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▼Story
車の走行音(CI)
洋楽BGM(FI)
↑[約5秒後音量を下げ]
着信音(CI)→通話ボタン音(CI)

エイダ01「もしもし…」

ジェイ01「…ママ?」

エイダ02「ジェイ!…どうしたの?」

ジェイ02「今、お仕事中?」

エイダ03「あー…えぇ。でも大丈夫よ。お話聞かせて?」

ジェイ03「…あのね、今度の日曜日に幼稚園でお歌の発表会があるの。だからね、ママも来て欲しいなって」

エイダ04「っ…日曜日……」

ジェイ04「…ごめんなさい。僕、ママがお仕事で忙しいの知ってるのに…」

エイダ05「いいえジェイ、謝るのはママの方よ。本当にごめんなさい。…でもね、ジェイ。私耳が良いから、あなたが頑張って大きな声で歌ってくれたらきっとママにも聴こえてくると思うな」

ジェイ05「…本当?」

エイダ06「えぇ!だから頑張って歌ってね」

ジェイ06「うん!!僕頑張る!」

エイダ07「ふふっ。楽しみにしてるわ」

ジェイ07「…ママ、」

エイダ08「うん?」

ジェイ08「愛してるよ」

エイダ09「あぁ…私もよジェイ。世界中の誰よりもあなたを愛してるわ」

ジェイ09「へへっ。それじゃあ、お仕事頑張ってね!」

エイダ10「ありがとう。ジェイもね!」

電話を切る音(CI)
ブレーキor減速音(CI)
サイドガラスを下ろす音(CI)
[BGMの音量を下げる]

警備員01「エイダ久し振りじゃないか!調子はどうだい?」

エイダ11「まずまずってところかしら。はい、会員証」

警備員02「ちっとも顔は変わんねぇなー。整形代いくら掛かってんだ?」

エイダ12「…もしかして喧嘩売ってる?」

警備員03「冗談だ。相変わらず綺麗だって意味だ」

エイダ13「ふふっありがと。チップ弾んどくわ」

警備員04「ありがたいねぇ!」

エイダ14「それじゃ、またね」

サイドガラスを上げる音(CI)
[BGMの音量を上げる]→(FO)

****

ヒール音(CI)
認証音[カードを擦る音等](CI)
ドアを開ける音(CI)
足止まる音(CI)

boss01「やぁ、エイダ。会えて嬉しいよ」
[室内放送の為bossの声はステレオ化]

エイダ15「ハロー、ボス。わざわざ人を呼ぶなんて珍しいわね、いつもメールで済ませるくせに…遅効性ウィルスのプレゼント付きで」

boss02「ははっ。あれは記録を残さない為のものだよ。気に入らなかったかい?」

エイダ16「アレ止めて。言われなくてもちゃんと消すわよ」

boss03「良い子だ」

エイダ17「で?用件は?まさか気紛れに呼んだわけじゃないでしょうね」

boss04「とんでもない。忙しい君には申し訳ないが、ちょっと会わせたい人が居てね」

認証音(CI)
ドアを開ける音(CI)
柔らかいBGM(CI)
[アルとキース入室]

アル01「久し振りだね、エイダ」

エイダ18「アル!久し振り。元気そうね」

アル02「まぁね。君も元気そうで良かったよ」

エイダ19「…そちらは?」

boss05「彼が今回、君のパートナーとなる人物、キース・ブレイン君だ。キース、彼女はエイダ・マーシャル君だ。君よりも3年先輩だよ」

キース01「(あくび)」

アル03「キース。ごめん、エイダ。彼さっき起きたばかりで…」

エイダ20「あぁ…大丈夫。改めまして、エイダ・マーシャルよ。宜しく」

キース02「…その手洗った?」

BGM(CO)

エイダ21「…は?」

険悪そうなBGM(CI)

キース03「俺潔癖性なんだよね。特に女なんかナメクジみたいで気持ち悪い」

エイダ22「…あんたゲイなの?」

キース04「初対面に対して人の性癖を聞くのはマナー違反じゃないのか?」

エイダ23「それを言ったら初対面で握手もせず、なおかつ人をナメクジ呼ばわりするアンタの方がマナー違反よクズ野郎」

boss06「あっはは!君達気が合いそうだね!」

アル04「(深いため息)」

1話 END

エイダ:計 23
キース:計 04
boss:計 06
アルトゥーリ:計 04
ジェイ:計 09
警備員:計 04
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