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戦国バサラ「君とぼく」シリーズ
【君のその手は僕が独り占め!】



元就は基本、他人と触れ合うことをあまり好まない。
と、言うか接触を嫌う。

まあ、安芸の国の国主であり、毛利家当主である元就にそうそう触れることが出来る人物なんていないんだけどさ。

でも、中にはやっぱり例外ってのがあって・・・

例えば四国の元親。
彼はあの気安い性格だから、元就が不愉快そうな顔をしていても気にせず肩に腕を回してもたれかかったりしている。

その度に元就に蹴り飛ばされたり、叩き落とされたりしてるけど。
・・・・・・それでも止めない元親は絶対M属性だと思う。

で、次が本題。
例外その二。チョッパーこと、俺。
最初は俺も睨まれたりしたけれど、今思い出すとその頃から既に俺、元就に蹴り飛ばされたり叩き落とされたりはしていない。
呆れられたりはしたけど。

この時点で俺、元親よりは元就に近いところにいるよね!ね!?

でも、滅多に手を繋いではくれない。
だけど、時々・・・二人だけで城下町を見回りに行くときにだけは、元就の方から俺に手を差し出してくれるんだ。

・・・・・・まあ、それも昔俺が視察に行く元就に付いて行って、迷子になった事があったからなんだろうけど・・・。
それでも、元就からっていうのが何よりも嬉しくて。


だから、俺はこの視察が大好き!




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