「やっと終わったー」

「お疲れ、3人共」

例の事件があった週末、エレン達3人は警視庁を訪れて事情聴取を受けていた。
警部達と別れてから、マンション前での出来事を聞かれたのである。
ちなみに、レイも当事者となってしまったので事情聴取を一緒に受けるはめになったがその代わりとしてリヴァイが着いてくれた。

ミカサとは一文着あったものの、休憩室でお茶を飲む二人は平和だったのでまぁ良しとしよう。

「レイさん、ご馳走様でした」

「ジュースくらい気にするな。協力してもらってるのはこっちだ」

「リヴァイへぃ……リヴァイ警部も、ありがとうございました」

「別にかまわん。どうせ暇をしていた」

「昨日書類がとか嘆いてたくせしてか」

「嘆いてはないだろう。早く終わっただけだ」

くだらない問答をしながら目暮警部を待つ。もう少しで処理が済むはずなのだが。
遅いな。何かトラブったか?









「……和やかだ」

「和やかですねぇ」

自販機前のベンチに並んで腰掛け、談笑する彼らは見たことがないほど和やかだった。

そんな彼らを遠目に確認した目暮に高木、佐藤はなんとなく近づけずにそっと見守る。
珍しい通り越して、あれはいつもの同僚とは別人なのではないかと疑う始末である。

「あ、レイ君笑った」

「うわー、珍しい珍しい……」

「……友人と言ってたが……年が離れちゃいないか?」

様々な疑問を持ちながらもしばらく書類待ちという名の息抜きは続行された。





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