白石蔵ノ介は他の奴と比べものにならん位に顔が整ってて背も高い、世間的にはイケメンと呼ばれる部類に入る人間や。しかも見た目だけやなくて勉強もスポーツも無駄なくこなせてまう人間で性格も社交的ときた。その白石蔵ノ介と付き合うとるうちは毎度のことながら皆に羨ましがられる訳で。それでもうちは白石に一つだけ不満を持っておった。構ってくれへんとかそういう可愛いらしいもんとちゃう。それは結構深刻な問題やった。



「んーっ、エクスタシー!」


これや!これやねん!何がエクスタシーやねん!一応うちも白石のかかか彼女やから時間があえば登下校一緒にしはる訳やけどその会話の中で「せやな、めっちゃエクスタシーやわ!」「それはノットエクスタシーや…」なんてエクスタシーを連呼する白石なんやねん!エクスタシーってぜ、絶頂やで!?何言っとんねんほんまこの万年絶頂男が!やめろとは言わへんけど取り合えず言う場所考えや!視線ごっつ痛いねんでアホ!



「そないな風に思ってはったなんて……すまん、なまえ」
「あ、いや分かってくれたらええねん。…その、え、エクスタシーとか、めっちゃ恥ずいねん、」
「!…今のなまえめちゃめちゃエクスタシーや!」
「自分今の話聞いてはった?」





2012.01.16
んーっ、あーっ!エクスタ(以下略)


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