Reversible my girl解説
男だと見ていた時には恋愛対象にすらならなかったのに、まるで女の子みたいに変身してからはそれが変わってしまうお話。

元々ユンギを大好きではあるんですがジョングクは基本的に異性愛者だったから同性をこれ以上好きになるのはよくないと無意識に自分で自分にストッパーをかけてるんですね。おまけに友人、ヒョンをそういう目で見てはいけないという気持ちがそれに拍車をかけるんです。架空に存在する女の子であれば簡単に恋愛対象になる事ができたんですが。
しかし見た目に惹かれていたのは最初の頃の話で、言動はもちろん見た目を引きずってはいるんですが、ユンギ自身を見た目に引っ張られる形で更に好きになっていくんですね。ユンギを架空のユンジヤに見立てて過ごすうちに今までの恋愛対象者だった女を見るような目でもユンギのことを見ていきます。

夢の中のユンジヤの声を聞こうとした時、男のユンギ本人の声がするのだろう、と考えている上で聞いているのでもうこの時点で聞きたい声はユンジヤであるのかユンギであるのかは重要じゃなくなっています。身体が夢の中ではより女性らしく捏造したとかでもなくユンギの足そのまんま。夢の中でもユンジヤはユンギの姿のままであって、女装はただの飾りなんです。夢の中で男の身体そのままでも欲情できるようになっていたのが分かるでしょうか……

夢から覚めたばかりでまだ夢現のジョングクを起こしたのは夢の中のユンジヤと寸分違わぬ同一人物のユンギヒョン。

ジョングクが自分をユンジヤに見立ててる事に勘づいたんですね。自分を熱っぽく見られているうちにユンギの方まで影響されて意識もするようになっていたのに、架空とはいえ女性の事が好きでしかない(異性愛者でしかない)と思ってしまうんです。

告白しにやって来てはいますが本当は逆で、失恋をしにきています。男の自分の方を見てもらえていなかった事に気づいていますからこの恋をお互いに終わらせるためです。

結果すんなり受け入れてしまったので二人ともが困惑してしまいます。今まではっきりとした自覚はなかったんだけど、そういう場面になって初めてユンギでも大丈夫だったってことが本人にもわかってきます。その気持ちをもっとちゃんと確かめたいって事で試しにかかるわけですが、かなり早急すぎますね。でも、夢の時点でめちゃくちゃ欲情してます。

ホントに男のユンギが好きになってるのか?ってユンギの方も半信半疑だしとにかくびっくりしてしまって泣いているユンギさんなのでした。


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