その後、探してもハンジは見つからなかった
どこ行ったあの野郎

今は部屋でリヴァイと大人しくしているが、何もする事が無い
暇だ

「りばい、しょるいやるからよこせ」

「駄目だ」

「………りーばいー
ひまーしょるいよこせー」

「字書けるか?
それ以前に座れないだろ」

「ちっ」

リヴァイが書類をやるのを横から見ていることしか出来ない
暇だ
やることよこせ

「そんな暇なら睡眠時間稼いどけ」

「ねむくない」

「………このガキ……」

「ガキじゃねーよ」

なんかつまらん
このむしゃくしゃをぶつけるかのようにリヴァイの足に凭れたり座ったりと妨害(?)を仕掛ける
軽く足で追い払われたが、それでもめげずに妨害と言う名の遊びを続けた

「よ、」

「! おいレイ、」

リヴァイのベルトを掴んでよじ登る
机の上が見える位置まで登ったら、リヴァイに降ろされた

「行儀が悪い」

「じゃあなんかすることよこせ」

「………」

また登ってやろうとベルトを掴んだら、脇に手を差し込まれてそのまま抱き上げられた
そして膝の上に向きあう様に座らされた

「そろそろ寒いからな
子供の体温は丁度いい」

「………ひま」

「俺の温石代わりになってくれ」

「………しゃーねーな」

(しゃーねーなじゃねーだろうが、構ってちゃんよ)









「あれ、お昼寝タイム?」

「………………………」

騒がしいガキを眠らせて書類を片付けていると、ハンジが部屋に入ってきた
今更こいつは……

「はい、解毒剤……らしきもの」

「遅い」

眉間に皺を寄せてハンジを睨みつける
耐性がついている奴は一つの瓶を机に置いた
これが解毒剤なのだろう

「悪かったね
でも、楽しかっただろう?
ちっちゃいレイ可愛いし」

へら、と笑いながらは悪びれた様子もなくそう告げてくる
確かに可愛いかと聞かれれば可愛いと答えるが
やはり普段のあいつの方が良い

「てめぇ……わざとか」

「まさか、事故だよ」

じ、と睨みながら真偽を探る
どうやら本当らしい
にしても気になるのが

「今まで何してたお前」

「盗撮」

「死ね」

はっきり言うと同時にをびらっと写真を取り出したハンジに思わず近くにあったナイフを投げたのは仕方ない事だと思う










春様、リクエスト誠にありがとうございました!
こんなんで……良いのか……??
という感じに仕上がりましたすみません
書き直し等受け付けますので文句がございましたらどんと行ってやってくださいぃぃい

では……失礼しましたノシ





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