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『やぁっ、きもち、い、…またイクっ、―――っっ!!』

気づくと、映像の中でとばりは5度目の絶頂を迎えていた。茫然としたまま見つめる画面右下の録画時間は、俺の知らない男との情交が30分以上続いていることを示している。

ほんの少しの疑いから、罪悪感に苛まれながらも仕掛けたカメラだった。そこには、俺が出張中なのをいいことにとばりが連れ込んだ男との後戯までしっかりと記録されていた。

『お前イきすぎだろ、この早漏。彼氏とのセックスもこんななわけ?』
『ううん、全然。だってあいつ、気持ちよくない癖に超遅漏なんだもん。いつも1回イったら『もう無理〜』みたいなこと言って寝たふりしてるよ』

2回戦が始まる前に、俺は耐えられなくなって映像を止めた。

俺はこの後どうするつもりだろうか。自分でもよく分からないまま、気づけばネットの通販ページへアクセスしていた。

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