機械少年 世界観 人類は未知のウイルスによって10分の1にまで減ってしまった。 残された人々は、なんとか社会を築き上げていたものの、日々恐怖心や混乱が大きくなるばかりだった…。 * * * そんな中、ある1人の科学者が人間そっくりの≪機械少年≫を創ることに成功する。 彼等は人と同様に話すことも仕事をすることもできた。 そのため、減ってしまった人々の穴埋めをすることができると考えられ、人々は多いに喜んだ。 そして、人々は、混沌していた人間社会に、≪機械少年≫は安定と幸福をもたらすと信じ、科学者を≪救世主≫と呼び、崇めた。 * * * 時が過ぎ、多くの科学者の手によって≪機械少年≫は創られていった。 一方、人々は多くの仕事を≪機械少年≫に任せ、堕落した生活を送っていた。 そんな中、1体の≪機械少年≫が自ら≪機械少年≫を創りあげることに成功する。 こうして、≪機械少年≫は人間よりも賢く、強いものとなっていった…。 * * * 世界は既に≪機械少年≫で溢れ、人々は危機を感じた。 ある学者が≪機械少年≫は本物の人間を破滅させる恐れがある、と提唱し、多くの人々は≪機械少年≫を破壊し始めた。 しかし、≪機械少年≫の中には感情を持つものもいた。 愛、喜び、悲しみ、憎しみ、そして…絶望ー 彼等もまた、自分のために、愛するもののために、守るべきもののために人間を殺し始めた。 ≪機械少年≫の共通設定 ・水とバラのエッセンスをエネルギー源とする。なお一日に必要とする量は、水2〜3L、バラのエッセンス小さじ一杯(5ml) ・エネルギーが摂取されなくなると5日後には完全に粉々になり、消滅する。 ・各々の≪機械少年≫によりエネルギー源とするバラのエッセンスは異なる。 ・生殖器を持っていない。そのため、性別は無い。もちろん、少女のような見た目の≪機械少年≫も存在する。 ・また、≪機械少年≫は140〜150年経つと老朽化により粉々になり、消滅する。場合よっては老朽化が早まると130年程でも消滅する。 用語説明 ≪機械少年≫…科学者の手によって創られた機械人間の総称 ≪救世主≫…初めて≪機械少年≫を創った科学者 ≪創生者≫…≪機械少年≫を創った人のことで、≪機械少年≫からすると生みの親のことである |