスの先っぽを感じて、ぞくぞくする。

「ロシェ、入れるぞ……そのまま……そうだ。……腰おろしてごらん」

優しく囁かれて父のペニスが挿入されていく。その太さにも毎回驚くけれど、それ以上に刺激の伝わり方がいつもと違い変な声が出る。

「あっ、あぁぁ……気持ち、いぃ…よぉ……」

自分の体重がかかっているせいかスムーズに入っていく。おかしなことに中に入った瞬間から快感が瞬く間に広がっていった。

「……いいか? ロシェ」
「ん、ぅんっ、いい……」

片腕を首に回し、裸の背をしっかり父の腕に抱えられる。初めは遅く、でも着実に揺らしてきて、めくるめく快感の中で僕も一生懸命合わせようとするけれど。

「ごめんねお父さん、僕、自分じゃ動けなくて…」

こんなとき、恋人同士なのに全部してもらってる自分がもどかしくなる。肩に掴まっていることしか出来ないからだ。

視線が少し下の父に見上げられ、髪を撫でられる。そしてゆっくりと優しいキスが唇に添えられた。

「俺が動くからいいんだよ。お前をもっと気持ちよくしてやりたい」

抱きしめられて、下からの揺らしが次第に大きなものになる。
僕はまた短いあえぎで応える。すると父は微笑み、また唇を重ね合わせる。

「……でも、お父さんも、好きなことしてね…っ」

口が離れる合間、心配になった僕は余計なことを口走った。

「じゃあ少し、好きにするぞ」

にやりと笑まれて鼓動が跳ねる。父の口が僕の胸元に触れ、なんと乳首を舌で舐め取ってきた。きつく吸い付かれて「んんっ」と大袈裟に腰がびくついた。

なんでそんなところに…!

「お、とう、さっ、やぁあっ」
「……嫌か?」
「やっ、あぁ、ちがっ」
「じゃあいいな」

有無を言わさず納得されて、動きが再開する。お父さん、僕の胸が好きなのかな。ぺったんこなのに、揉んだり舐めたりしてきて。
考えながら頭を抱き抱えてると妙な気分になってきて、浅い呼吸も止まらず、セックスがどんどん気持ちよくなってしまう。

「ねえ、だめ、へんだよ、僕、変じゃない…っ?」
「ああ。可愛い」
「……えっ!?」

僕はうるさかったのかもしれない。父に唇を塞がれてしまった。
そして、やがて揺れていたおちんちんまで父のコントロール下に置かれる。

「んやぁっ、そこいじらないでぇっ」
「どうして? 両方触ったら、もっといいだろ?」
「でも、お父さんっ、僕すぐ出ちゃうっ」

甘く低い声で「いいよ」と囁かれたせいですぐに腰がしなった。
自由にならない射精と同時にお尻の中がきゅううってする。

「あ、あ、あぁぁん…!」

こうして触り合いも出来ず、主導権を握られたまま僕は達してしまった。
呆然と肩で息をしていると、満足げな父の柔らかい瞳に見つめられる。

「ちゃんといったな。いい子だ」

褒められて嬉しい気持ちと複雑な気持ちが湧く。また僕のこと子供扱いしてるのかな。確かに今は何も出来ずにいかされたけど。

「おい、ロシェ? なんでふくれてるんだ」
「お父さんもいかなきゃだめ」
「……ああ、でもお前が少し休んでからな」

気遣ってくれる父の優しさを感じながら、胸を寄せて自分からキスをした。まだ経験の浅い僕だけど、少しだけ積極的に、勇気を奮うことはできる。

「……ん、……おいっ…」

唇が這わさったのを見計らい、舌を出した。父も絡めてくれて、またえっちな気分になる。
父もそうみたいで、中でびくびく反応を感じた。

「僕平気だもん。ねえ、動いてよお父さん…」

一瞬眉を寄せるが、父は僕の腰を強い力で抱いた。どきっとする。
耳元で「あんまりそういう風に誘うな」と注意されたあと、父の反撃が始まる。

繋がっている場所を下から突いてくる。浅い所から徐々に深くに、スピードも速まっていき快感を広げられる。

「あっ…やあっ…だめっ…んあぁっ!」

抱えられたまま反対側に押し倒されて、興奮した顔つきの父に両足を持たれる。
今までで一番激しめに父が腰を動かし始めた。

「あっ、んあっ、おとう、さんっ、お父さんっ」

父のうっすら日に焼けた肌が明かりの下に現れ、自然な筋肉質の体が浮かび上がる。
ああ、僕の上で腰を振ってるお父さん、なんて格好いいんだろう……。

「ねえ、お父さん好き、好きって言ってっ」

片腕を伸ばして夢中で求めた。父が上から抱きしめてきて僕は片足をからませる。離れないように、もっともっと一つになるために。

「好きだよロシェ、お前だけだ、大好きだよ」

浅い息づかいの中でとろけるように響く言葉。
僕はまたすぐに達しそうになった。快感と気持ちの大きさによって、あふれ出そうになっていた。

「……ああ、俺も、もう、イクぞ……!」
「ん、んあっ、んあぁぁっ!」

父が言葉を発した瞬間、僕の中にあったペニスの脈動を感じた。
ゴムのせいで直には分からないけれど、今たくさん出ているんじゃないかと想像した。

「……はあ、……っはあ……」

糸が切れてしまったように僕の上に倒れこみ、父が休んでいる。
広い背に手のひらをつけて、余韻を味わい二人でくっついているこの時間が、僕は好きだった。

「ロシェ。よかったか……?」
「……うんっ、お父さんも気持ちよかった?」
「ああ。良かったよ……」

おでこに軽くキスを落とし、父が起き上がる。肌が汗ばんでいて、表情もまだまだ色っぽい。
それからゴムを外して器用に結ぶ父をじっと見ていた。お父さんの精液があんなところに…。

しばらく会話をした僕たちだけど、ベッドに潜り込んできた父が、さっそく抱き抱えてくる。もう寝る準備してるのかな。

「ねえねえ、またする?」
「え? 今か?」

突然布団の中を確認するお父さんに、僕は吹き出した。

「違うよ。休日だけじゃなくて、平日でもってことだよ」

尋ねると、隣で向き合う父はやや真面目な顔で考え始める。
どきどきしながら答えを待っていると。

「お前がよかったら、俺はいつでもーーいや、」
「いつでも、いいの?」
「……ああ。本音は、もっと抱きたい。……お前が欲しくなる」

そう言って近づいてきた父に唇をさらわれて、かあぁっと顔が熱くなった。

「お父さんに欲しいって言ってもらえるの、嬉しい。僕も同じだから」

高鳴る鼓動に押されて伝えると、父の口元が照れたように上がる。

「じゃあもっと誘うよ、俺から」

甘い言葉をもらって、さらに僕は有頂天になる。そこであることを口にした。

「僕も頑張って誘おうかな」
「いやそれはいい」
「なんでっ?」
「なるべく理性を保ちたい」

難しいことを言われ、僕は首を傾げたのだった。
それからあくびをした父の腕に抱きよせられて、強制的におやすみの時間になった。



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