第3回 呼吸禁止。
かき氷
海の底で窒息死
宇宙の果てに旅立とう
美しいその首筋に指を這わせて
ここは君が生きるには少し残酷だ
異端児の帰巣本能
「お静かに。」
嘘を吐くだけの唇
死んでしまえと彼は言った
今はともかく来世に期待
僕達が言えるのはさよならだけだ
キョーカ
溺れるようなキスをして
息の根を止めようとした瞬間、
毒瓦斯を散布しているのか
そんな事されたら生きて行けない
何もしないで、息さえもしないで
きみとおんなじ空気、すえるわけないじゃない
トゲトゲの悪意に満たされる
無意識を意識出来ずにいる
零に帰すもの
アンハッピー・ハッピーエンド