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刄Vュトロハイムとバッタリ出会う

「おお、ナマエではないかァ!久し振りだな!!」

げげッ。会いたくない人に会っちゃった…。シュトロハイムさんって苦手なんだよね…やたら耳元で騒がれるし…つまり煩い。良い人だってのは分かっているんだけど。あのペースに着いていけないっていうか…。
よし、シュトロハイムさんには悪いけれどここは適当に挨拶して別れよう。

「あ、ああ、シュトロハイムさん…お元気そうで何よりです…」
「当たり前だ!ドイツ軍人はそこらの軟弱者と違い常日頃から鍛えておるのだからなァ!!」
「あ、そうなんですか…さよなら」
「このタイミングでさよならはおかしくないか!!?」
「いや、何もおかしくは無いと思いますけど…」
「俺とナマエの仲ではないかァッ!もう少し付き合え!」
「いつそんな仲になったんですか。あっ、そういえばカーズさんが危篤なんでした!って事で、さよなら」
「危篤て!!」

シュトロハイムは煩いから苦手な夢主。嫌いではなく、あくまでも苦手です。煩いから。

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刄買@ニラにチクチク突かれる

「DIO様に血を吸って頂き、その身の糧にして頂けるだけでも光栄な事だ…」
「はあ…」
「それだけではなく、DIO様と共に住めるなど、贅沢以外の何物でもない。お前のような何の取り柄も無い女と同居して頂いているのだ。心から感謝しろ。…聞いているのか…?」
「聞いてます…聞いていますとも…」

不味い人に捕まってしまった。でもまさか扉を開けたら彼が立っているなんて思う筈無いじゃあないか。余裕ぶっこいて覗き穴で確認しなかった事が災いした。いつも吉良さんから覗き穴はちゃんと見ろと言われてるのに…学習しないなあ私も。その結果がこれなのだから、ほんっと笑えない。

「良いか、DIO様が血をご所望されたなら、真っ先にお前の血を差し出せ。一滴残らずな…」
「はあ…考えときます…。それで、すみません…お話をぶったぎって悪いんですけど、一体何の用で来られたんですか?」
「何の用、だと…?」
「(えっ!?聞いちゃ不味いことだったの!?凄く睨まれてる!めっちゃ怖い!!いやでも用事聞いただけで切れるっておかしくない!?)」
「…おかずを作りすぎたからテレンスが持っていけと…」
「(お裾分けに来ただけかよ!!)」

夢主もヴァニラが苦手だけど、ヴァニラから一方的に敵意持たれてる感じです。歩み寄ろうとしたら全力で殴りかかられるくらいの勢いで敵視されてます。

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刄}ジェントとお喋り

「なあ、ナマエ…だったよな?どうしてそこまで離れるんだよ」
「…こんな事言いたくないんですが…」
「ンン〜?」
「マジェントさんって生理的に受け付けないんです。その…テンションが苦手って言うか…全てが無理」
「それ、よく本人に面と向かって言えるな…」
「すみません…」
「じゃあよぉ、ディ・ス・コと俺なら?」
「ディ・ス・コさん」
「即答!!彼奴ほとんど喋らないぜッ!?この前喋りかけても素通りされたしな」
「それ、マジェントさんが無視されてるだけじゃあ…」
「いやいや、そんな馬鹿な……いやいやいや、なあ?無視って……無視って……おい、まじかよ…」
「だっ大丈夫ですよ!私はマジェントさんのこと嫌いでも無視はしませんから!!今もこうして話してますし!!ねっ!」
「慰めがいちいち辛い」

放っといたら一人で喋ってそうな所とか外見だとか、全てが夢主からすると苦手意識。誰にでも生理的に受け付けない人間って居ると思うんですが、夢主のそれがマジェントです。
こんなん書いてますけど、管理人は刺客の中で一二を争うくらいマジェントが大好きです。


***


本編では完全にネタが尽きるまで荒木荘の面々としか絡ませないという無駄なポリシーみたいなのが有るのですが、SSは番外編のような位置付けなので、荒木荘以外のキャラとも絡ませて良いかなあと思ってたりします。なので、機会があればまた違うキャラとも絡ませてみたいなとか。
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