花星荘のおはなし。
それは森の深くにして中央にある、不思議な建物。
人形に命を吹き込む星詩いの闇夜
動物たちと話せる星照らしの月
水と手をつなぐ星癒しの水星
花が力を借す花唄いの紫陽花
空を渡る花想思の蒲公英
在ることを香らせる花描きの金木犀
そっと添う花守りの霞草
囁き示す花鳴の鈴蘭
姿を映す鏡花の藤花
そしてこの地を司る世界のはじまりたち
蔓花に包まれ、星が謡う。
そんなところに、花星荘はある。
そこは優しい森域。
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花星荘の住人のおはなし。絵本森、微睡み噺へようこそ。
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